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北嶋誠のブログ

私の考えていること、言いたいことなどなど。

日本のうたごえ大音楽界と食糧主権・tpp

2011年12月20日 15時47分33秒 | Weblog
2011年のヒューマンファーマーズの滑動は、予定外の演奏機会が増えたが、日本のう
たごえ祭典大音楽会への出演と食糧主権が世界を救うの演奏は、すでに昨年から予定さ
れていたものである。
 昨年菅前首相が、唐突にtpp(環太平洋経済連携協定)参加問題を切り出した。そ
こから、大震災ト原発事故で一時はストップしていた様になってはいたが、今年11月に
野田現首相が協議への参加を表明するなど、米国と財界に隷属して、国民にはさっぱり
説明もなくゴリ押ししてきた。
 国家の主権をも侵すような不平等条約のもとで、農業のみならず国家経済そのものが
米国に牛耳られることになってしまう。
 今年の千葉の日うたでは、食と農がいよいよ以って危うさを増し、また農業県という
こともあり、ヒューマンファーマーズの「食糧主権が世界を救う」に白羽の矢が立った
ものと思う。
 たしかに一連の農産物自由化の総仕上げのtppにあっては、地産地消も、自給率向
上も、食の安全も、地域経済も、環境も、文化も、つまりは食糧主権や国家主権が否定
されてしまうわけである。
 ただ、大音楽界で精一杯食糧主権を歌ったところで、どれだけのメッセージになるだ
ろうか。
もう一極、千葉県農民によるオリジナル曲を演奏しようとの話もあったが、これは没に
なった。
 ヒューマンファーマーズとしては、事前に千葉県内などでプレ企画演奏会を何度か開
くことと、大音楽会前日のオリジナルコンサートにも出演して、大音楽界での食糧主権
に繋げようと考えた。
 結果的には、市川市、多古町、八街市の3箇所で、tpp学習会や生産者消費者交流
会に合わせて取り組むことができた。
 また、オリジナルコンサートに出演するとともに、大音楽界では、情勢に対応した歌
として「ふるさとを汚したのは誰」を急遽演奏することになった。
 演奏技術ではまだまだの私たちだが、そのメッセージと姿勢で以って、大会の成功に
多少なりとも貢献できたのであれば幸いである。

「第17回視覚障害者のことを知ってますか?コンサート」のご案内

2011年12月19日 20時16分12秒 | Weblog
恒例の、茨城県視覚障害者の生活と権利を守る会主催による「視覚障害者のことを知
ってますか?コンサート」が開かれます。
 わがヒューマンファーマーズも過去に2回ほど出演しています。
 次に案内文を添付しますので、皆さん奮ってご参加ください。

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第17回 視覚障害者のことを知ってますか?コンサート

◇ボーカル&ピアノ
 出演者:ロゼ&ヌワール
 出演者紹介:
以前から家族ぐるみのおつき合いがある2人です。ボーカルの小沢治美さんは全
盲で、高校生と小学5年の2人の男子の育児をする傍ら、自宅でご主人の鍼、マ
ッサージの治療院を手伝っています。伴奏の横須賀広恵さんは、就学前の2人の
男子の育児をこなしながら、ピアノの先生をなさっています。
子育てや、自立した女性ならではの悩みを抱え、それでも音楽を心の支えとし
ながら日々を精一杯にくらしている2人です。
ご本人からのメッセージです。「ほんのササヤカなあたりまえの幸せに感謝を
忘れずに、今の素直な気持ちのままに、優しい音楽を目指したい。そんな思い
をこめて 演奏したいと思います。」
  演奏曲は 「旅立ちの日に」 「おひさま」 他を予定しています。

◇メッセージコーナー  
見えないってどんなこと?~視覚障害者の日常生活~
  仕事や趣味、レクリエーションなど日常生活について男女3人の
視覚障害者がお話しします。後半には質問コーナーがあります。
皆さん、遠慮なく手を挙げて下さいね。

日時:2012.1.15(日)  開場:13:00 開演:13:30~15:30
会場:茨城県立図書館 視聴覚ホール
 水戸市 三の丸1-5-38
 TEL 029-221-5569  
 http://www.lib.pref.ibaraki.jp
入場料:無料 ご自由にご参加ください

