チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

義母が93歳の誕生日を迎えました。

2020年10月15日 04時00分06秒 | 義母とのこと

晴れ、17度、72%

 2日前、義母が93歳の誕生日を迎えることが出来ました。骨折続きで1年近く入院、退院後、その足で老人施設に入所してあと半月で1年になります。ひと月前にまた腰の骨が痛いと言い始めましたが、骨折ではないとの診察、痛みも薄らいで来ている様子です。

 老人施設への入所は誰もがそうである様に嫌がりました。そして、施設での生活に慣れ始めた頃、今回のコロナの騒ぎが始まりました。退院と同時に老人施設に入ったことは、この時世に独居を免れることが出来ました。コロナ以来、施設への外部者の入館はできません。私は義母を病院に連れていくために、この8ヶ月間で数回義母に直接会うことが出来ました。会う度に認知症の進行と足の衰えを感じます。年齢を考えると当然のことです。

 老人施設での面会が解禁されましたが、時間は10分、予約制、施設の玄関で会うだけです。誕生祝いにお菓子と庭のバラを届けました。義母に直接会わずに職員の方に託しました。ちょうどお昼ご飯前でした。1時過ぎ義母から電話がありました。職員の方が私からの届け物を食堂の食卓の上に置いてくださっていた様です。包みから出て来たバラで周りの方達から誕生日を祝ってもらえたと喜んでいました。庭の秋のバラを数本選びました。つるバラですから丈は短いのですが、どれも香りのいいバラです。職員の一人の方が母の長い髪に一輪バラを刺してくれたそうです。

 来週の月曜日にはインフルエンザの予防接種と診察を兼ねて、義母を病院に連れて行きます。予防接種は熱があると出来ません。義母に「月曜日まで風邪をひかないようにね、もうすぐ会えるわね。」と言って電話を切りました。

 こうして電話で話せるのもあと何年でしょうか。義母を病院に連れて行き車椅子を押すのも残された時間はそんなに長くないと思います。義母との付き合いが始まって42年、普通のご家庭の様に色々ありました。でも、今義母が頼れるのは私しかありません。元気な私が義母のためにできることがあるなら快く引き受けようと思います。

 

コメント (2)
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