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日常の出来事ほか

 社会の変化について行けなかった帝政ロシアに似ている日本の現状

2008年04月28日 17時19分48秒 | しゃかい
後期高齢者医療制度「見直し検討」 首相、舛添厚労相に指示 
 『福田康夫首相は28日昼、舛添要一厚生労働相と首相官邸で会い、衆院山口2区補選で自民党候補が敗北したことに関連し「選挙結果を受けて年金や医療制度について、国民の目線でしっかり対応してほしい」と述べ、争点となった後期高齢者医療制度(長寿医療制度)に見直すべき点がないか検討するよう指示した。
会談後、舛添氏は官邸で記者団に「選挙の敗因と考えられる点について今から検討し、議論したい」として、新制度の運用面などに問題がないか早急に点検していく考えを示した。』(2008.4.28 13:48 asahi.comより)

 日本の首相は、本当にこの人でいいのだろうか。衆院山口2区補選は後期高齢者医療制度の是非を判断してもらう国民投票だったのだろうか。しかも、山口県の一部の県民だけによる・・・。
 今回の選挙結果を招いたのは、なにも後期高齢者医療制度だけが原因ではない。朝日新聞社が実施した出口調査では、道路・ガソリン税問題で暫定税率復活の賛否を尋ねたところ、全体の7割が復活に反対という結果が出ている。また、運悪く聖火リレーの直後だったことも、中国にやさしい総理(内閣)にとっては逆風となってしまったのだろう。
とにかく、現実から国民の目を逸らそうとしても無駄だ。上記のようなことを指示しているようでは、すべて選挙の為の政治だといわれてもしかたがあるまい。選挙のため、即ち政治家本人たちの為ということになってしまう。「国民の目線でしっかり対応してほしい」とは、チャンチャラ可笑しい。
 福田総理は、きっと総理にはなりたかったのだろうが、何かを成し遂げる為に総理になった分けではないのだろう。何の志も持たないリーダーを持ったこの国は、運良く「衆参のねじれ」に救われている。

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