*問い合わせ先:TEL090-5449-0357(茨城県視覚障害者の生活と権利を守る会
 事務局:浅見まで)

一人でも多くの方々に視覚障害者のことを理解していただき、バリアのない
誰もが安心して生活できる社会を築くことを願ってこのコンサートを
開催しています。

※御来館の際は,なるべく公共交通機関を御利用願います。お車を御利用の際は,
三の丸庁舎(旧県庁舎)の駐車場を御利用ください。

主催:茨城県視覚障害者の生活と権利を守る会 
   茨城県立図書館 
(以上)


結城うたごえ喫茶

2011年12月19日 14時54分38秒 | Weblog
ここ数年来、うたごえ喫茶がブームと言っても良いような状況ではあったが、わが結
城市でもという声には聞こえない振りをしていた。
 たしかに、団塊の世代を中心に、かつてのうたごえ運動やうたごえ喫茶が華やかなり
し時代に青春を謳歌した方々には、理屈抜きの要求が渦巻いていることはよく判ってい
た。
 だが私自身が、その要求に応えて、うたごえ喫茶を始めようなどとは毛頭考えてはい
なかった。
 先ず昨年までは、歌声喫茶を取り組むこと自体が全く頭になかったし、当然余裕もな
かった。だが、今年に入って、地元での滑動やら仲間作りをしようと言う時になって、
地域での新たな結びつきを求め、ネットワークを広げて行くためには、うたごえ喫茶が
手っ取り早い方法の一つかなとも考えたのである。
 昨年は、旭爪あかねさんの原作による映画「アンダンテ~稲の旋律」結城上映会を取
り組んだが、そこで実行委員や協力者を募ったところ、かつての恩師あり、労音やうた
ごえの旧友ありで、これらの地元の人たちと再会できたこともヒントになっている。
 事実、その後数十年ぶりに文化運動に復帰している人もいる。
 また昨年は、かるちあ農園としての文化祭コンサートを取り組めなかったため、代わ
って、あまりお金がかからず、比較的に準備にも手間がかからないうたごえ喫茶を公民
館で開催した。
 50名程の参加者だったが、ここでも新しい繋がりができた。
 こういう経緯もあって、うたごえ喫茶の要求と私の要求が一致したのである。
 そうなれば、あとはスタッフを揃えることと場所の選定である。うたごえ喫茶開催に
必要な人材としては、まず司会、伴奏、歌唱指導に3人から4人と、受付や会計に2人か
ら3人の、合計5名以上はいる。
 そこは、熱烈なうたごえ待望のおばさまたちの中から難なく集めることができた。伴
奏は、当面私が引き受けることにした。
 会場となるお店は、結城駅近くにあるフランソワというカフェレストランを見つけ、
相談をかけたところ快諾をいただいた。
 歌集は必要な部数を買い揃え、参加者に貸し出しすることにした。
 ただし、毎月定期開催するほど時間は取れないので、年に5回程度の開催を目処にし
て、最低でも3ヶ月以内に1回、土曜日の午後2時から4時までの開催とした。
 これまで、7月30日を皮切りに、9月10日、12月10日と3度開いている。
 これまでのところ概ね好評である。お店の客席数は三十数席ほどだが、この町には丁
度良い規模なので、のんびり宣伝支那がら進めて行くことができるだろう。

「癒しの実コンサート」のお知らせ

2011年12月18日 15時08分14秒 | Weblog
私の仲間でもある、村上守さん 真理子さん夫妻によるコンサートが開かれます。
 24時間テレビでの演奏を見て、すでにご存知の方もあろうかとは思います。
 タイトル通りに、本当に心癒される演奏です。
 村上さんの挨拶と、コンサート案内をご紹介しますので、ぜひお出かけください。





 こんにちは、村上です。みなさん、お元気でお過ごしですか?

