摩訶不思議 with LOVE

日常の出来事ほか

 狙われる純真無垢な国

2007年02月25日 20時00分59秒 | しゃかい
朝、一日のスタートに際して、テレビの占いコーナーほど気持ちの悪いものはない。良い事だけを信じればいいと言うが、当たるか当たらないかではなく、何の根拠もないことを許認可事業であるテレビ局が垂れ流すこと自体が気に入らない。
最近、テレビ番組のやらせや捏造が問題になっているが、そもそも演出のないテレビ番組などありえないし、演出とは言い換えればやらせであり捏造である。日本のバラエティー番組やワイドショーとニュース番組が分けられていないことも問題である。

先日、私の知り合いのライターが、ある仕事を請け負った。それはインターネットで出来る占いの結果を書く仕事である。ハッキリ言ってしまうと、ある占い師に代わって占いそのものをしてしまうということだ。占いに関しては全くの素人が、ゼロから文章を書くのだから大変である。そして、そのライターが書いた文章を、占い結果として表示させているのだからスゴイ!何十種類も書いて、それをランダムに表示させるシステムのようである。

いつも書いていることだが、大切なのは自分自身で見分ける能力を持つことである。テレビ番組はもちろん、インターネットや世間の噂などに対しても、まず自分で考えることが必要である。もっと言えば、何事に対してもまず疑ってかかることが良いかもしれない。「そんなぁ・・・寂しすぎます・・。。」などと女子高生のようにセンチメンタルになっていてはいけないのだ。
そう言えば日本国憲法の前文にも「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」などと、センチメンタルなことが書いてある。お陰様で日本では、騙されないためには相手を信じることだということになってしまった。
早急に日本も、独立国として自分で考えなければならない。特に、日本の周りには公正も信義もない国ばかりなので、いま正にわれわれの安全が脅かされているのだ。