4月30日は、茨城県西農民センター結成33年だ。その前年の1987年に、県西
農民組合準備会を始めてから34年になる。
「農業つぶしの政治には、もう黙ってはいられない。」と、仲間たちと農民運動を開
始した時の想いは、常に胸の中にある。だから、この日を忘れることはない。
1989年には、農民運動全国連合会(農民連)の結成に参加し、亡国農政のみなら
ず、農産物の市場開放攻勢をかける米国、多国籍企業アグリビジネス、その食糧戦略と
もたたかってきた。
当時から共にたたかい、散々お世話にもなった初代農民連代表常任委員(会長)の小
林節夫さん、事務局長の谷口一夫さん、食品分析センター所長の石黒昌孝さん、みんな
亡くなられた。
だが、郷愁に浸っている暇はない。今や弱肉強食の新自由主義の下で、自由貿易拡大
を迫る攻勢が、一層激しさを増している。
最近実施された地元の農業イベント、その乳製品販売コーナーで、国産の乳製品に混
じって、事もあろうに、ニュージーランド産のバターが入っていた。
地元農産物PRの場に、何かの手違いではあろうが、この品目は初耳だっただけに驚い
た。
これは明らかに、TPP11の影響だろう。日欧EPA、日米FTAもあるから、国内市場
には、欧米やオセアニアの畜産物乳製品が氾濫しているに違いない。
その会場で演説した地元選出の県議会議員は、「今や国や県の農政に基づき儲かる農
業、夢の七兆円輸出産業だ。」と叫んだ。
何が夢の農業だこれこそ悪夢ではないのか。決定的に情勢認識不足、学習不足なのか
、自民党議員の限界なのか。国連による家族農業の十年、農民の権利宣言はどこへやら
、地産地消も、食料自給率向上も、アグロエコロジーも何もあったものではない。
4月30日に、また愚痴が出た。とにかく、農民運動、食料と農業を守る運動は、今
がたたかい時だ。
私も第一線は退いているが、一会員として、また顧問として、できることをしていく
。「今たたかわずして、いつの日たたかうのか。」とは、小林節夫さんの言葉だ。
農民組合準備会を始めてから34年になる。
「農業つぶしの政治には、もう黙ってはいられない。」と、仲間たちと農民運動を開
始した時の想いは、常に胸の中にある。だから、この日を忘れることはない。
1989年には、農民運動全国連合会(農民連)の結成に参加し、亡国農政のみなら
ず、農産物の市場開放攻勢をかける米国、多国籍企業アグリビジネス、その食糧戦略と
もたたかってきた。
当時から共にたたかい、散々お世話にもなった初代農民連代表常任委員(会長)の小
林節夫さん、事務局長の谷口一夫さん、食品分析センター所長の石黒昌孝さん、みんな
亡くなられた。
だが、郷愁に浸っている暇はない。今や弱肉強食の新自由主義の下で、自由貿易拡大
を迫る攻勢が、一層激しさを増している。
最近実施された地元の農業イベント、その乳製品販売コーナーで、国産の乳製品に混
じって、事もあろうに、ニュージーランド産のバターが入っていた。
地元農産物PRの場に、何かの手違いではあろうが、この品目は初耳だっただけに驚い
た。
これは明らかに、TPP11の影響だろう。日欧EPA、日米FTAもあるから、国内市場
には、欧米やオセアニアの畜産物乳製品が氾濫しているに違いない。
その会場で演説した地元選出の県議会議員は、「今や国や県の農政に基づき儲かる農
業、夢の七兆円輸出産業だ。」と叫んだ。
何が夢の農業だこれこそ悪夢ではないのか。決定的に情勢認識不足、学習不足なのか
、自民党議員の限界なのか。国連による家族農業の十年、農民の権利宣言はどこへやら
、地産地消も、食料自給率向上も、アグロエコロジーも何もあったものではない。
4月30日に、また愚痴が出た。とにかく、農民運動、食料と農業を守る運動は、今
がたたかい時だ。
私も第一線は退いているが、一会員として、また顧問として、できることをしていく
。「今たたかわずして、いつの日たたかうのか。」とは、小林節夫さんの言葉だ。
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