軍事政権化のミャンマーで悲劇は起こった。燃料代値上げ反対などを要求して大規模デモを開いている僧侶、市民、学生らとこれを鎮圧する治安部隊を取材していた日本人ジャーナリストが殺害されたのである。
治安部隊というが実態は正真正銘の軍隊であり、戦争の遂行以外に軍隊の主要な任務として、治安対策という名目での国民抑圧がある。
自民党の新憲法草案では、戦争の放棄を放棄して、自衛軍の創設、海外派兵と集団的自衛権の行使、すなわち戦争をする国作りを目指している。同時に、治安維持活動と称して、国民弾圧の暴力装置としての機能を果たす。
今回のミャンマーでの事件が、その典型的な例ではないか。
また、こういう軍隊の真実を伝えるジャーナリストが、また一人殺害されたことは本当に残念である。
以前イラク戦争でも、郡山総一郎氏がイラク国内での米軍の蛮行を取材していた。真実を伝えようとする彼らを、日本政府や少なくない日本のジャーナリズムは「自己責任論」、「非国民論」を展開して、国内世論を扇動した事は今でも記憶に新しい。
かつて戦前戦中、日本のジャーナリズムが大本営発表を撒き散らし、国民を戦争に駆り立てていった苦い経験をこの国は持っている。
どのような国家、組織、人物でも、増してや軍隊なら、悪事を隠蔽し、事実を歪曲して伝えるのか、真実をありのままに伝えるのか。ジャーナリズムの真価、ジャーナリストの良心が問われている。
治安部隊というが実態は正真正銘の軍隊であり、戦争の遂行以外に軍隊の主要な任務として、治安対策という名目での国民抑圧がある。
自民党の新憲法草案では、戦争の放棄を放棄して、自衛軍の創設、海外派兵と集団的自衛権の行使、すなわち戦争をする国作りを目指している。同時に、治安維持活動と称して、国民弾圧の暴力装置としての機能を果たす。
今回のミャンマーでの事件が、その典型的な例ではないか。
また、こういう軍隊の真実を伝えるジャーナリストが、また一人殺害されたことは本当に残念である。
以前イラク戦争でも、郡山総一郎氏がイラク国内での米軍の蛮行を取材していた。真実を伝えようとする彼らを、日本政府や少なくない日本のジャーナリズムは「自己責任論」、「非国民論」を展開して、国内世論を扇動した事は今でも記憶に新しい。
かつて戦前戦中、日本のジャーナリズムが大本営発表を撒き散らし、国民を戦争に駆り立てていった苦い経験をこの国は持っている。
どのような国家、組織、人物でも、増してや軍隊なら、悪事を隠蔽し、事実を歪曲して伝えるのか、真実をありのままに伝えるのか。ジャーナリズムの真価、ジャーナリストの良心が問われている。