株に出会う

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テクニカル指標と売買タイミングについて

2021-09-04 09:56:38 | 株に出会う
OSCを中心としたエクセルのテクニカル指標をお使いの方へ:

まず、今回の相場上昇についても、これまでと同様ですが、気がついたら上に行っていた、そこから買っても下落局面だったということを度々経験しているのではないかと思います。筆者も同様です。

そこで、このエクセルを使った売買に関してのこれまでの経験から、こういう戦略のもとに売買を行えば良いのではという、いくつかのヒントをまとめてみました。

 1.まず、デイトレでは目先の動きに翻弄されてうまく立ち回ることは難しい。

 2.では、どういう戦略が有効かですが、一例として8035東京エレクトロンについて見てみます。買いの局面判断を例とします。

 3.8月6日にOSC70%を付けました。これは後になって分かることですが、翌日は65%に落ちました。OSCが70%を超えると通常は売りです。30%台以下で買いです。

 4.8月12日に買いサイン点灯。しかし、まだOSCは56%で高い。

 5.翌8月13日には、安く始まり安値引け。OSCも52%に下落。この下落段階で連続で買いサイン点灯ですが買いには入れません。

 6.翌8月16日は高く始まりましたが、引けにかけて押されてOSCも-1%の51%でした。

 7.翌8月17日は、エントリーするかどうか難しいところですね。前日は安値・高値ともに更新しておりプラス終了です。ここで底打ったと思ったトレーダーがいると思われます。しかし、まだ前日のOSCは51%と高い。案の定、寄り天で引けにかけて下落。OSCは38%にまで落ちました。再度買いサイン点灯。

 8.前日は明らかな下落モードですので、翌18日は安値から始まります。しかし、前日安値・高値ともに下回ってのマイナス270円終了で、連日の買いサイン点灯。OSCは40%と2%だけ切り返しておりますが、ここは下落基調継続中と判断し、買いエントリーは控えます。

 9.翌19日は、大きくマイナスして始まり、引けにかけて大きく売られます。3日連続買いサイン点灯。OSCは34%まで落ちたので、この日で底打ったのかどうかを判断します。

10.翌20日は、底打ち完了と見た方々が買いに入りました。しかし、寄り付きから43570円まで上昇しますが、引けにかけて陰線となります。OSCも+2%の36%ですが、18日の40%には届いておりませんでした。従って、まだこの先に底値が控えていると判断する必要がありました。

それは、この日の42670円という安値が、翌日以降に死守されるかどうかがポイントです。しかし、この日、買いサインは点灯しておりませんでした。

11.翌23日は高く始まり、安値割れもなく、高値・安値ともに上昇し、OSCも40%と+4%上昇。この日、42670円という前日安値が割れないと判断された後場から引けにかけて買います。大引けに買っても44090円。

12.後は、この40%というOSC値をボトムラインとして、OSC値が上昇を続ける限りホールドということになります。25日に-260円で引けておりますが、OSCは前々日の40%よりまだ2%上の42%にコンバージェンス。しかも、真の安値は上昇しております。ここは鬼のホールド。

13.以後3日まで上昇中でそのままホールド。

以上の「後講釈」になりますが、これとは別のパターンを辿る場合もあり、何かと場中はノイズに惑わされます。例えば、この株の7月16日、19日の連続買いサイン点灯のケースは、OSCが40%そこそこまでしか落ちていないので買いは控えます。21日から3日連続プラス引けですが、ここで買っても28日の44120円までの下落でふるい落とされていることでしょう。そして、8月10日の高値まで指をくわえて見ているということになりがちです。こういう中途半端な位置取りからは売買をしないことをおすすめします。OSCを40%台というのは騙しが多いと言われております。

以上、相場のエントリーポイントについての原則をまとめて見ました。

なお、以上のようなケースが今後ともに正しく起こるのかは保証の限りではありません。その対策としては、

★ OSCがボトムをマークしたと思われる日以降に安値を拾っても、更に下落するケースがあります。そこは我慢して、再度大きく下値を割った時に、難平買いをするのが1つの対策です。これは我慢がいります。ある程度の損失を覚悟する必要があるためです。売りの場合はその逆ですね。大体5-6日の間にその変化は起こるのが通例です。但し、OSCが更に更に下落している場合はちょっと別ですね。長期低迷に入っている可能性があるためです。その場合は損切りを断行することになります。

こうしたことを避けるためには、ある程度需給の良い銘柄に絞って、日常的に監視をしておくことが必要です。

筆者が今週失敗した6330東洋エンジニアリングが典型。この株、好業績から8月12日以降6日連続で出来高を伸ばしましたが、その後はその際にエントリーした方々の損切り攻勢が予想されました。

8月27日にOSC28%をマークして底打ちしたと判断してOSCを49%まで伸ばした1日の翌日に下で指しておりましたが、960円までいきなり上昇した後の大津波にさらわれてしまい、そこからは復活することなくこの2日の日経の瀑上げにも反応せずでした。

従って、今後は出来高の多い、需給が良好な主力銘柄を中心に、日々の値動きの検討を進めて行きたいと思います。Oneドライブへアップする銘柄についても、そうした観点から絞り込んだ銘柄に変更しますのでご了承ください。

東京エレクトロンのエクセルファイルは下記のURLをご参照ください。

https://1drv.ms/u/s!Ajls4YRZxDUF_RGEkMqZfGSDr9bS
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