 さて、私たちは、12月23日の祝日に、県総合福祉会館にてコンサートを開催し
ます。治療院開業20周年を記念してのものです。案内を、下に記します。よかった
らぜひ、聴きにいらしてくださいね。また、周囲のみなさんにお知らせしていただけ
れば嬉しいです。

 それと、このコンサートについて、毎日新聞の取材を受けたものが、今日(11月29日
)の新聞に
掲載されているようです。併せてお知らせします。


---------- 案内ここから ----------
心の栄養補給に
「癒しの実」コンサート♪ №8
★20周年 ありがとう!★

 村上守 真理子です。マッサージ鍼灸の村上治療室は、開業20周年を迎えること
ができました。視覚に障害があっても、マッサージ鍼灸の仕事と、大好きな音楽をす
ることで、充実した生活がおくれていることに感謝。そして応援してくれるみなさん
、ありがとうございます。
 20周年を記念して、コンサートを開催します。私たちの演奏とともに、20年を
振り返るコンサートです。

とき   2011年12月23日(金・祝)
     午後2時30分~4時 (開場2時)
ところ  県総合福祉会館 コミュニティホール
       ℡029-244-4545 水戸市千波町1918
出演   村上真理子(フルート) 村上守(ギター 歌)

内容  第1部  村上真理子 ちょっといいよね! クラシック
          「フルートソナタ ト短調(ヘンデル) 」 ほか
    第2部  村上守 10年ぶりに歌う!  「スタートライン」 ほか
    第3部  フルート&ギターで定番の!
          「幸せ続きますように(オリジナル)」
          「旅立ち(オリジナル)」
          「きよしこの夜」  「Tomorrow」 ほか
          新曲も用意しています♪

入場料  無料 (定員300名 事前の申し込み不要)

主催   「癒しの実」コンサート実行委員会 (村上治療室内)
問合せ  ℡029-295-5508 那珂市鴻巣2995-2

 ※ 駐車場が不足しています。ご来場の際には、バス(水戸駅北口6番乗り場))
をご利用ください。お車ご利用の場合、なるべく乗り合わせてご来場ください。よろ
しくお願いいたします。


年頭から目算外れる

2011年12月18日 11時50分44秒 | Weblog
振り返れば、年頭から想定外というか、目算外れの兆候はあったのかも知れない。
 今年は農民連関係の役職をいくつか降りるという事情もあって、ヒューマンファーマ
ーズの滑動に関われる時間が多少はとれるものと思っていた。
 ただし、滑動を活発化させるということではない。むしろ、やや滑動胞肓を修正しよ
うとしたものである。
 全国的な展開はやや控え目にして、地元や近県の滑動を主体にすることや、地域に根
ざした歌作りや仲間作りを考えたのである。
 また日本のうたごえ祭典や憲法フォークジャンボリー、農民連や食健連など、これま
でお世話になり共に活動してきた仲間たちへのお礼参り?の演奏活動なども、この際だ
からしておきたいとも考えていた。
 そんな思いを伝えながら地に足の付いた滑動をとも思っていた。
 だが、まず新年の茨城農民連鍬入れでは、事前に行われた執行委員会が紛糾して長引
いたために開催時間が大幅に遅れた。私は、その晩の笠木透と雑花塾のcd文庫「ポス
ター」のレコーディングのために長野県松本まで出かけなければならない予定になって
いた。そして、間もなく佐藤せいごうが迎えにやってきた。
 結局、何も語れず、歌えず、食うことも飲むこともかなわず、という心残りのままに
なってしまった。
 その後もそれなりに演奏活動ををし、さらに予定も入ってきてはいたが、3・11大
震災で吹っ飛んでしまった。
 予定道理にはならなかったが、それでも、創作、演奏、仲間作りなど、何とか成果が
あったので、まずは良かったとは思っている。

