北嶋誠のブログ

私の考えていること、言いたいことなどなど。

近くて遠くない国

2009年04月28日 22時45分53秒 | Weblog
今年の2月27日から3月2日にかけて、日本のうたごえ協議会とaala(あじ
あアフリカラテンアメリカ連帯委員会)が主催する韓国ツアーがあった。これに出来れば参加したかったのだが、諸般の事情で今回も無理だった。

 私にとっては最後の機会になるかなと思い、是非とも参加したいという希望を
持っていたのだが、残念。

 現状のグローバル化が進んだ世界では、食料、環境、経済、平和と、どの問題
を取り上げても国際協調がまず基本である。

 「スィンク・グローバリー、アクト・ローカリー(地域で活動しながら世界を
思う)」という言葉がある。例えば農業食料問題でも、地域農業再建と地産地消から食糧主権の確立を目指す国際連帯の運動まで、地域から世界にまで繋がる大きなテーマとなっている。

 ではなぜ韓国なのか。それは韓国が日本に最も近い国でありながら、未だに真
の信頼関係が結ばれていないからである。まずは韓国はじめアジアの国々と信頼関係が結ばれないようでは話にもならない。

 ヨーロッパにはeuがあるし、東南アジアにはアセアンがある。中南米でもキ
ューバを含めた全ての国々の共同体作りが進んでいる。

 ではアセアンを含めた東アジア共同体がなぜ出来ないのか。それは日本の政財
界に、関わる一部の人たちの歴史認識が、唯一他の国々と一致しないからだ。

 韓国については、1910年の日韓併合で日本の植民地化し、言語や名前を奪
い、強制連行や従軍慰安婦などの歴史的事実がある。だが、日本の反動勢力靖国派は、これらを歪曲したり隠蔽したり。これを認めるのは自虐的だとか、中国や韓国は反日教育をしているなどとして、逆にナショナリズムを煽っている。

 過去を反省し、教訓とし、憲法九条を守って真の平和と友好を築いていくこと
で、国際社会において尊敬され、名誉ある地位を占めることができる。

 そのために、まず民衆どうしの交流と、相互理解を進めていく必要があるとか
ねがね思っていた。

 先に紹介した韓国ツアーでは、3月1日に照準を合わせている。1919年の
3月1日、日本からの独立を要求し、韓国民衆が非暴力でのたたかいを始めた火である。これに日本帝国主義は軍事力で大弾圧を加えた。これが歴史に残る3・1(さんいち)独立運動だが、日本政府はこれをひたすら隠蔽してきた。

 韓国ツアーに参加したかった理由は、3・1独立運動90周年の今年に、その
現場に行って、真実を学んできたかったからである。

 韓国といえば、この数年来農民連では、国際農民運動組織ビア・カンペシーナ
(農民の道)の仲間でもある、韓国全国農民会総連盟や韓国女性農民会総連名の農民たちとの、定期協議や交流が行われている。私もこれには積極的に参加するようにしている。

 韓国の農民たちは、私がレセプションで歌を歌えば、男女を問わず歌って応え
てくれたし、ヒューマンファーマーズのcdをプレゼントすれば、韓国女性農民コーラスグループのcdを送り還してくれるということもあった。

 音楽活動の分野では、今月9日に音楽センターの企画した共作cd「草の根の
うたびとたち」(6月下旬発売予定)のレコーディングにヒューマンファーマーズとし
て参加したのだが、ここで韓国の社会派シンガーソングライターの、ソン・ビョンフィ氏と共演することができた。

 そう言えば、私たちの師匠でもあるフォークシンガーの笠木透氏は、近日中に
韓国を訪問するという風の便りを聞いた。実は先月末に開かれた笠木透と雑花塾の歌作りの会で、私の作曲した「万歳(まんせい)・知らされなかった歴史」(作詞・笠木透)が入選した。この歌が寄寓にも3・1独立運動をテーマにしたものであった。

 こういう事実が連続してあると、ますます韓国との縁は切れなくなってきたよ
うである。

市民によるチェック体制

2009年04月26日 19時49分00秒 | Weblog
 確定申告も終わり、所得税も払えないような赤字経営でも、消費税を収めた方
もいるだろう。固定資産税に國保税など、私たちの税負担は増すばかりである。

