たそがれオヤジのクタクタ山ある記

主に北関東の山を方向音痴で歩いています。山行計画の参考にされても責任は負いかねます。深慮せず軽く読み流してください。

井戸沢から流石山、そして三斗小屋温泉経由で周回。那須の紅葉はちょっと早かったか。しかし、今回はえらく長い歩きだった。

2017年09月28日 | 近所じゃない栃木県の山
◎2017年9月24日(日)─みー猫さんとくちゃん

沼原池駐車場(5:55)……湿原分岐(7:16)……三斗小屋宿跡(7:47)……井戸沢入渓(8:16)……稜線(12:46)……流石山(13:01~13:30)……大峠(14:02)……三斗小屋温泉(15:41)……牛ヶ首分岐(16:46)……日の出平登山口(17:40)……沼原分岐(17:53)……駐車場(18:09)
※表示時刻はそれぞれの到着時刻。

 先日、井戸沢に行かれたみー猫さんの記事を拝見したが、足尾の井戸沢ならともかく、那須の井戸沢とはどこにある沢なのか。地理院地図を見ても沢の名前は記入されてもいないのでわからない。記事のGPS軌跡でかろうじて井戸沢を特定できたのだが、自分には地理的にもレベル的にも縁のない沢だと思っていた。
 そもそも井戸沢は、とくちゃんが沢歩きを始めたら、先ずは行きたいと思っていた沢だったようで、一人で行こうとしたが、諸事情で失敗。その後、みー猫さんが行ってしまったいわく付きの沢。おかんむり状態らしいとくちゃんのダム記事にコメントを入れ、「来年」行くようなら、自分も連れてってくれと記したものだが、三人でメールのやり取りをしているうちに(もっとも、最初は他人事の話題で無言のままに見ていたが)、これまた自分の余計な一言「沢なら紅葉でしょう」とつい記してしまい、はずみで24日に行くことになってしまった。みー猫さんには先日行かれたばかりだ。さぞ重荷の沢歩きになるのではないのか。まして道連れは、とくちゃんには失礼だが、素人に毛が生えたレベルの二人だ。

 その後、みー猫さんから簡易ハーネスを我々の分も用意すると連絡が入った。やはり、そんなところを登るのかいなとおののいたが、実はこちら、スワミベルトではいずれ物足りなくなるかもしれないなと、安いクライミング用のハーネスなんぞをアマゾンで買ったはいいが、一年以上前に届いて以来、開封すらしておらず、ここで初めて腰に巻いてみたが、イラストを見てもどうもうまくフィットせずというか、セッティングの仕方がまったくわかっていないのか、何度やってもまさかなぁの繰り返し。結局はスワミベルトを持参する始末で、それとて今回は使うこともなかった。というよりも、土壇場で腰に回しはしたが、ベルトがうまく締まらず(バックルへの通し方を失念していた)、ベルト本体を手で巻いて縛り上げたが、これではやはりヤバいのではないのかと、結局、こんな邪魔な物はいらないと、ややこしく絡んだベルトを解いて外してしまったという情けない話。
 まぁ、今後とも、ヘルメットならともかく、腰に巻いたハーネスにガチャ類を垂らしながらの岩登りや沢歩きには縁がないだろう。そもそも、一人歩きでロープを持って岩場でも登り、自己確保とやらで、どうやって後続者以外の我が身を守るのか不思議でならないのだ。急斜面を樹の幹にでもロープを据えて下るのなら別だが、見た目で四つん這いと立木と太い枝頼りで登れないような危ういところの登りは最初から避ける。これからもハーネスやら登攀用具の類いは使い勝手のわからないままでいたいもの。改めて教わったところで、使いもしなけりゃすぐに忘れもする。長い余計な話だった。

