北嶋誠のブログ

私の考えていること、言いたいことなどなど。

お月見なしのけんちん汁

2009年10月28日 23時03分54秒 | Weblog

 京都で気分一新して、我が家に帰ってきてからも地酒と肴のことはしばし脳裏
を離れなかった。

 ただ、京都のことというのではなく、やはり食欲の秋である。旬の食べ物や郷
土料理のことなどが頭の中をかけ巡った。

 そうこうしていると、今度は無性にけんちん汁が食べたくなってきた。

 うまい食べ物は、なにも京都にだけあるわけではないだろう。それぞれの地域
に伝統的な郷土料理が必ずあるはずだ。

 そう考えていると、そろそろ十三夜もやってくる。十三夜といえばお月見であ
る。

 お月見には団子である。そして、ススキ、栗、柿、サトイモなどを供える。

 例年我が家では、満月の良く見える縁側に卓袱台を出して、前記の物のほかに
けんちん汁を供える。

 時には縁側を通りかかった猫が、けんちん汁のおつゆを綺麗になめてしまうこ
ともある。何もつまみ食いをするのは、人間だけではないようである。

 けんちん汁を作る習慣のある地域は、全国に広く分布しているようで、地域や
家庭によっても内容は千差万別のようである。

 我が家のけんちん汁には、大根、牛蒡、人参などの根菜類、サトイモ、こんに
ゃくなど、土の中で育った物が多い。

 その他、豆腐、油揚げなどの大豆加工品、しいたけ、シメジ、ヒラタケなどの
きのこ類や長ネギなどを入れることもある。言わば伝統的素材である。

 根菜類やサトイモなどは、最初に油で炒めた後に煮込む。煮立って具もやわら
かくなってきたら、醤油で味付けをする。地方によっては、味噌仕立てのところもある
ということなのだが、この辺ではしょうゆ味である。

 私は子どもの頃から好物であったが、作り立てよりは何度か煮返した後の方が
、具が柔らかくなり、出汁も出ておいしいと思う。

 いずれにしても、私には満月を鑑賞することはかなわないので、今年もお月見
はなしでけんちん汁をいただくことにしよう。

京都の地酒と食べ物

2009年10月27日 19時35分51秒 | Weblog
 24日の晩、宿泊した行商人専門のようなホテルを出て、京都は馴染みの?佐藤
せいごう推奨の料理屋に立ち寄った。

 昨年の、京都で開催した全国版の憲法フォークジャンボリーの打ち合わせのた
めに出かけた時に、笠木透さんたちとたまたま訪れて気にいっていた店のようであった

 最初は贅沢に天然鯛の刺身などを注文し、その後は懐具合を考えて、手羽先、
レンコンのてんぷらと徐々にランクを下げていった。

 その店でそこそこやった後、せっかくの機会であるので、もう一軒良さそうな
店を探して入った。そこは寿司などもやっていて、高級な雰囲気もしたが、味のほうも上品でうまかった。ただし、先ほどの店よりは料金は高くついた。

 この晩は地酒も純米酒、吟醸酒、冷おろしなどの6銘柄くらいは賞味しただろ
うか。京都の酒と料理はどれもうまかった。たまたま入った店が良かったのかも知れないが。

 翌日は、日本のうたごえ祭典オリジナルコンサートに出演後、帰り際に京都駅
の飲食店で京風野菜のカレーを食べた。

 ジャガイモ、サツマイモの他に、カブか聖護院大根のようなものが入っていた
が、あっさりした味でピリ辛でうまかった。今にして思えば、店員に具は何を使用しているのか聞いておけば良かったと思う。

 市内では買い物をする時間的余裕はなかったので、新幹線京都駅の売店で、お
土産の定番である八橋を買った。多分原材料には、外米かオーストラリア産小麦粉や中国産小豆を使用しているとは想像出来るのだが、私と娘の好物なので買ってしまった。

 しば漬も打ってはいたが、昨年の京都での憲法フォークジャンボリーに出演し
た時に立ち寄った、老舗の漬物屋の品とは違って、輸入野菜や添加物がたっぷりの物ではないかと思い、それは買わずに帰ってきた。

 とにかく失明してからは、日本国中どこに出かけても景色はまったくわからな
いのだが、方言はよく気になるようになった。

 女性に会っても容姿は判らないので、その人間性で判断し対応するようになっ
た。

 そんなことだから、遠出をした時には、地酒や郷土料理などを味わうことがよ
り楽しみになっている。

京都で気分転換

2009年10月27日 00時20分46秒 | Weblog
 北関東憲法フォークジャンボリーが終わり、あれこれと整理もつかないままに
あるのだが、一方で次に向けて動き出してしまってもいる。

 25日には京都で開催された日本のうたごえ祭典オリジナルコンサートに出演
してきた。

 フォークソング関係だけではなく、うたごえ関係のお付き合いも、これまで何
かとお世話にもなってきたという事情もあるので体節にしなければならないところだが、全国の祭典にはすっかりご無沙汰になっていた。

 今年発表したcd「草の根のうたびとたち」のコーナーが設定されていて、お
かげで岡山の原ださんや、12日の北関東ジャンボリーにも出演していただいた山本幹子さんともお会いできた。

 また客席では、やはり12日の北関東ジャンボリーに、はるばる岡山県から参
加していただいていた尾崎勤さんにも声をかけられた。

 彼は、うたごえ関係の音楽界は初体験とのことである。退職を機会に、北関東
憲法フォークジャンボリーや日本のうたごえ祭典など、この国の民衆音楽シーンを見聞して、今後の音楽活動に生かそうというのだろうか。

 毎年張るには、憲法フォークジャンボリーin岡山を主宰しているので、来年以
降は、リニューアルしてもっと面白くなっていくだろう。

 ところで、金も暇もないわがヒューマンファーマーズは、今回もまた私と佐藤
せいごうのフルメンバーならぬ古メンバーで参加した。

 京都の味覚を短い時間ではあるがそれなりに楽しんで、各地の仲間たちとも会
えて、気分はやや良好の状態。まだまだ何かやれるような気もしてきた。