 定額給付金など、選挙目当ての一時的なばらまき政治ではなく、シッカリト溜
め込んでいる大企業から徴税して、窮乏生活の私たちには大幅減税をするなど、長期展望にたった税制や税務行政が必要だと思う。

 ところが麻生首相は「高福祉高負担」だとし、少しも頭にはない福祉向上をエ
サにして、消費税大増税を企てている。

 ところで、市民オンブズマンという絵画ある。その目的は国や地方公共団体に
関わる不正や不当な行為を監視し、情報公開制度と住民監査請求などにより是正させることを主な目的としている。

 自治体への監査請求、自治体や警察の裏金作りの追及、自治体首長交際費、地
方議員の政務調査費の追求など、マスコミなどを通してご存知の方も多いと思う。

 また、箱物行政や官官接待など、税金の無駄遣いや不正を繰り返しながら、庶
民には重税を課し、福祉行政は大きく後退させる政治に、主権者たる市民自らが監視し、問題があれば追及し是正させていく。必要とあれば訴訟も行うという、市民によるチェック機能である。

 私もはじめはこのようなことは、私たちの選んだ議員すなわち政治家の仕事で
あると思い、それほど必要性を感じてはいなかった。

 たしかに無駄な大型公共事業の見直しなどは、政治家が議会内で議論すること
ではあるが、実際の政界に目をやれば馴れ合いもあり、官界や財界との癒着もある。

 まともな政党や政治家が存在しない議会もある。あるいはいたとしても頻繁に
誘惑はあるだろうし、人間であれば失敗や誤りもあるだろう。情けないことだが政治家だけに任せておけないという現実もある。

 例えば企業犯罪では、チェック機能として、内外の監査や労働組合の存在があ
る。

 政治や世の中が悪いのは、主権者たる国民の怠慢が原因でもある。世は人を写
す鏡とも言う。無関心やお任せでは民主主義が泣くだろう。

 とは言え、未だ未熟者で勉強不足の私には何もできるわけではない。市民とは
いえ、弁護士などをはじめ、法律や政治経済に精通している型もいるだろう。

 私の知るところのオンブズマンはまじめで正義感に燃えた方が多く、一党一派
に偏しない滑動を進めている。
専門家の力添えも受けながら、活動する市民オンブズマンを、側面から応援する
ことなら私にもできる。

 とにかく、私たちの血税が不正や浪費で消えて雪、暮らしや営業、社会保障に
はナシのつぶてでは困る。

 議会でしっかりもんでいただいて、選挙での国民の審判、世論と運動、そして
市民オンブズマンと、何重ものチェック体制が必要なのではないだろうか。

寂しい総会

2009年04月24日 23時18分24秒 | Weblog
 怒ったり、嘆いたり、仕事をしたり、演奏したり、会議に出かけたり、パソコ
ンに向かったり、居眠りをしたり、食べたり出したり、それで精一杯の毎日である。充実しているような空回りのような、わからない日々を送っている。
 自分のためか、家族のためか、社会のためか、もうかっこうをつける必要もな
い。恐れることもたじろぐこともないだろう。もうけた命、生かされている命じゃないか。

 社会進歩のために、私に出来る僅かばかりのことをしていこう。そう決心した
、あの病院のベッドの上での純真な自分に立ちもどっている。そしてまた邪心が襲い掛かる。

 そんな繰り返しの中で、またちょっと寂しい話である。20日に結城市上山川就
業改善センターで開かれた結城市酪農振興協議会の総会は、酪農家の会員が7名で、来賓と市役所の担当部署の職員の合計が、それを上回る9名ということで、わが結城市の酪農業界の衰退を如実に物語る極めて寂しいものであった。

 かつて私が就農した1970年代前半は、結城市の農業は養蚕、耕種、園芸、畜産
と、どの部門をとってもまだまだ勢いのあるころで、後継者も多かった。
 だが戦後一貫して続けられてきた規模拡大と選択的拡大によって、国内農業の
構造が効率優先の方向で大きく変化させられ、その後輸入自由化と価格支持政策の撤廃で、ひたすら衰退の道を辿ってきた。

