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北嶋誠のブログ

私の考えていること、言いたいことなどなど。

新春早々のHananaライブ

2020年06月23日 13時51分13秒 | Weblog
2020年の1月5日、いつの間にか21世紀も20年目を迎えて、新春早々に、橋本のぶよを
ゲストにHananaライブを開いた。
 昨年9月から、会場はHananaに還って行われている。オーナーの吉川路子が不在で
も、今後もライブを継続していこうという、友人たちの熱い思い入れが感じられたひと
時だった。
 私としても、何かと思いはあるものの、年の初めを契機にして、気分をリセットして
いきたいので、報告は取りあえずここまで。

世界の流れは家族農業・核廃絶・人権工場なのに〜一障害者農民の憂い

2019年04月12日 21時24分13秒 | Weblog
わが家の暮らしや仕事のことで難問山積で、どこから手を付けていいのか分からない状
態なのに、世界の流れはなどと呑気なことをのたまわっている場合ではないだろうと言
われそうだ。
 だが、農業、平和、環境、人権など、あらゆる問題が、私自身と家族の生命と暮らし
に関わってくることは当然だし、これらの問題の根源が、世界の流れに逆行する安倍内
閣自民党政治に行き着いてしまうようにも思う。
 例えば国連では、世界の飢餓や貧困などを解消していくためとして、家族農業の10年
を提唱しているのに、この国の農政は、効率優先利潤優先の大規模企業経営を推進して
いる。
 やはり、核兵器の廃絶は世界の悲願なのだが、唯一の被爆国であるにも関わらず、国
連で決議した核兵器禁止条約にも参加していない。
 世界が、軍縮と平和の方向を模索し対話の努力をしているのに、外国の脅威をあおり
ながら軍事費を増大させ、憲法九条を改悪して、戦争をする国に戻そうとしている。
 地球温暖化対策のパリ協定では、地球規模での問題であり、一国の存亡をかけて臨ん
でいる国がある一方で、日本政府は温室効果ガスの削減にも消極的である。
 人権問題では、国民の知る権利のバロメーターの一つである報道の自由度の世界ラン
キングが67位とか、男女平等ランキングが調査国中最下位の114位だとか、国際組織の
発表による無残な数値もあるが、数字の問題以上に、人権向上を願望する世界の流れか
らすれば、この国はまだまだ人権後進国ではないだろうか。
 視覚障害者生活21年を今さらに愚痴るわけではないが、障害者権利条約の締約国とな
って4年、これを受けた障害者差別解消法の施行から3年を経過したがどうなっているだ
ろうか。
 私たちの実感としては、これらの法制が国民に啓蒙されることなく、関係機関に周知
徹底されることもなく、障害者を取り巻く環境の改善が遅々として進展しない中で、障
害者は相変わらずの自助努力を余儀なくされている。
 何か止めどなくなってきた。障害者としての悲哀を、ここでまた愚痴るまいとは思っ
てはいたのだが、世界の流れと日本の現状を引き合いに出して、憂い、憤り、そしてさ
んざんに愚痴っている一障害者である。

