話は少し前に戻って9月中旬のこと。
スプロケチェーンを交換したので、新品はどんな具合かと走り出ると、これが全然生まれ変わった走りの感触。やっぱりドリブンは本当に6万5千キロ使ったやつだったのかもしれない。それにしてはトキントキンになるまで摩耗していたようには見えなかったのだがなあ。スプロケ変えて（しかもただの純正パーツ）こんなに体感差が分かるのは初めてかもしれない。
チェーンもなめらかになって、すると気がついてしまうのはエンジン音だ。ちょっと甲高いノイズが聞こえる気がしてきた。
というわけで、オイル交換、距離的にも前回交換から3,300kmほど走って良いくらいだ。
これで去年の暮れに買った４Lオイルがもう残り僅か、あと1回は無理だろうから、また買っておこう。結局今年は無印2回、新天嶮2回でひと缶分の運用かな・・と思ったら新天嶮は既に交換時期をオーバーしているので、早々に交換せねば。
屋外保管のようで、チェーンの傷みも進むのでしょうか。
新品のチェーンとスプロケットは、気持ち良いですね。
私は、チェーン延命の試みで、灯油ドブ漬け洗い乾燥と、
オイル漬け置きで、驚異的な感触を得ました。
各リンクをカシメてある軸と、その外側の筒の隙間に
油膜が行き渡ったイメージで、ヌルヌル進む感触でした。
また、雨中走行でシャラシャラ音がガードレールに
反響するのが耐えられず、走行中注油ポンプを
スプロケット前まで配管しました。
雨中走行でも、注油しながら走行しております。
業務用車両ですと、趣味のバイクのようにはいかないのでしょうか。
私の場合は、貧乏症からくる部品延命整備と言ったところです。
かつては、チェーン注油装置が付いたバイクも有りましたが、
今は昔です。
そんなことで、近頃はチェーンをくりくりメンテすることもなしに使いっぱなしです。チェーンの伸びが気になる頃には、部分伸びになっていることが多いので、延命は無理かなと交換してしまいます。
だいたい30%オフとかのセール時に２，３個買って、予備をストックしていますね。
まるはし屋さんも、過去にオイル散布機をつけておられ、
現在は油差しを使用とのこと、常時塗布でなくても
気にならなくなり、伸びが進んだら交換する体制に
なられたと承知いたしました。
私も、伸びが進んだら交換と考えており、ツーリング中に
張り直したりしておりました。しかし、今は常時塗布していないと
気持ちが落ち着かなくなりました。
これは、何か煩悩に取り憑かれたようなのかもしれません。
２ちゃんねるで、チャンクリが盛り上がったときは、
安心したものですが、一コマに一滴オイルを垂らし
クリクリしていると、これは修行か？と思うこともあり
「禅とオートバイ修理技術」なる本を読みましたが、
何も得られず、相変わらず雨の中を走りながら
オイルポンプをシコシコ押しております。
結局、自分が満足できればどんな整備頻度・濃度でも
良いということなのでしょうか。
久しぶりにチェーンを取り外し、灯油洗いなどしてみます。
全体が均一に伸びてくれるなら、なんかしたら延命できるのかなあとか思ったりもするのですが、伸びるところと伸びないところの差が激しい、安ノンシールチェーンを愛用しています。