ヒューマンファーマーズ 想定外の2011年

2011年12月17日 19時44分15秒 | Weblog
また、久々に書こうと思う。複数の個人メールやホームページへの通信でも足りるこ
とではあるのだが、とりあえず友人たちへの連絡くらいにはなるかも知れない。
 何しろ、秋は思いもよらない事態の中での滑動に追われて、それなりに充実してはい
たものの、多忙でゆとりもなかったことは事実で、書き込みどころではなかったとも思
う。
 ところで、原発事故は想定外だったと東電は言い張ったが、想定し、警鐘乱打し、反
対運動をしていた人たちもたくさんいたはずである。
 それはさておき、ヒューマンファーマーズの今年の滑動は私の目算とは違い、こちら
の方が想定外の展開をみせてしまった。
 もちろん東日本大震災と原発事故の影響によるものだが、ただ想定外とはいえ、この
緊急で重大な事態に対応しての滑動もできたことは、まったく自画自賛だと言われるか
も知れないが、それなりに良い評価ができると思っている。
 3月11日以後の、虚脱感や混乱、自粛ムードの中で、前半の演奏活動こそは停滞した
ものの、後半は、大震災と原発をテーマに、創作と演奏滑動を旺盛に展開することがで
きた。
 もちろん自身が被災者でもあり、未熟な私たちのことではあるが、周囲を見回せば、
まだまだほとんど取り組まれていない状況の中では、良くできた方だと思っている。
 日本のうたごえ祭典大音楽界での「食糧主権が世界を救う」の演奏と、tpp参加に
反対する運動との共同してのプレ企画演奏活動は、ある程度予定していたものである。
 だが、「よみがえれ浜通り」「ふるさとを汚したのは誰」などの創作と演奏を始めた
ことが、被災者支援コンサートの開催、10・30なくせ原発!大集会in福島に出演、
日本のうたごえ祭典代音楽会での「ふるさとを汚したのは誰」の演奏、などへと繋がっ
ている。
 暗中模索の中でも使命感のようなものに突き動かされて、知識も才能もない者が創作
した歌にしては、福島県民や多くの人たちに共感され受け入れられたことで、とりあえ
ずはほっとしている。
 他者からの評価は様々あるだろうが、恐れず怯まず、まずは作って歌ってみないこと
には始まらないということも判った。
 これもひとえに、これまでの滑動を通しての多くの人たちとの結びつきによるものと
感謝している。

大震災から半年・被災者支援コンサート

2011年09月08日 23時21分19秒 | Weblog
3月11日の東日本大震災から半年になる。それは、私が重税反対統一行動の集団申告
を終えて、税務署から帰宅して間もない時刻であった。
 まだ寒さの残る時期ではあったが、あれから半年、もう秋である。各被災地も我が家
も、復旧復興は遅々として進まず、原発事故の終息と対策も一向にはかどっていない。
 政界では困窮している人たちなどそっちのけで、権力争奪戦をしているが、こんな中
でも、民間による被災者支援活動は私たち自身も被災者でもあるので、大いに励まされ
る思いである。
 こんな時に迎える秋はどうしようかと思ってみても、才能も行動力も乏しい私たちに
は大それたことはとても出来ない。
 だが、これまでじぶんたちなりに活動してきたことの延長線で考え、その手法を踏襲
することで、そう背伸びをしなくても、何かは出来るはずである。
 その一つは、ささやかながらも文化でたたかうということである。もちろん、私たち
の「歌や音楽」を、とても文化とは評価されない方も多いだろうが、これが私たちの文
化水準であるのだから居直って行くしかない。
 今年の地元の文化祭の一環として取り組む、「10・22東日本大震災被災者支援コ
ンサート」もそうである。
 タイトルは大きいが、もちろんこのコンサート一つで何がどうなるというほどの影響
力はないかも知れない。
 それでも、こういう微力というか弱者が取り組む、ささやかな助け合いの行動が重な
り合ってこそ、大きな力になって行くものだろうと思う。
 阪神大震災や中越大地震の被災者、宮崎県の口蹄疫大発生で大被害を受けた畜産農家
の人たちなどが、東日本大震災の被災者支援活動を積極的に行なっていることも、そう
いうことの表れの一つなのだろう。
 私たちのコンサートも、お金持ちのポケットマネーで取り組める程度の経脾で開く。
 もちろんスタッフは手弁当。出演者には趣旨に鑑みてギャラの面では泣いていただく
ことになる。
 また会費は安く設定してあるので、義援金を集めるどころか、コンサートそのものが
赤字になってしまうかも知れない。
 それでも、少しずつでも様々な人たちに、被災者の話や演奏を聴いていただくことが
まず第一で、共に励ましあって生き抜いて行こうという思いを共感しI帯と願っている