視覚障害者として生きるために

2019年04月12日 21時19分25秒 | Weblog
視覚障害者でも生きていくために、やるべきことはたくさんある。だから、こんなブ
ログを書いている暇はないのだが、ふと思い立った時には書き込むようにしている。
 大した意味は持たないだろうが、これを見ている何人かの友人知人たちへの伝言や、
私自身への叱咤激励くらいにはなっているだろう。
 ところで、失明してから、間もなく21年を迎えようとしている。何とか酪農を続
けてはいるものの、経営のうえでは、あくまでも補助的な役割を果たしているに過ぎな
い。
 障害者としてのハンディの重さが、厳然たる事実としてある。
 遅ればせながら障害者権利条約の締約国となり、障害者差別解消法はできたが、この
国はまだまだ人権後進国である。つい最近でも、官公庁をはじめとする障害者雇用の水
増し問題が発覚したばかりである。差別は、今でも重く根深く存在しているのである。
 実際に、社会参加どころか、自分自身の衣食住の確保ですら、単
独ではままならないのが現実だ。
 視覚障害者の三大不自由として、移動歩行の不自由、情報通信の不自由、就労の不自
由がある。これらをはじめとして、私たちの行く手には様々な、そして言葉では言い尽
くせない障害が横たわっている。
 視覚障害者の先人たちによれば、かつては今に比較にならないほどの苛酷な差別と人
権蹂躙の時代であったという。それを社会参加と運動で、長い年月をかけて克服してき
たのである。
 今を生きる私たちに、どれだけのことができるかは分からない。でも、先人たちに続い
て、自らができることで行動しものを言い、次代に生きる障害者に引き継いでいかなけ
ればならない。
 今、結城市内で活動している視覚障害者は僅かに数名である。その仲間たちと共に、
ささやかながらも障害者運動を開始している。
 音声パソコンや点字の勉強会、音声信号とエスコートゾーンの設置、点字ブロック
の整備と設置、日用生活機器支援事業の活用、視覚障害者福祉大会決議文を結城市・社
協・市会議員などの関係者に提出、各種の交流会などを取り組んで成果も上げ、仲間
の和を培っている。
 この3月15日には、結城市社会福祉協議会の同行援護
事業の改善充実を求めて、結城市長への要望書を提出した。
 もちろん、これらの活動も、私たち障害者のみでは容易なことではない。健常者や視
覚障害者団体の支援なしには継続は困難である。
 まだまだ視覚障害者への理解が進まず、差別も存在する現状では、これらの活動がす
べて功を奏するというわけではないが、一歩一歩の前身にはなるだろう。
 詳細については、その後の経過を含めて後日に報告することにしよう。

鶯が来たる林

2019年04月12日 21時17分24秒 | Weblog
 今年は3月10日に鶯の渡来を確認した。毎年のことで当然のように思ってはいたが
、最近では森林の減少傾向の下で、それが当たり前ではなくなっているようだ。
 地球温暖化対策の一つとして、森林の保護再生が叫ばれてはいるが、この関東平野一
帯ではそんなことはどこ吹く風だ。
 工業団地開発などはもちろんだが、自然エネルギーの太陽光発電や農地規模拡大とい
うようななんとも皮肉な例もある。
 地球温暖化と気象変動は大問題だが、私としては、毎年色々な野鳥が訪れるささやか
な自然が身近にあってほしいだけだ。
 その意味では、昨年の菜の花の森コンサートで、雑木林の中で森のエコーが効いた鶯
の鳴き声が聴こえたときは感動したものだ。生息場所が焼失し続けているだけに、今年
も必ずやってきているに違いない。

3・1朝鮮独立運動から100年を歌う「マンセー」

2019年04月12日 21時14分51秒 | Weblog
今からちょうど百年前の3月1日は、日本に植民地支配されていた朝鮮の独立運動が始
まった日である。
 韓国朝鮮の人々には特別の日であっても、日本政府はもとよりそしらぬ姿勢で、メデ
ィアの報道もほとんどない。
 直接の侵略を受けて、人権も民主主義も無く、筆舌しがたいほどの苦難の時代を体験
してきた朝鮮の人々と、真実が隠された近現代史を教え込まれてきた私たち日本人の間
には、どれほどの歴史認識のギャップがあるのだろうか。
 ここで多くを書いている暇はない。ただ、侵略してきた側の人間として、今何ができ
るのだろうか。
 笠木透と雑花塾、ヒューマン・ファーマーズで演奏してきた「マンセー」(作詞・笠
木透、作曲・北嶋誠)という歌がある。2010年の韓国併合から100年の時に制作した、
笠木透と雑花塾CD文庫Vol2「鳳仙花」に収録されている。
 私が原詩を読んだ時の題名には、「マンセー〜知らされなかった歴史」と、サブタイ
トルが付いていた。そういうことなのだ。

  私たちは知らなかった 知らされなかった
  90年ほど前の 非暴力のたたかいを
  独立を宣言し 日本に立ち向かった
  朝鮮の人々の 非暴力の叫びを
  マンセー マンセー
  (マンセーより)

 ソウル市内のパゴダ公園から始まった3・1独立運動から100年。今年は、「100年ほど
前の…」と歌っていこう。ささやかな行動かも知れないが、それでもこれが文化でたた
かうヒューマン・ファーマーズである。

