パソコンが古くなってきたせいばかりではないのだろうが、ここのところ何かとト
ラブルが多発して、パソボラの友人に依頼して調整していただいてはいるものの、
実際にこの文章を始めてからも色々とあった。
スカイプが自動バージョンアップされて使用できなくなり、元の状態にバージョンダ
ウンしていただくのだが、翌日にはまたアップしているということを、これまで3回繰
り返している。
音声ソフトの機能では、ひらがなの一文字一文字に説明音声がついてしまって、カー
ソルでの文字確認が、とても面倒なことになってしまった。
これは、以前に似通う例で、パソボラの方に教えていただいたことがあったので、a
okメニューを選択し、pcトーカーの設定を開いて、カーソル文字読みの設定という
ところをいじって何とかなった。
それで一安心したのもつかの間、今度は漢字変換時の読み上げ機能が消えてしまった
ため、どう漢字変換されているのか確認することが困難になった。
これもpcトーカーの設定を開いて日本語変換の設定をいじっているうちに何とか修
正できた。
また、何の原因かはよく分からないが、インターネット検索が思うようにいかなくな
った。もともと、キーボードを適当にいじりながら操作をしてきたことなので、仕方が
ないことなのだが。
何れにしても、視覚障害者用音声ソフトに対応できる人が身近にいないという条件の
中では何ともし難く、トラブルやフリーズは日常茶飯事である。
それでもパソコンを利用するのは、視覚障害者にとって音声ソフトの登場が、常法の
不自由や読み書きの不自由を多少なりとも克服していくためには画期的なことだったの
である。
そういうことでは、私たちは化学の進歩の恩恵を多大に受けて生きていることは紛れ
もない事実ではある。
だが、化学の進歩は諸刃の剣でもある。健常者にとってのパソコン使用は、人類の長
い歴史のなかで培ってきた技能を喪失しかねないし、心身への弊害も少なからずあると
思う。
また、核兵器の登場、原発事故、地球環境汚染などに象徴されるように、豊かさより
も破滅への危ぐを強く抱いている昨今である。