北嶋誠のブログ

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原発銀座福井県に至るヒューマンファーマーズ

2012年12月31日 20時34分49秒 | ヒューマン・ファーマーズ

 ヒューマンファーマーズの演奏活動も、昨年の3・11以後は、TPPや憲法九条関連の演奏活動もそれなりにはあったものの、やはり自らも事故の渦中にあるだけに、原発関連のそれで追いまくられてしまったようである。
 今年2012年は、1月7日から9日にかけて、笠木透と雑花塾CD文庫「東日本大震災~私の子どもたちへ」のいわき市でのレコーディングから始まった。
 ヒューマンファーマーズ独自の活動と同時に、「ふるさとを汚したのは誰」と「よみがえれ浜通り」のの2曲を含めたこのCDを普及しながら、復興支援の演奏活動にも参加してきた。
 そして、3・11から一周年の頃にもなると、原発をゼロに、脱原発をテーマにした集会での演奏が相次いだ。
 震災復興なくせ原発in東京行動(井之頭公園)、さよなら原発3・17古河市集会、さよなら原発4・1大集会in茨城、さよなら原発筑西結城地区集会など。
 また、7月14日には、飯舘村民の仮設住宅のある伊達市での復興支援コンサートを実現させることができた。去年以来交流を深めている飯舘村の酪農家、長谷川健一さんとの約束を果たしたものである。
 この日の晩は、福島氏内のライブハウスでも演奏を行い、福島農民連の仲間を激励し交流した。
 9月、燃料となるマキの汚染に窮したカフェHananaのオーナー吉川路子救済のために、岐阜からマキを運ぶのに合わせてコンサートもやろうと、9月8日には小美玉市農民会館で、「手と手・心と心を繋ぐコンサートを開いた。
 10月には、「私の子どもたちへ」の売り上げの一部を、義援金として携えた雑花塾に同行し、南相馬市といわき市で、復興支援金贈呈式とコンサートを開いた。 
 さらには、いわき街中コンサートへの参加もあり、市民やいわき雑魚塾のメンバーとも交流できた
 そして、色々とあったが、最後は12月2日に、原発銀座と称される、福井県越前市文化センターでの「武生合唱団第34回定期演奏会」のステージに立っていた。
 原発密集地で、長期間のたたかいを進めてきた人たちにとっても、この福島事故の現実を伝えるヒューマンファーマーズの演奏に、白羽の矢が立ったのに間違いない。

あっ気ない幕切れ

2012年12月31日 20時29分55秒 | ヒューマン・ファーマーズ

 ここのところ主役が毎年入れ替わってはいるが、2012年は、民主党政府の野田首相を主役とした猿芝居を鑑賞させられる羽目になった。
 毎年繰り返される正月恒例の首相発言に、国民は驚いたり、怒ったり、そしてあきれ果てたりすることも恒例となってしまっている。
 今年も民主党政府の野田首相が、消費税と社会保障の一体改革やらTPP参加発言など、タンカをキルところから始まった。
 昨年12月には、いち早く福島原発事故の終息宣言などを出すなど、財界にこそベタ
褒めされてはいたが、国民にとってはとんでもない首相であることを露呈していた。
 今年はとうとう国民の猛反発をよそに、談合三兄弟と呼ばれた自公両党と、消費税増税法案を通してしまった。
 嘘とペテンのマニュフェストは、次々に放り投げられていった。また、綱領を持たないインスタントの野合政党は、想定どおりに分裂した。
 
 それでも勝算があったのかヤケッパチなのか居直りなのか、唐突に解散総選挙に打って出てはみたが敢え無く大惨敗となったのである。
 大きな期待を持たれて登場した民主党政権は呆気なく終わった。
 だが、猿芝居だろうが、歌舞伎だろうが、ミュージカルだろうが、観劇する国民のいのちや暮らしに関わってくるだけに、正確に判断する目や資質が問われてくるだろう。