チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

緑のペルシャ絨毯

2020年10月30日 04時00分03秒 | 身の回りのもの

晴、16度、72%

 改築をして数年経ってこの家に戻って来ました。改築をしたと言っても元々古い日本家屋です。座敷は畳が取られてフローリング、1階はすべての部屋がむき出しの板張りの状態でした。帰国前から絨毯を探しました。

 香港にはペルシャやインドの絨毯を売る店が軒を連ねる一角があります。店を訪れてはインド人の主人に絨毯のことを教えてもらいました。絨毯を香港で買って引っ越しの荷物に入れるつもりにしていました。ところが値段交渉をしてもペルシャ絨毯は結構いい値段でした。日本で探そうかと思っている頃ネットで探すと日本でもかなりの高額です。しかも座敷に敷く大きさの絨毯はなかなか見つかりません。そんな中、絨毯の保有量が多いネットの店を見つけました。ただネットで買うのは実物を見ないというリスクがあります。値段が抑えられています。しかもスウェーデンから送料無料で日本まで運ばれて来ます。思い切って、一番小さな玄関マットを頼みました。

 一時帰国する私の予定に合わせて届けられたシルクのペルシャ絨毯です。 間違いなくいい品です。そこで次は本帰国に合わせて、一番広い座敷の絨毯を頼みました。こちらは広さがありますので、値段もずいぶん張りましたが、よその店に比べると意外なほど安く求めることができました。 4メーター近い大きさの絨毯を扱う店は数が少なく、送られて来たウールのペルシャ絨毯にも満足しました。居間と寝室には敷き込みのカーペットを近くの店に頼みました。敷き込みは保温性が高いと思いますが、素材や質感に満足していません。

 そのうち、玄関部分の小さなシルクのマットでは寒々しいと主人が言い出し、再びスウェーデンの店のネットを開けました。求めたのは中国の「段通」です。 色、柄、毛足の長さにも満足いく品です。

 もうこれで絨毯探しはおしまいと思っていました。ところが改築で天井板を取り払った居間の真上の2階の部屋の足音がミシミシと聞こえてくるのが気になり始めました。 たった天井板1枚の違いですが、昔は足音など聞こえませんでした。2階は唯一畳を残した部屋です。畳があっても吸音してくれません。そこで2階にも絨毯を入れようと思い立ちました。

 今までの信頼から当然スウェーデンの店をネットを開けました。2階ですからカジュアルなものを探します。もちろん「プチン。」とする前には他のネット上の店と値段を比べました。頼んで4日目、絨毯が届きました。 スウェーデンからデンマークを経て東京経由で福岡に到着です。前の3品は大阪経由でした。おそらくコロナの影響で大阪便が飛んでいないのではと思います。大小関係なく送料無料です。

 よいしょと2階に持ち上げて荷を解きました。毛足の長いペルシャの「ギャッベ」という種類のウールの絨毯です。2階の部屋がまるで草原に様変わりです。この毛足があれば足音も吸音してくれそうです。 

 しばらくは絨毯探しはありません。数年後、敷き込みカーペットが傷んだらまたこのスウェーデンの店をネットで探すような気がします。

コメント
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