ビールを飲みながら考えてみた…

日常の中でふっと感じたことを、テーマもなく、つれづれなるままに断片を切り取っていく作業です。

リリイ・シュシュのすべて:岩井俊二が描いた「痛み」「エーテル」「イノセント」

2009年04月19日 | 映画♪
無垢ゆえの残酷さ。岩井俊二の映画が好きだった。中山美穂が主演を演じた「Love Letter」、「打ち上げ花火」、「下から見るか?横から見るか?」のような表面はもちろん、「Undo」「PICNIC」のような裏面もふくめて、その映像美と叙情性、残酷さ…タイプは違うが脚本家の野島伸司と同様にあの時代の感性を反映していたのだろうと思う。そんな岩井俊二作品の中で、もっとも「痛み」があふれた作品、それゆえに . . . 本文を読む