 
東日本大震災被災者支援コンサート

 日時  2011年 10月22日(土) 午後1時から4時
 会場  茨城県結城市 結城市民情報センター三階多目的ホール(jr結城駅北口前

 内容
 第一部  地元チーム演奏
  ヒューマンファーマーズ
  絹の会の皆さんによる三味線合奏
 第二部 被災地からのメッセージ 飯館村は今
  原発事故による放射能汚染で、人も牛もいなくなった福島県飯館村。
  ホットスポットの村から、怒りの語部として活動中の長谷川健一さん(酪農家)。
  スライドを上映しながら苦しみと怒りの日々を語る。
第三部 笠木透と雑花塾 大震災を歌う

会費  一般 1000円  中高生・障害者 800円

主催  かるちあ農園(ふぁーむ)

後援  結城市教育委員会  結城市文化協会  結城母親連絡会  結城平和委員会
    九条の会・ゆうき  茨城のうたごえ協議会 (9月1日現在)

お問い合わせ  ℡0296-35-0931  北嶋誠

気候も政治もパソコンも異常あり

2011年08月26日 22時56分32秒 | Weblog
 つい4日前まで、約10日間程はボランティアの方にパソコンの修理をお願いしていた
ために、メールの送受信は途絶えて、作文やインターネット検索も全く出来ない状態に
あった。
 それ以前もしばらくの期間はパソコンの作動が不調で、約4年半ぶりにパソコンを使
用しない日々が続いた。
 この4年半、視覚障害者用音声パソコンは、すべてを補うことは当然無理なこととは
いえ、何かと役立ってきたために一時はちょっと困ったことになったと思った。
 それでももちろん、若干の不便さ不自由さはあったが、それで何もかもが止まってし
まうというものでもない。私にとっては、パソコンそのものが必要というより、暮らし
や社会滑動参加のための道具として必要なものなのだろうと思う。
 科学の進歩のいわば恩恵を受けているわけだが、科学の進歩は人間にとっては諸刃の
剣でもある。
核を含む武器の発達は戦争と殺戮という人類最大の悲劇を生んだ。電気のある生活は便
利になった反面人間らしい生活習慣や生活技術を喪失しつつある。
 食糧農業問題では、農薬と化学肥料依存の農業、食品添加物と遺伝子組み換え食品の
増加、クローン家畜の開発、石油製資材や大型農業機械の普及などで、効率化や利便性
は計られる一方で、食の安全や農業の持続的発展は全く覚束ないものとなっている。
 人々の命より経済性重視、国民不在で大企業重視の政財官癒着の権力構造の矛盾が、
今回の原発事故と放射能汚染をも引き起こしたとも言えるし、環境破壊と地球温暖化、
異常気象もそうだ。
 そんな中で、この国の政界は、あいも変わらず国民不在の権力抗争を繰り返す、まさ
に異常事態である。だから、私のパソコンの異常などは、全くとるに足りない話ではあ
る。
 自己責任論が押し付けられる世相ではあるが、私自身もこの異常に巻き込まれること
泣く、農業とヒューマンファーマーズ、そして社会滑動にマイペースで取り組んで行く
ことにしよう。

