この板の溝は
弓道の弓に弦を張る時に使うものです
ここに弓の先端を引っかけて
グイーっと曲げながら弦をかけるのです
弓具屋さんでも買うことができます
こんな風に板に溝が掘ってあるものですが
1000円以上します
見ての通り只の穴ではなく
ちょっと斜めにほってあるのがミソです
弓の先端がずれないように引っかかればいいだけなので
形状は自由です
師匠に板を渡され
マイム君これで作ってよ、と頼まれました
作ったことないけど
面白そうなのでもちろん引き受けました
ノミと彫刻刀があればいいだろうと思ったのは
間違いだとすぐに気がつきました
この板は師匠が表札に使おうと思って保存しておいたものだとのこと
がっしりした堅くて重い材です
ノミはいいけど、彫刻刀は刃が立ちません
方針変換
ドリルを使う事にしました
ハンドドリルではぶれるだろうと
最近使ってなかった固定ドリルに頼ります
これが無いと彫れなかったと思いますが
材を斜めにして少しずつ削ります
転がっていた端材で何度か練習してみたら
いけそうなので進めます
本番は1回だけ
失敗したら預かった材木がダメになるので
慎重に削っていきます
ふぅ~っ
何とかうまくいったので
今度大量生産して
例によって 売りまくる 無料配布しようかと思っています
ただ、配るほど需要があるのかはちょっと疑問ではあります。。