気 楽 荘

趣味の事やら、日々の事、
思いつくままお気楽に。

天の茶助

2015年07月03日 | 「 えいが 」
下界の人々の人生は、天界の
数多の脚本家によって綴られている。
さらに、その上には脚本家を統べる
あの人と呼ばれる存在がおわし、
時に、大雑把なお言葉を彼らに投げかける。
今回のお言葉は「斬新」
そのお言葉に、天界の脚本家達は
右往左往を繰り広げ、
その影響は、下界の人々の
人生に反映されるのだった。

天界の脚本家達に茶を配る役を担う茶助には、
脚本家の綴る人生の中に気になる人がいた。
両親を事故で亡くし、その日以来
言葉を失ってしまったユイという女性。

いつものように(ユイの)脚本家に
「調子はどうですか」と声を掛けつつ、
ユイの人生を確認しようとしたところ、
「誰だよこんなことしたのは」と叫ぶ脚本家に驚く。
「どうしたんですか」
「おまえかぁ」と指差す脚本家の先には
先ほど、お言葉にうろたえ
「どうしたらいい」と茶助にすがった脚本家がいた。
ふてぶてしくニヤつきながら「斬新だろぉ」と・・・。
その脚本家が綴る人生を送る男が
失恋したやけくそで、強奪したタクシーを
暴走させてユイをひき殺してしまうと
脚本を書き換えてしまったのだ。

(ユイの)脚本家に
「他のやつら(脚本家)もサポートするから、
天界の住人のお前なら、脚本家達の影響を受けない。
お前しかいないんだ」泣きつかれ、
自分もユイのことをほのかに想い始めていた茶助は
天界の門から下界へとダイブする。

下界で茶助をサポートするはずの下界の
住人のとんでもない人生に
「なんだよ、この脚本は」とくさしながらも
彼らの助力に安心感を持つのだが・・・。
当の茶助の下界での行動も
おかしな脚本があるように見えてしまったのは
自分だけだろうか?

病院でのマスクのシーンでぷっと
吹きだしそうになるなど、笑える箇所は
多々あるが、いたるところに
ツッコミどころがあり、
それを楽しめるかどうかがこの映画の
評価を分けるところだろう。

で、茶助の妹が出てきたところで、
「最初とテーマが違ったものになってきてねぇ?」という
最大のツッコミどころが登場。
途中で、救世主の死のシーンを
現代のシチュエーションで再現したくなったのかなと
思ったのは自分だけだろうか?
あと、松山ケンイチにずいぶん助けられているなぁと
思ったのは・・・。

ラストの絶叫シーンでウルウルしてしまった自分には
最後のあのシーンは撮りなおして差し替え希望だ。

とにかく、評価の分かれる作品だろうなぁ。
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