北嶋誠のブログ

私の考えていること、言いたいことなどなど。

ゆっくり始動

2011年01月28日 23時45分04秒 | Weblog
 今年初の書き込みなので、遅ればせながらも明けましておめでとうと言ってお
こう。

 速いもので、21世紀も10年を経過してしまった。この間、どれだけのことが出
来たかは判らないが、家族や友人恩人などにも、少なからず亡くなる人があったし、確
実に時は流れてゆく。

 だから、これからの10年は、後悔しないように焦点を絞って、効果的に最低限
のやるべきことをやっておきたい。どれだけ生き延びることが出来るのかは判らないの
だが。

 ところで、年頭早々に、菅首相のtpp(環太平洋連携協定)と消費税増税発
言で、オトソ気分が吹っ飛んだ方も多いだろう。

 だが、行き詰まったこの国の政治の流れからすれば、これは十分予想されたこ
となので、昨年のうちから今年はどうすべきか、すでに思いを馳せてはいた。

 農民運動もヒューマンファーマーズも、ここは正念場だ。決して大げさではな
く、このような状況に対応するためにも活動してきたと言える。

 だが今年の場合、そうがむしゃらにということにはならない。がむしゃらとは
言っても、一方で、手を抜いたり、失敗したり、遊んだり、反省したり、居直ったりと
、それを含めてのがむしゃらさではあったのだが。つまりは、こういう生き方が、個人
的にも或いはチームとしても、そろそろ限界に来たようにも思う。

 もちろん「自由を求めて歩き続ける」ことをやめるわけではない。ただこれか
らは、マイペースで、したたかに、出きることを一つ一つこなして行きたい。

 私なりに、毎日の3割は仕事の時間であるし、やや不眠症気味なのか、睡眠時間
は4~5時間程度で、万年睡眠不足で、まだまだ余裕が出来るというほどではないが、
継続のためにはさらに改善の努力が必要かとは思う。

 今年のわがヒューマンファーマーズは、1月19日の農民連全国大会のレセプショ
ンが初ステージであった。大会の中でも、レセプションの中でも、主催者も来賓も、
当然の如く、tpp反対を異口同音に強調する事態となった。

 当面のヒューマンファーマーズとしては、菅首相が、6月までに参加するか否か
を決定するというtpp問題を念頭に置いた活動をちゅうしんに据えながら、食糧主
権、戦争の放棄、障害者の権利と合理的配慮などをテーマにして展開して行く。「食糧
主権が世界を救う」をはじめ、さらに創作も進めながら、tppの中身を知らせ、世論
を喚起させて行く為に、農民連、食健連、うたごえ運動などともタイアップして演奏活
動も展開する時である。ただそれでも、ゆっくり始動しじっくり機動をモットーにして
行きたい。