 宇都宮の某所で4時半の待ち合わせ。こちら2時半に起きて3時に出て行ったから、ほとんど寝ていない。お二人ともに早いお着きで、ここで車を2台にするのもムダだと、自分の車1台に乗り換える。沼原湿原駐車場には5時45分に到着。ここの駐車場、何となく記憶にあった。7年前の10月に、紅葉目的でここから白笹山に登って周回したことがある。他に車は2台ほどあったろうか。続いて2台入って来た。沢に向かう感じのハイカーはいない。

 地下タビにするか登山靴にするかで迷った。一旦、タビを履いたものの、周囲のササを見ると濡れている。みー猫さんによると、軽いヤブ漕ぎもあるそうで、登山靴に履き替える。結果としては、ササ露どころか泥濘が多く、いずれにしもタビではすぐに水が染み込んでしまったろう。

(前置きが長くてようやく出発)


(正面に西ボッチ)


(流石山の稜線。あそまで行く)


 沼原湿原方面に向かう。標識には深山ダムも記されているが、そちらは、みー猫さんが前回の起点としたところだ。湿原の木道を歩きながら、7月に行った八幡平を思い出した。左手には西ボッチなる山が見えている。ヤブ山らしいが、群馬からわざわざやって来て、これだけを登るに値する山なのか。正面にはこれから向かう流石山の稜線。みー猫さんの解説が加わる。なるほどふむふむ。右手は白笹山だろうな。とくちゃんはあまり花のことは知らないと言いつつも、小さな花を見つけては撮影する。こちらは西ボッチが気になってしょうがない。
 園地の周囲道から三斗小屋宿の標識方面へ。深山ダムの表記は消えたがこのままで行けるのか。木道から離れると道の状態は悪くなる。水が流れたり、ぬかるんでいたりする。そして石も多い。地下タビを避けて正解だった。

(散乱したトチの実の殻)


(これを見て、上の紅葉を期待した)


 真ん中で割られたトチの実の殻が散乱している。中の実はくり抜かれている。クマかなと思ったりもしたが、トチの実はクマに限らず、サルやらリスも食べるらしい。見上げると、薄い青空をバックに紅葉の色づきがチラリと見える。今日の歩き、紅葉もまた少しは期待に入れている。
 ここは麦飯坂と呼ぶようだ。嫌らしい感じの下り坂がずっと続く。川までは駐車場から300mほど下るようで、ここを登るのは嫌な気分だろうな。

(ちょっとやばそうな丸太橋)


(沢を渉る)


 沢にかかった腐りかけた丸太を並べた渡しを恐々と渡り、また沢を渉ると右手に作業小屋のような物が見えた。覗いてみたいが立入禁止になっている。そして、川に出た。川幅は5~6m程度のものだが、雨上がりのせいか、水流が強く、深みもある。これが湯川だろう。

(これでは向こう岸に渡れない)


 渡しの橋は取り払われていた。後で、ネットで調べると、写真には大石に渡された3基の橋を使って対岸に歩けるようになっているようで、この時点では流されたのかと思ったが、3基ともにあらぬ方向を向いたり、立てかけられていたりで、これでは渡れない。深い急流の上を重荷を背負ってのジャンプには無理がある。
 さてどうしようと、上流に行って、渡渉できそうなところがないか探しても、そんな手頃なところは見あたらずに戻ると、何やら、みー猫さんととくちゃんとで渡しの橋を持ち上げている。こりゃ無理だななんて言っているから、自分も持ち上げてみたがビクともしない。
 これでは戻るしかないなと、頭の中では代替えの西ボッチが浮かんだりしたが、麦飯坂を登り返すのは苦痛の一言。みー猫さんが決断。渉りましょう。渉るって言ったって、急流で腰近くまでの水量があるのに、何とも無謀じゃないのかと思ったりしたのだが…。

(結局、こういうことになった)


