
しばらく間が空いちゃったけどアニマレプリカのオーバーホール、今回で最後かな。
とりあえずヘッドを載せてスタッドボルトの頭を締めたらバルタイでも出そうと思ったんだが、
良く考えたらジェネレーター側を組まないとピストントップが分からないから先に組んでいく。

トップが分かったところでバルタイを出す。
で、デコンプの説明をすると、ドライバーで指しているウェイトがこの状態、またはエンジン始動状態だと、
このウェイトは遠心力があまりかからないからカムの中を通ってるロッドは出たままでバルブが少し開いていて、
エンジンがかかるとウェイトに遠心力がかかりロッドが閉まってデコンプが解除される仕組みで、
例えウェイトのリターンスプリングが折れたら折れたで、
デコンプが働かなくなるだけで、キック始動ならさほど問題ない。
当然だがセル使わないなら取っちゃっても大丈夫だ。

カムチェーンのテンショナーは出たロッドを戻して取り付けてからセンターのボルトを締めると勝手にテンションがかかる。
そしたらバルブクリアランス調整をしてヘッドカバーを戻すと完成。

本家のアニマっぽくロゴを書いてみた(笑)
実はアニマのヘッドには浮き文字でホントに写真のようにカタカナでデイトナと入っていて、
まぁデイトナUSAのエンジンだし外国人って意外と日本語や漢字がクールと感じるみたいだからなんかねぇ。
よく意味の無い漢字のTシャツ着てたり漢字を入れ墨してる人もいるからそんなノリだろう。
羞恥心と入れ墨した外国人だっているんだけどさ、
意味知ったら消したくなるだろうなぁ…

しかし何回も言うけどエンジンはデカイし重いわ。
最後に取り扱い注意なんだけど、
セル始動でセルチェーンがトルクに耐えきれず切れてしまうと報告が来ている。
この対策なんだが仕方ないからキックで圧縮上死点を出し圧縮を抜いた直後からセルを回すしかないかなぁ。
もしデコンプが裏切って働かなかったら場合、ピストントップから始動したら確かにチェーンが切れそうなくらいセルが大型だし。
それとビッグトルクに耐え切れずミッションが欠けてしまったとも報告が来てるんたけど、
有効な対策が無いんだがとりあえずはミッションを守るためにオイルの粘度向上剤を入れてみるのも手だ。
ウチの場合はルーカスのオイルスタビライザーを使っているんだけど、
他は硬めのオイルを使うとか多めに入れてみるとかニューテックを使ってみるとかしか思いつかん。
しかしルーカスのオイルスタビライザーはオイルがギアに巻き付くのが分かるくらいになるからオススメで、
横型エンジンなら50ccも入れれば良いみたいだから決して高い買い物ではないかな。
あと困った事にマニホールドが付属の物しか使えずキャブを横に振ったり出来ないんだが、
いよいよ困ったらHISPECさんに頼み込んで作ってもらうか、
モダンワークスさんにお願いするしかないねぇ。
まぁそんな訳でクセのあるエンジンに間違いはないから、
そのうち色々対策されていくかもしれないし、もしかしたらもう買えない、なんて事になるかも。
やっぱりGPX125が1番扱いやすくて私は好きだ。