秋を迎えるまでに

2011年07月18日 22時55分56秒 | Weblog
 この秋を迎えるまでにやるべきことは多々あるが、秋のヒューマンファーマーズの演
奏活動をより充実したものにするために、構想を練っておかなければならない。
 まずは創作を進めたいが、特に大震災原発ものは、被害や影響が広範囲に及び、その
後の経過も多様で、どう対応してよいか難しいところでもあるが、むしろ歌は色々あっ
て良いのだと思う。
 人間の生き方が問われるような歴史の転換点になるほどの重要でタイムリーなテーマ
であることから、恐れず作って唱って行くしかないだろう。
他人の 評価はあまり気にならないにしても、共感し和えなかったり、励ましや少しの
慰めにもならない時もあるかも知れない。それでも、多少なりともフォークシンガーと
しての自負心を持つならば、有りのままの自分で、今という時期を逃さずトライするべ
きである。
 その上で、どうにも駄目ならば、仕事も遊びも学習もまだまだ不足しているという証
拠である。出直し、修行のやり直しということだろう。
 実際に、震災や原発事故の被災地を見たり、被災者や避難者の話を聞かなければ判ら
ないことが多いはずであるし、それでもなおかつ当事者でなければ判らないことも多い
ことだろう。
 その一方で、外部から冷静に客観的に分析することで判断できることもあるはずであ
る。ただそれにしても、被災地や被災者への理解不足では、響きあう創作は困難かも知
れない。
 ともかく、私たちの実力で今更背伸びをしても無駄なので、これまでの路線を踏襲し
て行くしかない。その都度情勢に対応して、悪く言えば行き当たりばったりかも知れな
いが。
 例えば、チーム結成にあたって「テーマソング」「歩みを止めずに」。れんげまつり
で「れんげの花咲く田んぼに出かけよう」。生協まつりで署名を呼びかけながら「米輸
入自由化反対署名を呼びかける歌」。百里稲刈り交流会で「稲刈りの唄」。遺伝子組み
換え食品いらない!キャンペーンの集会参加にあたって「遺伝子組換え食品いらない損
愚」。小規模家族経営を守り食料自給率向上をはかる運動の中で「菜の花が咲いたよ」
「緑の風に吹かれて」「兼業農家に捧げる歌」「百姓」。援農と菜の花応援隊のなかで
「東の国の夢農場」「一緒に歩こう」「鬼怒川」。北海道洞爺湖サミット対抗行動のビ
アカンペシーナ集会で「食糧主権が世界を救う」など。
 時の情勢や現場の状況に対応して、大量生産ではなくコツコツと創作出来たと思う。
現在は大震災と原発事故をテーマに創作を進めたい。子どもたちが安心して生きて行け
る郷土を取り戻すために。
 もちろんアマチュアであるので、出来た歌をすべて歌い尽くせるものではない。だが
もっと体節に歌って行きたい。
 今年の場合も、演奏時間は10分から30分の短時間のステージが多くなるだろう。
少ない演奏曲であればこそ、なおさら大事にしたい。

原発と核兵器と憲法九条

2011年07月11日 22時38分35秒 | Weblog
 教科書で原子力の素晴らしさを教え、テレビcmなどではco2を排出しないクリー
ンエネルギーと宣伝し、電力企業が開く原発見学会バスツアーなどで懐柔し、国民を巧
妙にマインドコントロールしてきた。
 だが、安全神話は脆くも崩れ、原発事故が不幸にも現実のものとなってしまった。
 その結果、地元の福島県ばかりか、東日本の広範囲に放射能汚染が広がっている。
 それだけではない、海に漏れ出した高濃度の汚染水は、沿岸の海底に沈殿して海草や
魚介類に吸着され、海流にのって七つの海をも汚染し続ける。
 特に原発周辺の福島県浜通りの住民たちのことを思うとき、放射能に襲われた恐怖感
、仕事と生活を奪われ故郷を追われた無念さ、原発事故を引き起こした東電と歴代政府
に対する怒りは計り知れないものがある。
 ところで、今月に入ってからのことだが、「原発ゼロをめざす7・2緊急行動」、「
核兵器廃絶国民平和大行進」、九条の会による「原発と核兵器講演会」などに参加して
、原発と核兵器の共通点、そして日本国憲法第九条との関係について見えてきた。
 原発事故は住民の平和な生活を脅かす、そして多くの被曝者を生み出すということで
は核兵器と共通している。
 また、福島第一原発三号基では、プルトニウムを燃料としてプルサーマル発電をして
いる。このプルトニウムは、猛毒ということだけではなく、核兵器の原材料となること
で知られている。
 日本国憲法第九条は、戦争の放棄と戦力の不保持を唱っているが、原発推進勢力でも
ある自民党などの改憲勢力は、「安全保障」の名の下に戦争の放棄を放棄しようとして
いる。
 そして、自衛のための軍事力を保持し、侵略の抑止力との名目で核兵器保持をも唱え
ている。
 核兵器製造可能な日本のプルサーマル発電に、米国政府は神経を尖らせている。
 今でこそ米国の僕と化してはいるが、侵略戦争を行った戦前の政権の流れを汲む日本
の政治勢力が、ひとたび核兵器と政権を手にしたらどうなるだろう。
 覇権主義の米国は決して日本を信用してはいない。核を持った日本が、旧イラク、イ
ラン、北朝鮮、アフガニスタン以上の「ならず者国家」と化し、米国にも牙を向くこと
を恐れている。
 何れにしても、このように原発は憲法九条や平和とは相容れない。やはり無くして行
くしかないのである。