 ヒューマンファーマーズが産声をあげた20年ほど前には、全国の農家戸数は500
万戸以上あった。現在では250万戸にまで激減している。

 もちろん、農業従事者が複数以上の農家も多いだろうから、300万人とか400万
人とかいう膨大な人数が離農したことになる。

 結城市の酪農家も20数戸あったものが、現在は僅か7戸である。

 隆盛を極めたころには、市内酪農家によるホルスタイン共励会なども開かれ、
総会屋各種事業も賑やかで活気があった。だが現状はもはや一つの産業としての体裁もない。

 この機器を打開するには、農政の抜本的転換以外にない。これまでのような内
外の多国籍企業に阿る効率優先型酪農ではなく、風土に順応し、立地条件に適合した適正規模の循環型酪農を、輸入規制と価格保障所得保障、そして教育技術指導を充実させる農政への転換を求める。そしてその方向での国民合意を形成する必要がある。

 だがもう7戸しか残っていない。まだ間に合うのだろうか。

時の流れは食糧主権

2009年04月22日 22時55分45秒 | Weblog
 wto(国際貿易機関)から食糧主権へ」が今や世界の流れである。

 ところが去る2月24日に、農民運動全国連合会(農民連)と畜産農民全国協
議会(畜全協)が実施した農水省交渉の中で、農水省の担当者が言うことには「乳価の決定に国が関与しないのは時の流れだ」と、政府が農業と食糧を守ることを放棄し、市場原理に委ねることが時流であるかのような暴言を吐いて、出席した農民たちの激しい怒りをかった。

 世界の多国籍企業や、国内の食品メーカーの要求に応える自由化、民営化、規
制緩和という新自由主義に基づくwto協定と徹底した市場原理の方向は、様々な矛盾の激化と国際世論の反発もあって、すっかり行き詰まっているというのが現状ではないだろうか。

 また、新聞「農民」の報道によれば、国連の人権委員会では、食糧主権を、国
際的農民運動組織ビア・カンペシーナ(スペイン語で農民の道)が提案し、その後のngoや住民組織による議論の過程をも紹介しながら、「食糧主権とは人々のコミュニティー、国が、自分たちの農業・食糧・土地などの政策を社会的にも経済的にも文化的にも、それぞれの独特の条件に相応しいものとして規定する権利である。」と提起した。

 また食糧主権が「多様性のある生態学的生産システムに基づく、小農・家族経
営に基礎をおいた国内ローカル市場のための食料生産に最優先順位をおく」という主張にも同意して、「食糧安全保障に関する国家と個人の主権を回復すること」の重要性を強調している。

 また、食糧主権を国際人権法上もこれを考慮するよう提言している。

 国連人権委員会では、この提言の討論と採決が行われ、賛成51、反対は米国
の1、棄権はオーストラリアの1の圧倒的多数で採択された。

 そして昨年からは、気候変動と地球温暖化(気候危機)に、食糧危機、燃料危
機、そして未曾有の金融危機までが相俟って世界の流れは大きな変化を見せている。

 そこで昨年の北海道洞爺湖サミット時のことを想起するが、ビアカンペシーナ
、農民連、全国食健連主催による「食糧主権と気候変動に関するフォーラム」が7月4日、札幌市内の共済ホールで行われた。

 6日から開かれる予定のg8北海道洞爺湖サミットに、対抗して設定された一
連の行動のメイン企画であった。

 サミット出席の各国首脳を警護するために、全国から警察官らが大量動員され
、特にこのフォーラム会場前は、札幌から洞爺湖に向かう幹線国道沿いにあったため特に、物々しい警備体制が敷かれていた。

 このことに関しては面白い話がある。実は、この時のフォーラム参加の予定で
あった韓国農民19名が、入国拒否と不当な扱いを受けた末に強制送還されるという事件が起きた。ところが事前に入国していた韓国農民がいて、フォーラムにはパネリストとしてしっかりと出席している。

