摩訶不思議 with LOVE

日常の出来事ほか

 コールド・リーディングも勉強したほうがいいだろう

2006年08月23日 01時54分51秒 | しゃかい
最近、いくつかの儲け話が舞い込んできた。という事は、やはり地方はまだまだ景気が悪いのだろうか。それにしても大学生程度ならまだしも、いい年をした大人が、そういう話を持ってくるのだから情けないし、何より常識が無さ過ぎる。
私は、今年に入ってからだけでも5件もの「目が眩む話」を聞かされた。先日は、電子が発生するという化粧品?だったし、その前は、アロエベラジュースだ。この2つに限らず、これらの「目が眩む話」には共通点が非常に多い。たとえば、商品を開発した人物(社長や会長も含め)が、物凄い金持ちでとんでもなく頭が良いので、もう金儲けには興味が無いとか、メンバーの中には年収数億円の者がいるとか、あらゆる病気が治った人がいるなど・・・。これらは総て何のデータも根拠もない。彼等は「私が見たから本当だ」とか「自分で使ってみて実感した」などと証言する。しかし私にとっては、南京大虐殺や従軍慰安婦の生き証人と同じにしか思えない。万が一、何らかの効果があったとしても、それは小麦粉をのんで風邪が治ったりするプラシボ効果と同じ原理だろう。最終的には、精神論で説得されているパターンが殆どである。(それより目の前で、相当数のダブルブラインド試験でもやって効果がでたら信じるかも)
あと彼等は必ず「マルチではありません!」とマルチという言葉に過剰に反応する。確かに日本では、マルチというとあまり良いイメージは無いが、マルチ商法自体は違法ではない。日本では、連鎖販売取引=マルチ商法なのだ。(経済産業省でもそう言っている)ただ、悪徳マルチが多いのも確かである。私も今まで沢山の方々からお誘いを受けてきたが、一度もまじめにキチンと特商法を勉強し、それを守っている方にはお会いした事が無い。ついでに言わせてもらえば、薬事法を守っている方も知らない。
とにかく、その商品の事もほとんど(ウソしか)知らなかったり、法律も知らずに、人にモノを売ったり誘ったりするのは問題だ。いや、それどころか犯罪である。マルチ関係の方は、まず自分のやっている事を自覚し、最低限の法律と化学をお勉強されることをお願いしたい。