先日、テレビで放映していた時代劇の水戸黄門を観ていたら、例によって、この筋のドラマには何といってもつき物の、悪代官と悪徳商人が登場していた。二人は菜種油の不正売買で、大もうけを企んでいる。
悪代官が、「なあ常総屋、菜種油と百姓は同じじゃ!搾れるだけ搾り取れ!ムッハッハッハッハ!」などと嘯いていた。まさに現代の政治家、官僚、大企業の利権に群がる姿と瓜二つだなと思えた。
このところ、原油や穀物の暴騰に端を発して、ガソリン、石油製品そしてパン、ラーメン、納豆、ビールなどの食料品も値上げラッシュであることは、先刻ご存知のことと思う。
牛乳・乳製品については、大手乳業メーカーが、いち早く大幅値上げを決定、物価の上昇に貢献してくれている。だなその反面酪農家の手取り、つまりは生産者価格が、酪農経営が維持デキナイ水準でアルコトヲ知る人は少ないのではないかと思う。
ご存知の通り、飼料価格の高騰で、畜産酪農経営はかつてない危機に瀕している。これまで乳製品や牛肉の輸入自由化、oー157、口蹄疫、bseの発生、施設ヤ機械への過剰投資ナドデノ困難な状況に拍車ヲカケテイル。
ソシテ借金苦、経営難、廃業、倒産ナドが相次ぎ、酪農民は自殺、夜逃げ、心の病も増えている。
最近のマスコミ報道でもスーパーノ店頭からバターガ消えたと言う。牛乳も不足気味で、その原因は飼料高などで経営が成り立たず、酪農家が減少しているからだと言う。
こういうご時勢の下で、日本の畜産・酪農の危機打開のために、農民連(農民運動全国連合会)、畜全協(畜産農民全国協議会、全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)は奮闘してきた。
5月28日にも農民連、畜全協で行動を実施した。
午前中は衆議院議員会館内で打ち合わせ会議を開いた後、衆参両院の農水委員への要請行動を展開した。さすがに自民党が多くて、まずはこの状態を転換することが重要だと痛感した。
お昼休みは、国会前の後期高齢者医療制度廃止や何やら国民諸要求を掲げた数百人の集会に合流。シュプレヒコールで気勢をあげた。
午後はまず農水省交渉。酪農家の悲惨な実態には頬かむりして、生産者乳価は乳業メーカーと指定生産者団体とで決め手下さいと他人事のよう。国民不安や酪農の窮状には背を向ける、極めて無責任な姿勢に終始した。
次いで大手町はjaビル内の中央酪農会議を訪問し懇談した。ここではさすがに、私たちも負担しての牛乳・乳製品のPRには熱心である。おかげで乳業メーカーはぼろもうけ、生産者価格との格差は広がる一方。ここは味方かと思ったが、結局のところ農水省と同様である。
最後に訪れた東洋町の明治乳業本社は最悪であった。本社内への立ち入りを許さず、玄関前で押し問答した揚句、渋々要請文書は受け取ったものの、結局門前払いであった。
私の所属する酪農組合の総会に、明治乳業のお偉い方が来賓挨拶で、「メーカーと生産者は妻夫同然、持ちつ持たれつ」と言っているのは嘘だったのか。いや、これぞ真の「社交辞令」である。
ここでまた最初の場面に戻ろう。「のうメイジ屋、お主もワルよのう!ムッフッフッフッフ!」、「いやいやセンセイほどでは!イッヒッヒッヒッヒ!」、「牛乳と牛飼いは搾れるだけ搾り取るのじゃワッハッハッハッハ!」
悪代官が、「なあ常総屋、菜種油と百姓は同じじゃ!搾れるだけ搾り取れ!ムッハッハッハッハ!」などと嘯いていた。まさに現代の政治家、官僚、大企業の利権に群がる姿と瓜二つだなと思えた。
このところ、原油や穀物の暴騰に端を発して、ガソリン、石油製品そしてパン、ラーメン、納豆、ビールなどの食料品も値上げラッシュであることは、先刻ご存知のことと思う。
牛乳・乳製品については、大手乳業メーカーが、いち早く大幅値上げを決定、物価の上昇に貢献してくれている。だなその反面酪農家の手取り、つまりは生産者価格が、酪農経営が維持デキナイ水準でアルコトヲ知る人は少ないのではないかと思う。
ご存知の通り、飼料価格の高騰で、畜産酪農経営はかつてない危機に瀕している。これまで乳製品や牛肉の輸入自由化、oー157、口蹄疫、bseの発生、施設ヤ機械への過剰投資ナドデノ困難な状況に拍車ヲカケテイル。
ソシテ借金苦、経営難、廃業、倒産ナドが相次ぎ、酪農民は自殺、夜逃げ、心の病も増えている。
最近のマスコミ報道でもスーパーノ店頭からバターガ消えたと言う。牛乳も不足気味で、その原因は飼料高などで経営が成り立たず、酪農家が減少しているからだと言う。
こういうご時勢の下で、日本の畜産・酪農の危機打開のために、農民連(農民運動全国連合会)、畜全協(畜産農民全国協議会、全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)は奮闘してきた。
5月28日にも農民連、畜全協で行動を実施した。
午前中は衆議院議員会館内で打ち合わせ会議を開いた後、衆参両院の農水委員への要請行動を展開した。さすがに自民党が多くて、まずはこの状態を転換することが重要だと痛感した。
お昼休みは、国会前の後期高齢者医療制度廃止や何やら国民諸要求を掲げた数百人の集会に合流。シュプレヒコールで気勢をあげた。
午後はまず農水省交渉。酪農家の悲惨な実態には頬かむりして、生産者乳価は乳業メーカーと指定生産者団体とで決め手下さいと他人事のよう。国民不安や酪農の窮状には背を向ける、極めて無責任な姿勢に終始した。
次いで大手町はjaビル内の中央酪農会議を訪問し懇談した。ここではさすがに、私たちも負担しての牛乳・乳製品のPRには熱心である。おかげで乳業メーカーはぼろもうけ、生産者価格との格差は広がる一方。ここは味方かと思ったが、結局のところ農水省と同様である。
最後に訪れた東洋町の明治乳業本社は最悪であった。本社内への立ち入りを許さず、玄関前で押し問答した揚句、渋々要請文書は受け取ったものの、結局門前払いであった。
私の所属する酪農組合の総会に、明治乳業のお偉い方が来賓挨拶で、「メーカーと生産者は妻夫同然、持ちつ持たれつ」と言っているのは嘘だったのか。いや、これぞ真の「社交辞令」である。
ここでまた最初の場面に戻ろう。「のうメイジ屋、お主もワルよのう!ムッフッフッフッフ!」、「いやいやセンセイほどでは!イッヒッヒッヒッヒ!」、「牛乳と牛飼いは搾れるだけ搾り取るのじゃワッハッハッハッハ!」