 この韓国農民が、「札幌にはお巡りさんが多いのには驚いた。お巡りさんの本
来の仕事は泥棒を捕まえることだ。洞爺湖の方には8人の大泥棒がいるのでそっちを捉まえてほしい」と発言して爆笑をよんだ。

 確かにこの地球上から食糧、農地、労働力、美しい自然環境などをう民衆から
奪い取っているところは泥棒なのかも知れないが、私から見れば、これはむしろ強盗にも等しいものにも思える。

 そんなこんなで、地球温暖化に食糧問題も急浮上して課題の多かったサミット
も、全く進展なしの結果に終わった。

 その後米国では「チェンジ」を唱える黒人初のオバマ大統領が誕生し、大本の
米国内でも新自由主義への反発が広がっている。

 一方のwto協定も輸入国や途上国、世界のngoなどの反発と運動で何ら進
展は見えず、死に体状態である。

 さらにベネズエラ、エクアドル、ネパールなど、食糧主権を憲法に規定する国
も増加している。
 
まさに、この国の財界、政治家、官僚こそが世界の流れに乗り遅れているので
ある。

2009 第11回菜の花まつり

2009年04月20日 22時43分03秒 | Weblog
 今年もまた菜の花まつりの日が近づいてきた。今回で第11回となる菜の花まつ
りまでもう間もないのだが、恒例でもありヒューマンファーマーズにとっては代名詞の
ようなお祭りでもあるので、ここで改めてお知らせしておきたい。

 日時  2009年 4月29日(水・祝) 午前10時から午後2時30分
 会場  茨城県結城市江川大町の北嶋誠さんちの菜の花畑と雑木林
     (雨天の場合は江川地区多目的集会施設)
 内容
  ①模擬店
    菜種油で揚げた天ぷら 焼きそば 農産物の直売
    フリーマーケット 書籍cdコーナー などを予定
  ②ステージ 
    ヒューマンファーマーズ オカリナデュオパラム 腹話術春風三郎
    コカリナ・ドリームウッド いわき雑魚塾
    茨城ダルクの和太鼓演奏 各方面参加者からの一言コーナー
    映画製作が進む「アンダンテ~稲の旋律~」の原作者、旭爪あかねさん
のお話などを予定
  ③その他
    野良交流会 雑木林の散策 菜の花畑の草むしり などどうぞご勝手に
    ただし公共の福祉に反しない限りに措いてお楽しみください
 主催  茨城県西食健連 菜の花まつり実行委員会
 お問い合わせ 茨城県西農民センター 0296-20-9037

 然るべきして巻き起こった食と農を守る運動などの蓄積と、その過程での様々
な出来事や人々の出会いなどが重なり合って、変化シ成長しながらここまで継続されてきた。

 菜種の栽培からまつりの準備まで常時少人数のスタッフで苦労苦心しながら運営
されては来ているが、その背景には茨城県西食健連、茨城県西農民センター、ゆうき菜の花の会、
ヒューマンファーマーズなどを中心にして、緩やかだが広く大きなネットワークが力強い支えとなっている
ことも忘れてはならないだろう。
 
 肝心の菜種油の制酸には四苦八苦しているが、私たちも参加する常陸の国菜の
花ネットワークなどでも地道だが活動は広がっているし、安全な国産農産物と自給率の回復を求める
国民世論は、昨今の毒入り餃子や汚染米などの輸入食品をめぐる事件にも触発されて、ますます
高まるばかりである。

 世論を喚起する運動の一助でもあり、交流の場でもあるこのイベントを継続し
ていくことは、そう容易なことではない。まずは参加して成功させていただくことが大きな激励ともなる。
そして願わくば、菜種の栽培からまつりの開催に至るまでの過程に、どれだけ多くの方が参加してくれるかによって
将来が展望されて行くだろう。

そう単純じゃない地球温暖化

2009年04月19日 21時30分27秒 | Weblog

 地球環境破壊と気候変動が人類にとって、その存亡にかかわるような重大問題
の一つともなっている。

 もちろん私自身は、常日頃から危機意識を持ち続けて生活しているつもりはな
いが、現実には食糧問題や憲法九条などとともに、ほんの些細な出来事でも危機感を持
ってしまう習性になっているような気がする。