九条改憲をめぐる分岐点の年

2019年04月12日 21時12分56秒 | Weblog
何から手を付けてよいか分からない状態のうちに、文字通り刻々と時は過ぎていく。こん
な時には、あわてず騒がずに、着々とできることを進めていくしかない。
 そうは言っても、そうすんなり行くものでもない。瞬く間に3月になってしまった。
歴史的分岐点の年になるかもしれないというのに。
 安倍首相が国会での改憲発議を公言し、統一地方選挙と参議員選挙を控えた今年は、
九条改憲をめぐる攻防がいよいよ正念場となる。
 かつては、外国への侵略戦争を繰り返してきたこの国だが、敗戦から74年、日本国憲
法施行から72年、この間、一度も戦争をしてこなかった。外国人を殺さなかった。この
背景には、悲惨な戦争への痛切な反省の中からにじみでてきた、世界に誇るべき、戦争
の放棄を掲げた憲法第九条の存在がある。新年を迎える度に、その想いを新たにする。
 統一地方選挙と参議院選挙を控え、衆参同日選挙も取りざたされている今、全国各地
で展開されている草の根の市民運動によって、市民と野党の共同を大いに発展させ、九
条と平和を守り、九条を生かした平和外交で、世界に貢献する政府を実現していこう。

結城駅周辺点字ブロック点検行動

2018年07月11日 12時55分16秒 | Weblog
5月28日午後3時から、私と植田実は、結城市役所担当課の立ち合いを要請して、結
城市の中央部の、結城駅、市役所分庁舎、市民情報センター周辺の点字ブロックの点検
行動を実施した。
 目的は、 視覚障害者の移動歩行の不自由の解消、交通バリアフリー社会実現のため
などである。

 予定時間の午後3時に、JR結城駅北口前の巡回バス停留所前に集合した参加者は、北
嶋誠、植田実の両名とそれぞれのガイドヘルパー、結城市役所から、社会福祉課と土木
課から各一名の、合計6名であった。
 点検予定の場所は、以下の通りである。
 ①巡回バス停留所から結城市役所駅前分庁舎、結城市社会福祉協議会までの間。
 ②巡回バス停留所から結城市民情報センターまでの間。
 ③結城市民情報センターから結城市役所駅前分庁舎、結城市社協までの間。
 ④結城市役所駅前分庁舎、結城市社協からJR結城駅改札口までの間。
 ⑤JR結城駅改札口から結城市民情報センターまでの間。
 ⑥巡回バス停留所からJR結城駅と改札口までの間。
 ⑦巡回バス停留所からJR結城駅を経て結城市民文化センターまでの間。
 ⑧その他。
 およそ1時間弱の点検行動の中で、実際に点検して調査できたのは、①、②、③のみ
であった。
 この結果として判ったことは、駅前広場一帯には点字ブロックが敷設されてはいたも
のの、市役所分庁舎や市民情報センターへの出入りのブロックが不備であること等、い
くつかの問題点があった。
 視覚障害者にとっては、実用的ではない個所が多々あり、実際には、どれだけの障害
者が利用しているのか疑問が残った。
 私たちは、いくつかの改善点を指摘し、順次整備していただくよう要請した。
 土木課の職員からは、「何ができるか相談して、連絡する。」との返答を得たが、よ
り利用しやすいように改善を求めていくには、茨城視生会の協力も得て、今後の組織的
で継続した取り組みが必要である。