 沢靴に履き替える。みー猫さん先頭。ロープを持って、ストックを突きながら流れを横切る。続いてとくちゃん。これまたロープをつかんでストックを使いながら慎重に。最後は自分だが、ロープを回収して渉る。ストックは出さなかったが、ふらつくこともなかった。水は早々に腰下まで浸かった。後でみー猫さんから聞いたことだが、トロ、淵、淀みだったかとカーブがどうのこうのの状態のところが渡りやすいとかおっしゃっていたが、これまでそんな思考を廻らせて流れの急な沢を渉ることはなかったし、みー猫さんの解説をこうしてすでに忘れているくらいだから、まったく頭に残ってもいないということで、ただ必死に渉っただけのこと。ここで20分近くのタイムロス。

 みー猫さんがいなかったら、川を渉ることはなく、指をくわえて対岸を眺めていただろう。とくちゃんの井戸沢遡行の願いをぜひとも叶えてあげたいというみー猫さんの慮っての行動だったのは疑うまでもない。自分なら今回はあきらめてもらうけどね。
 ちなみに、『山と高原地図』には、「増水時、橋が流出する場合あり」と記されているが、どうも何かがあって、大人5人がかりで外したと思えなくもなかった。しかし、沢経験のないハイカーが、周回してここで足止めにでもなったらどうやって沼原に戻るのだろうか。深山ダム経由ではかなり厳しい歩きになる。

(これ道標?)


(林道歩き)


 林道に出た。ここには標識と、寛政年間の道標のような石碑が置かれている。何なのかは字が読めないので不明。ここで二人は沢靴のままでは歩きづらいと登山靴に履き替えたが、自分の今日の沢靴は一昔前のモンベルサワーシューズなるもので、足首の締めが窮屈過ぎて、着脱が力づくにもなって時間がかかるし、ヘタして無理な姿勢で履き替えると足が攣りかねない。中はジャボジャボで不快だが、このままで歩くことにする。

(早速の石仏)


(こんなのも)


(馬頭観音碑)


(石灯篭の後ろに三斗小屋宿跡)


(ここにも)


(鳥居)


(しつこいか)


 林道を歩いて行くと、左手に墓地が見えてきた。そして石仏。実は、以前からこれを見たかった。かつてここに宿場が置かれていたらしい。年代を見ると、寛保、元文、文化、宝暦、文久、文政と並び、明治の馬頭観音。墓碑は目にしたもので明治が新しい感じがしたが、それまでは集落もあったのだろう。古くもない墓もあるから、いまだに墓守をしている家があるのかもしれない。先に行くと、三斗小屋宿跡があり、石灯籠が置かれ、奥に小さな石祠を供えた白湯山神社の鳥居があった。後で調べると、この辺には白湯山(高湯山)信仰というのがあるようで、白湯山は茶臼岳の西斜面にある温泉の噴き出る霊場らしい。修験道の一種だろう。

(この辺から沢に下りる)


 林道のどん詰まりには車が5台。大方、三斗小屋温泉の関係者の車かと思うが、他県ナンバーの車もあり、これは、バイトの従業員の方のだろうか。
 沢に下って行く。途中に倒れた馬頭観音碑。そして立ったもう一基。旧道だった証だ。

(沢は石でゴロゴロ)


 水気のない石ゴロの沢に出た。ここで二人とも沢靴に履き替えるのかなと思ったら、15m滝までそのまま登山靴で行くとのこと。ヘルメットだけはかぶる。左岸側に赤ペンキが見えたが、標識は見あたらない。あれを行くと、三斗小屋温泉に向かい、大峠を越えて会津に至るということか。それが古道の延長なのかは知らない。この辺り、戊辰戦争の舞台にもなったところのようだが、明治維新前後のことは自分にはたいした知識もない。

(水が出てくる)


(堰堤)


(堰堤に上がる)


(ここは結構な難所だったが、さっきの川渉りに比べたらたいしたことはない)