 3月は「暑さ寒さも彼岸まで」という、諺というか伝承というか、この文句を
私自身も頻繁に引用している。

 不思議なように、毎年この言葉の通りに季節が移り変わって行くのであるが、
今年はお彼岸の中日以前に温暖な日が多かったように思う。

 桜でいえばソメイヨシノの開花宣言が、九州方面から例年よりも1週間も早く届
けられてきた。ところが、関東地方で開花宣言が出されたと同時期に寒気が訪れて、
満開までには1週間もかかって、結果としては平年並みに落ち着いたとも言える。

 よく気候変動と地球温暖化に話が及ぶと、必ずと言ってよいほど農作物の話と
なる。温暖化なんだから温暖な地方の作物を栽培すれば収穫できて儲かるのではないか
と。

 例えば温州みかんからパイナップル、果ては水田にインディカ米を植えような
どという話にもなってくる。

 だが事はただ単純に温暖化ではなく、気候変動であり、国際農民組織のビア・
カンペシーナ(スペイン語で農民の道の意味)の農民たちは気候危機と称しているくら
いだ。

 アジアのモンスーン気候が壊れてしまえば、何を栽培しても花が咲かなかった
り身が成らなかったりするかも知れないし、海流が変われば魚も海草も消滅してしまう
可能性ですらある。だから単に地球温暖化という簡潔明瞭なことではないと思う。

そうであれば、我が家の屋敷内に世界各地の実のなる木を出来るだけ多く植えて
おいたらどうだろうか。激しく厳しい気候変動の中で、花を咲かせ実を成らせ続ける木
が僅かにあるかも知れない。

 私の子孫だけはその実を食べて生き残ってゆくだろう。そんな下らないことを
今考えている。

音声パソコン暦2年

2009年04月18日 22時53分52秒 | Weblog
 私の音声パソコン暦は、何だかんだと言いながらもこの4月でちょうど2年とな
った。ただ私自身としては、パソコンの腕前が上達したとはとても思えないのである。
 
 また、心にゆとりを持ってマイペースで滑動を続けていくことはなかなか難し
く、こんなペースではいったいどれだけのことが出来るのかとむしろあせりの
ようなものが芽生え始め、心身ともにブルージーになりかけていた。

 これとは無関係かも知れないが、私の趣味としてはブルースも好きだが、フォ
ークソングやブルーグラスのほうがもっと好きである。

 そんな今月の12日、水戸市赤塚のミオス会館内でパソボラ茨城の総会が開か
れた。

 私のパソコン技術が一向に上達しないことや、ブルージー状態に陥らないため
にもと思い立って参加してきた。

 常法を得たり会員の方々と会話を交わしてきたことで、またまた刺激を受けて
、このところおろそかになっているブログを書き始めている。

 パソボラ茨城のかいは障害者のパソコンサポートを主な目的としている(詳細
はパソボラ茨城hpを参照)。近頃では障害者向けの専門機器が発達し、障害者
自身からの要求も急増している。その一方で、専門機器に習熟している指導者が
不足していると言うところが難点でもある。

 それだけにパソボラの存在は有難い。会員数はたくさんいるが、その内健常者
の割合はそう多くはないと思う。いかにパソコン好きの方々によるボランティアで
あったにしても、何かと手間のかかる障害者相手のサポート滑動には言葉に言い尽
くせない努力や苦労もあるだろう。これにはたいへん感謝している。

 滑動の中心は障害者パソコン利用の訪問サポートである。その他毎月ごとに例
会サルーンがあり、メーリングリストでの問答も行われている。

 日常的に情報交換出来て、交流や親睦を図りながら活動できる会なので気軽に
参加できる。

 肢体不自由者、視覚障害者、聾唖者などにとっては、パソコンで情報交換や会
話も交わせるし、これがまさに生きがいの一つになっている方もいる。年会費も
格安なのでお気軽に入会していただいて、パソコンを楽しく利用して行こう。

 と最後はパソボラのprになってしまったようである。