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あなたにもできる!ハーバード留学!!~アラフォーからのボストン留学体験記

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ものづくりのための研究ノート014:キリンの首の進化と地磁気逆転

2013-12-28 15:03:27 | ものづくりのための研究ノート
キリンの首がどのように伸びたかは、今一つ進化論で説明がついていないらしい。現在ある程度コンセンサスが得られているのは、ダーウィンが最初言っていたように「適者適存により段階的に首が伸びたわけではないらしい」。というのも、キリンはオカピに似た動物から進化したらしいのだが、その中間段階の化石がないせいだとか。

詳しくは進化には小進化と大進化とあり、進化論に詳しいサイトによると
小進化は「地理的な生物の模様の違いなどの、いわゆる品種改良などの変異」。
大進化とは「交配ができなくなるほどの変異}
であり、「現在、意見がまっぷたつに分かれているのが、この小進化の蓄積が大進化になるのかということ交配ができなくなるほどの変異のことです。小進化が大進化になることが疑問視されている最大の理由が、遺伝子の進化速度の遅さが、化石からしばしば見られる、飛躍的な進化の速度と矛盾することです。」

キリンの首が長くなったという大進化のスピードが、化石と遺伝子変異の推定とで矛盾するのか?このあたりに謎を解くカギがありそうですが、このブログのようにどの説もうまく説明できていないようです(*)。

この場合遺伝子変異のスピードは一定というのが前提ですが、この前提か矛盾の原因ではないかと素人的には思います。実際は遺伝子変異のスピードが一過性に増減する時期があるのではないでしょうか?

確かに生物種が多くなる時期というのは、一定の割合で起こって、一番有名なものはカンブリア爆発と呼ばれるもの、そのあとの三畳期に大量絶滅がおこったのちジュラ紀にまた生物種が増えています(以下のインターネット自然史博物館の図参照)




するとこの生物種が増える時期には、遺伝子変異が一過性に増加する原因があるのではないかと思ったりします。

例えばそんな原因の一つとして考えられるものに地磁気逆転があります。

大量絶滅.comによると、

「地球上ではこれまで磁場が逆転してしまう地磁気逆転という現象がくり返されてきました。

磁場の逆転が起こる直前、地球は一時『無磁気状態』となります。

この状態では生物に有害な太陽風や電磁波、放射線などが地球に直接降り注ぐことになります」

とあります。こんな時期には遺伝子変異は生じやすいに違いなく、生物の進化は起こりえたのかもしれない。

例えばtdkの提供する「第7回「地磁気逆転とバイオイベント」」というサイトには、

「生物進化の歴史において、しばしば断絶的に現れるバイオイベント(生物史の大変動)と、地磁気逆転とはまったく無関係ではないという。

実際、地層に堆積されている過去の動植物の化石を丹念に調べてみると、生物相の急変と地磁気逆転の時期は不思議に深い関連を示しているのである。

たとえば、地磁気逆転の頻度が高かった約5億年前ごろは、光合成植物の繁栄によって大気中の酸素が急激に増加し、古生代を代表する三葉虫が出現した時代でもある。

また、恐竜や現生人類ホモ・サピエンスの登場も、地磁気逆転の時期と一致するという。地磁気逆転はある種の生物の絶滅をもたらすとともに、新たな種の出現のステージを用意するきっかけになってきたともいえるのだ。」

という記述もあります。
こんなのが進化の謎を解くカギなのでしょうか?

ちなみに最近アフリカゾウのキバが短くなっているという話があります。密漁によって長いキバのゾウがどんどんいなくなったためだとか。これは環境要因による小進化なのかな?

(*)ミッシングリンクというらしい。




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