年下研究

『けいおん!!』トンデモコジツケ連鎖中!涼宮ハルヒの憂鬱の謎解きコジツケの履歴保管庫。

変わり続けるということ

2007-04-15 00:13:38 | 涼宮ハルヒ
暗黒すぷー絵描き歌。こういう「2つの元ネタの合成ネタ」は、
相乗効果で、どちらのファンにも喜ばれる「ハイブリット」ネタ、
元ネタ不明でどちらのファンも見捨てる「キメラ」ネタ、
とに分類されると思います。
プロは、物語の本題に手っ取り早く受け手を引き込むために、説明が必要になるような設定は嫌うといいます。雫、痕、ToHeartのシナリオの高橋龍也さんにイベント会場で質問した時も、同様の答えが。
同人でも、こうした「ハルヒを知ってるだけでは判らないネタ」は振るべきではないと考えた時期も有るのですが、私自身は、判らない事は、人に尋ねたり、自分で調べたりするので、我ながら矛盾してるな、と反省し、考えを改めました。
謎々みたいに地球儀を解き明かす事でしか得られない自由も有るのだと思います。
プロがやらないことでも同人はやって構わないのです。某ショップの同人担当の方は、「何百万部も売れてるジャンプに載ってるような漫画を描けば、同人誌も沢山売れるのだ」と仰っていたそうですが、そういう技法だけでもないと思うので。
佐々木団はもう少し衝動的に、SOS団はもう少し理性的に、接近してゆくのかもしれません。滅びの美学も大事ですが、刺激しあうことで自己変革が進むと考えると、一方に他方が敗北、吸収されてはならないと思います。
積極的効果として、変革を持続できる仕組みを制度化することが可能だと思います。二つの焦点を持つ楕円、もしくは一つの中心を軸に対になる二重惑星みたいになると良いと思います。
また、消極的効果として、外部があるということは、亡命先があるということです。自由が危機の時には選択肢は多い方が安全だと思います。外部の制度化で即死リスクに備えるのです。
今回の敵は魅力的ですから、これをあっさり倒してしまうと、竹熊健太郎がさるまんで指摘していた、敵のインフレに陥るかもしれません。じつは、インフレの防止法も存在してはいて、竹熊の分析も必ずしも完全ではないのですが、この論点については次の機会に。
ハルヒ同人は「天勾践を空しうする莫れ、時范蠡無きにしも非ず」の意気で頑張ってまいりましょう。

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