確定申告の時節に50年ぶりの同窓会

2018年07月11日 12時36分46秒 | Weblog
2月から3月といえば、話題には事欠かない時期ではあるが、これは簡単な経過報告で
あって、大したネタではないかもしれない。
 2月11日の初午まつりを過ぎると、確定申告の真っ盛りの時期となる。今年結成30年
を迎える茨城県西農民センターでは、3・11重税反対全国統一行動に向けての支部会、
相談会、記帳会など、税金闘争がいよいよ佳境に入るん。
 そのせいばかりではないのだろうが、コンサートや演奏活動は少ない。新年会や新春
の集いといった類の催しもほぼ終わる時期である。
 その一方で、九条の会、パソコン交流会、うたごえ喫茶、などの定例行事はあるし、
各団体組織の総会や大会なども始まってくる。
 だからどうということもないのだが、今年のこの時期に特別な出来事として、卒業後
50年ぶりの、今はなき結城市立江川中学校の同窓会が行なわれたのである。
 この同窓会には、同行援護制度に基づくガイドヘルパーを伴って出席した。だが実は
、私が契約している某事業所では、昨年から飲酒を伴う用件についての同行は受け付け
ない旨の方針を打ち出していた。
 これでは、制度上容認されている冠婚葬祭や居酒屋などへの同行は、初めから申請不
可であり、出先で飲酒の機会があっても、一般社会人と同等に参加ができないことにな
る。
 もちろんこのことは、視覚障害者にとって、新たな差別と不自由を生み出すものとし
て、私は納得せず決して容認できるものではないが、この事業所はかたくなにも撤回
してはいない。
 この状況の時に、なんと50年ぶりに旧結城市立江川中学校の同窓会が行なわれた。幸
運にも、筑西市の事業所と新たに契約をしていたため、同行援護を頼んで同窓会には堂
々と出席することができた。
 視覚障害者が、ごく当たり前の社会活動に参加できないという、障害者権利条約や日
本国憲法、差別解消法などの制度の趣旨にも反し、障害者の権利向上、社会参加の促進
という社会の大きな流れにも逆行するこの事業所には、このような矛盾点を示しながら
改善を求めていきたい。

オスプレーは不時着か墜落か

2016年12月20日 20時22分08秒 | Weblog
12月と言えば、何かと慌ただしい師走である。然るに、ブログなど書いている場合
ではないのだ。
 それでも、憲法不在、国民不在とでも言うべき、今の日本の状況を表すような、この
事だけは触れておかなければならないだろう。
  それは、米軍名護飛行場所属の、米国垂直離着陸輸送機MV22オスプレーが、沖縄
県名護市の海岸に不時着?したとのニュースだ。
 NHKニュースや一部の大手新聞の報道などでは、おスプレーが不時着とあった。また
日本政府も、安倍首相は「遺憾」を表明したが、稲田防衛大臣が、「不時着と認識して
いる」などと、米軍には至って寛容な姿勢だ。
 これに対して沖縄県は、大破したオスプレーの事故を、墜落と位置づけた。
 米国の一部メディアも、最大A級の事故だと報じた。
 更に、現場からの報告でも、散乱した機体の残骸の周辺で、米海兵隊員が、核防護服
を着用して作業をしていると伝えた。と
 日本国憲法の下にあるにも関わらず、日米安保条約と地位協定の下で、やはり日本政
府は、米国の僕となり果てたか。
 この事故について、沖縄県副知事が抗議したところ、米軍高官は、「住宅地を避けて
海に不時着させた兵士に感謝するべきだ」と、逆に激怒したという。
 外国の軍隊が、海外での戦争のための訓練中に事故を起こし、これに感謝する国民が
何処にいるというのか。沖縄県民、日本国民を愚弄するにもほどがある。
 沖縄住民のたたかいは、ますます燃え上がるに違いない。沖縄以外の日本国民が、こ
れを自らの問題として、協同した運動を広げることが肝心だと思う。

師走なのに国会会期延長

2016年12月20日 20時20分52秒 | Weblog
今日は12月1日、いよいよ師走だ。 何かと多忙なこの時節、国会では一昨日、自
公与党が謀って、ロシアのプーチン大統領が来日する前の14日までの会期延長を決め
た。
 師走だろうが何時だろうが、とにかく嘆かわしいことは、暴言、強行採決が相次ぎ、
この上、強引な会期延長とは。国民を愚弄するにも程がある。
 増してや、動機が不純である。その発効が絶望的になっているTPP協定の批准や、福
祉切り捨て政策の一環である年金カット法案、そしてカジノ法案など、悪法を強行採決
させる狙いだ。
 安倍内閣は、さまざまな課題で、行き詰まりに陥っているにも関わらず、暴走は加速
させている。
 世界で一番企業が活躍しやすい国、戦争をする国づくりを目指して、大企業には減税
と手厚い支援で、国民には大増税だ。
 軍事費は、5年連続して膨張させて、5兆円を超えるとかで、更に軍事大国化への道
を急ぐのか。
 その一方で、医療介護の負担増、年金カットなどの福祉切り捨てで、貧困と格差は一
層拡大させることになる。
 米国に従属し、大企業主導の、軍拡と経済優先の路線には道はない。立憲主義と民主
主義を取り戻し、医療、福祉、教育、就労、食糧、環境、平和など、民の命と暮らしを
守る政治の方向にこそ未来はある。