「秋が終わったら みんなで集まって 囲炉裏を囲んで やみなべ大会」
「そんなに昔のお話ではない みんなで味わったあの日のやみなべ どこかで人間を信じていたから」とは、ヒューマンファーマーズのレパートリー「やみなべ」の歌詞の一説である。
やみなべには、一体何が入っているのか判らない。人間を信頼して食べるのか。人間を疑って食べるのは思いとどまるか。ここ数年来は食品偽装自験、残留農薬やかび毒汚染の輸入食品など、儲け優先の市場原理のもとで、食の安全を脅かす問題が頻発している。それだけに、人間も食べ物も信用し難いという方も多いのではないだろうか。
因みに、失明した私の場合は、常時やみなべ状態である。したがって、好むと好まざるに関わらず人間を信じて食べるしか生きる道はないのである。
収穫の秋も終わって、いよいよ師走である。既に早々と、各方面で忘年会なども始められている。
11月23日の勤労感謝の日には、各地でこの秋最終ともいえる農業イベントが開かれた。この日は、かつては新嘗祭とか、明治以後から戦前にかけては秋季皇霊祭などと称され、収穫を祝ってきたようである。
ところで、今年は米や野菜の価格が大暴落し、困難な農業経営に、さらに追い討ちをかけている。
それでも、この秋の土日祝祭日に開催された野外行事は、概ね好天に恵まれ、特に農産物直売コーナーはどこでも大盛況であったようだ。
食糧自給率の異常なまでの低さや、昨年の農薬餃子や汚染米自県などは、消費者の関心を高めるのには余りあるものであった。今やその意味では、日本国民総やみなべ状体と言っても過言ではないだろう。
ヒューマンファーマーズの歌「food of 風土(食は風土のめぐみ)」では、「長生きしたけりゃ 四里四方 風土の恵み 旬の味 医食同源 身土不二 郷土料理で スローフード」と歌っている。
近頃は、行政までもが地産地消などと唱えてはいるが、これは比較的新しい造語である。もともとこれに類する言葉、同義語は、この国だけではなく世界的にもたくさんあった。
農産物価格が安値状態であることも拍車をかけてはいるとは思うのだが、安全新鮮、栄養価も高い地場産農産物を求める消費者が増えているのは当然のことだと思う。
お天道様のもとで、正々堂々と作られた地場さん農産物を、自分で料理して食べる以外に、やみなべ状態を脱する方法はないのであろうか。
とにかく、わが百姓フォークヒューマンファーマーズも、農民や消費者に共感を呼ぶ歌を歌ってこその面目躍如である。まだまだやることはたくさんあるのだが。
「そんなに昔のお話ではない みんなで味わったあの日のやみなべ どこかで人間を信じていたから」とは、ヒューマンファーマーズのレパートリー「やみなべ」の歌詞の一説である。
やみなべには、一体何が入っているのか判らない。人間を信頼して食べるのか。人間を疑って食べるのは思いとどまるか。ここ数年来は食品偽装自験、残留農薬やかび毒汚染の輸入食品など、儲け優先の市場原理のもとで、食の安全を脅かす問題が頻発している。それだけに、人間も食べ物も信用し難いという方も多いのではないだろうか。
因みに、失明した私の場合は、常時やみなべ状態である。したがって、好むと好まざるに関わらず人間を信じて食べるしか生きる道はないのである。
収穫の秋も終わって、いよいよ師走である。既に早々と、各方面で忘年会なども始められている。
11月23日の勤労感謝の日には、各地でこの秋最終ともいえる農業イベントが開かれた。この日は、かつては新嘗祭とか、明治以後から戦前にかけては秋季皇霊祭などと称され、収穫を祝ってきたようである。
ところで、今年は米や野菜の価格が大暴落し、困難な農業経営に、さらに追い討ちをかけている。
それでも、この秋の土日祝祭日に開催された野外行事は、概ね好天に恵まれ、特に農産物直売コーナーはどこでも大盛況であったようだ。
食糧自給率の異常なまでの低さや、昨年の農薬餃子や汚染米自県などは、消費者の関心を高めるのには余りあるものであった。今やその意味では、日本国民総やみなべ状体と言っても過言ではないだろう。
ヒューマンファーマーズの歌「food of 風土(食は風土のめぐみ)」では、「長生きしたけりゃ 四里四方 風土の恵み 旬の味 医食同源 身土不二 郷土料理で スローフード」と歌っている。
近頃は、行政までもが地産地消などと唱えてはいるが、これは比較的新しい造語である。もともとこれに類する言葉、同義語は、この国だけではなく世界的にもたくさんあった。
農産物価格が安値状態であることも拍車をかけてはいるとは思うのだが、安全新鮮、栄養価も高い地場産農産物を求める消費者が増えているのは当然のことだと思う。
お天道様のもとで、正々堂々と作られた地場さん農産物を、自分で料理して食べる以外に、やみなべ状態を脱する方法はないのであろうか。
とにかく、わが百姓フォークヒューマンファーマーズも、農民や消費者に共感を呼ぶ歌を歌ってこその面目躍如である。まだまだやることはたくさんあるのだが。