年下研究

『けいおん!!』トンデモコジツケ連鎖中!涼宮ハルヒの憂鬱の謎解きコジツケの履歴保管庫。

『けいおん!!』9話『期末試験!』仏教の十戒コジツケ…見え隠れする『秦氏』

2010-06-10 00:16:46 | けいおん!!
2期9話ネタ、川の土手で練習準備する『あずにゃん+ムスタング』絵。
青木さんに連れられて、三重、滋賀、岐阜、愛知の神社や織田信長の古戦場を巡って来ましたが、『けいおん!!』トンデモコジツケの素材が転がっておりました。
その後で、大阪のコミックコミュニケーション14に参加しました。暑い中、来て下さった方々、有り難いです。
1週遅れの感想です。
仏教の十戒の九戒は『正午過ぎに食事するな』ですが、2期9話『期末試験!』では、思い切り『正午』過ぎに食事してましたね。
十戒は『蓄財するな』ですが、10話『先生!』では、唯が散財してたようですし、結局、偶然の一致がかなり有ったようですね。
問題は、2期1話『高3!』と一戒『不殺生』が一番、懸け離れてるということでした。
以前の青木さんとの旅行で、水口(先代旧事本紀登場の物部氏の祖、大水口宿禰命の神社アリ)等を回ってから多賀大社の方に近江鉄道で抜けたことがあって、
『けいおん!』の高校に似た建物があるなあ、と思っていたのですが、これが偶然にもホンモノで。
このとき、東近江市の『太郎坊山』という奇岩の山が気になっていて、今回の旅行で、豊郷町の、『犬上神社』、『天若彦神社』、『阿自岐神社』、『唯念寺』、『犬上氏屋敷跡』等を回ったついでに、『太郎坊山』に登ってみました。
江戸時代の訴訟と神仏分離のときの喧嘩で、天台宗系の成願寺と、地元の村民の建てた阿賀神社が異なる縁起を立ててるのが愉快でしたが、
鎮座地の『太郎坊山=赤神山』が、寺の主張だと、
『京都の八瀬で、最澄が赤山明神から滋賀の山を開山しろと言われた。
ある山で太郎坊という天狗が現れて、開山を促した。
赤山明神から赤神山と名づけた』
ということだそうで。
『けいおん!!』の聖地、修学院の近所に『赤山明神』を祀る『赤山禅院』があることは、前に書いておきましたが、いきなり、コジツケ連鎖し始めました。
修学院から鷺森神社→曼殊院→林丘寺→赤山禅院と北上して、服部山の脇を抜けると、八瀬の手前に出るので、
滋賀と京都の接点がまた一つ増えました。『天狗』で『犬上』に続いて『犬』繋がりですね。
また、太郎坊山に七福神が祀られているのですが、中でも、他の6人は取ってつけたようなものでしたが、唯一『弁財天』だけは岩窟があって、『鎮魂法』の実践場になっている様子でした。
『弁財天』は水神ですので、『赤神』も、梵語の『閼伽(アカ)=水』の神ということではないのか?とか勝手に思ってしまいますね。
『けいおん!!』と『弁財天』の関連は、何度も書きましたので省略します。
『鎮魂法』が、本田親徳が復興して、稲荷講社の長澤雄楯に伝え、そこから出口王仁三郎によって、大本教で大々的に行われた『鎮魂帰神法』と同一なら、尚、面白い偶然ですね。
現在の大本教は『帰神法』はやらないで『鎮魂法』のみだそうですので、尚更、符合しますね。
赤山禅院にも『七福神』があって、唯宅の隣の松ヶ崎大黒天も『七福神めぐり』の対象だそうですから、これまた偶然の一致は面白い。
1期OPで、唯たちが自転車に乗ってるの場所が、岩清水八幡の近所で、明智光秀と羽柴秀吉が戦った天王山の近所だというコジツケは前に振っておきましたが、
『八幡神』は『放生会』という儀式を広めた神で、『不殺生』繋がり。
『八幡』繋がりで、太郎坊山の頂上を『近江八幡市』と『東近江市』の境界が通っていて、
『近江八幡市』は、2期4話『修学旅行!』の律の『しゃれこうべ』の元ネタじゃないか?と私が勝手に思っている『ガイコツの歌』を作った『岡林信康』の出身地。
岡林信康は、『近江兄弟社』系の教会の息子だそうですが、『近江兄弟社』設立したのは『豊郷小学校』を設計した『メレル』だと言うネタも前に振っていました。
岡林信康は26歳で、京都の亀岡に隠棲しますが、亀岡が明智光秀の居城亀山城のある土地で、大本教の本部があるというコジツケも何度も書いたことです。
岡林信康の代表曲『私たちの望むものは』の歌詞に
『私たちの望むものは あなたを殺すことではなく
私たちの望むものは あなたと生きることなのだ』
という行があって、まさに『不殺生』。
そして、近江八幡にいたことのある大名に、『豊臣秀次』がいます。
『殺生関白』です。
なんだか、いろいろ『不殺生』に繋がってきました。
昔、京都の同人イベントの折に、『豊臣秀次』の塚は見る機会があって、
1期14話『ライブハウス!』の舞台、ライブハウスに和たちが向かう風景に使われた『木屋町通り』の近所にあります。
近所に恵比須町も大黒町もありますし、
1期2話『楽器!』の舞台になった『JEUGIA』も近所です。
蛇足ですが、『本能寺の変』の舞台も近所です。
秀次は、本当は、『殺生』してなかったという説を唱える方が多いので、それこそ『不殺生』ですね。
豊臣秀次の墓を再発見して今の位置に移したのは『角倉了以』だそうで、
2期4話『修学旅行!』で唯たちが登った『岩田山』の登り口にある櫟谷宗像社の由緒書によると、『角倉了以』は『秦氏』の出自だという記述があります。
櫟谷宗像神社の祭神は『市杵嶋姫=弁天さん』だそうで、また『弁財天』繋がり。
秦氏が祀っていたと由緒書にはあります。
また、葛野の『鋳銭司』から、新しい貨幣鋳造の時は奉納があったそうで、
前にコジツケしておいた『とんちゃん』の『トン』はハングルで『お金』の意味とかいうトンデモが偶然一致。
上述の『亀岡』が『秦氏の領地』だということが『徒然草』236段にあることは、前にコジツケしときました。
本田氏の紋は『葵』ですが、これは秦氏の祀る『松尾神社』の神紋でもあるので、『ホンダ』と『ハタ』は音の類似を超えた因縁がありそうなのですが、
上述の『鎮魂法』の復興者は『本田親徳』ですし。
京アニ社長『八田』さんと『秦氏』の関連は繰り返しコジツケしています。
八切説では、『織田信長=八田信長』ですしね。
ハルヒコジツケのときに、鶴屋山のモデルになった甲山神呪寺を焼いたのは『織田信長』で、再建したのが『徳川綱吉の母・桂昌院』ということは書いておきましたが、
桂昌院は、『京都西陣』の生まれだそうで、
『徳川綱吉』は『生類哀れみの令』で有名ですから、これまた『不殺生』に関連。
『犬』繋がりでもありますね。
1期7話『クリスマス!』の時に、唯達が初詣に行った神社のモデルと言う『今宮神社』、
1期11話『ピンチ!』で和と澪と唯が行ったケーキ屋のモデルといわれる『さらさ西陣』(銭湯改造なのでマークが温泉マーク…1期14話『ライブハウス!』の唯のイラストの元ネタ??)、
といった『聖地』が西陣の辺りですから、コジツケ可能になってきますね。
西陣の名前の由来になった、応仁の乱のときの西軍の本陣があった『船岡山』に、豊臣秀吉は『織田信長の墓』を作ろうとしたそうで、
明治時代に、織田信長を祀る『建勲神社』という神社が建ちます。
摂社に『玄武神社』があり、『亀』繋がりなのも面白いですね。
さらさ西陣の店内に、惟喬親王を祀る別の玄武神社の札が貼ってありましたが、惟喬親王は『轆轤』を発明したとされる人物で、『けいおん!!』に繰り返し登場する『くるくる』のイメージ繋がりでもあるのが面白いですね。
『ヴィシュヌ』の化身の『亀=クールマ』が、『アムリタ』精製のときの攪拌棒の軸受けだったことは前のコジツケで書いておきましたが。
『船岡山』は、秦氏の聖地でもあったそうで、『伏見稲荷』の本はここの『命婦稲荷』だとか由緒書にあるわけですが…
どうも、『不殺生』は、単に『動物愛護』とか『戦争反対』とかいった問題提起ではなく、『秦氏』と『日本の権力』の関係の歴史を暗示している『八切史観』的なコジツケ遊びなんじゃないか?とか勝手に妄想しておるのですが。
秀次事件の『秦氏を念頭に置いた再検討』とかに踏み込めたら面白いんですけどね。
何故、そんなことが必要なのか?については、窪田志一だかが夢想した、
『徳川幕府以降の日本史の諸事件は、英雄『岩屋天狗』の功績を顕彰するためのアピールだったのだ』
というのが近いのかもしれません。誰が、何をアピールしたいかですが。
今回、初登場の『京都・八瀬』が、猪瀬直樹さんの『ミカドの肖像』だかでも採り上げられていた、『天皇の棺』を担ぐ『八瀬童子』という役職を伝統的に差し出す地域だということも、
たまに健康を害しておられる今上天皇を考えると、いろいろ連想できてしまいそうなんですけどね。
…ほとんど9話に関係ない文になってしまいましたが、今回のあずにゃん絵を転用した、9話ネタ漫画を更新するついでに、もっと9話寄りのことを書きたいですね。