 次第に水流が出てくる。実はここでちょっとした失態。石につまずき、バランスを立て直そうと手をついたら、見事に右手の親指を突き指。この突き指の痛みがこの先もずっと続き、翌日には付け根が腫れあがっていた。
 倒木が少し出てくると、先に堰堤が見えてきた。丸太を積み重ねた堰堤だ。実際は中はコンクリートで固められているが、むき出しの感じがないから、自然に溶け込んだ感じに見える。ここは左手の丸太積みが階段状になっていて、ロープも垂れている。木が滑り、とくちゃん、登るのにちょっと手間取る。
 堰堤上を左岸側に渡り、脆そうなところを河原に下りるという手はずになるが、このまま堰堤から飛び降りたら胸高の水位はある。堰堤からの下りは嫌らしく、ビーバーの巣のように細い枝が堆積していて、果たして足場になるのか心もとなく、慎重に足を乗せるとズブッといくこともなく何とか河原に着地した。この先に堰堤はもうないらしい。こうなると、先が楽しみになってくる。

 ゴーロは続くが、次第に沢幅は狭くなり、水量も増えていく。流れも速く、自分には初めての沢なので何とも言えないが、水量は多いような気がする。それにしても雰囲気の良い沢だ。この先も邪魔になるような倒木もさほど見かけなかったし、どこにでもある危うげなCS滝もなかった。とくちゃんはここで沢靴に履き替える。自分はずっと沢靴だったし、ここまでにしても、意識的に水の中を歩いてきた。ひんやりとしてはいるが心地よい水温だ。

(最初の小滝)


(F1。3m以上ありそうだが)


 ちょっとした小滝。とくちゃんはヒライデ沢以来2回目の沢にしては軽快に越えて登って行く。すぐに、瀑泉さんの記録に従えば3mのF1(以下、瀑泉さん数値使用)。表現は知らないが、幅広の二段スダレ状。ここは右から行きたかったが、水が深そうだったので左から巻いたのだったか。どんどん先を行くみー猫さんの姿はすでに見えない。

(15m滝)


(素手で行けないか偵察に行くとくちゃん)


(ついでに自分も行ってみる。その間、みー猫さんはロープ作り)


 続いて本日の核心となるF2。15m滝と呼ばれているようだが、瀑泉さんの見立ては10m。みー猫さんはすでに沢靴に履き替え、ロープ作りをしている。先日よりも水が多いとおっしゃっている。ここをセオリーの右脇から登るにせよ、残置シュリンゲだかロープが上にあるにせよ、あっさりとは越えられそうにはない。
 とくちゃんはちょっと上の様子を見に行き、ロープなしでも行けんじゃないのと言ったら、みー猫さんにダメだと叱られている。そして、渋々とみー猫さんが拵えた簡易ハーネスを身体に巻き付ける。こちら、その間、冒頭にも記したが、スワミベルトをウソ巻きしてしまい、解くのにイラつきながら、結局は放棄。とくちゃんに、そのジャラジャラ音は何と聞かれたが、恥ずかしくて適当に言葉を濁す。

(待機状態が続く)


 ロープをとくちゃんの代替ハーネスに結わえ、颯爽と登って行ったみー猫さんだったが、何だか上で手こずっている。そのうちに、ロープとは別物の白い帯状の布が下りてきた。専門家のやることは理解に苦しむ。とくちゃんの後ろで中段まで登ったはいいが、みー猫さん作業中につき、とくちゃん待機状態で先に進まない。こちらもただロープを握ってじっと突っ立っている。

(お疲れさん状態。安堵なのか…)


 次第に面倒くせえなと思うようになり、ふと右を見ると、踏み跡のようなものがあった。これで巻けんじゃないのかと、一人、無言でその場を離れる。巻き道のようだが、明瞭なものではない。まばらなネマガリタケの幹が下向きになっていて滑るし、土もまた脆い。頼りの樹の間隔も離れていて、乗り移りながらの登りが簡単にできない。何とかこらえながらズルズルさせて上に出る。泥んこになった。4mほど下でみー猫さんがまだ作業中だったが、すぐにとくちゃんが越えて来た。泥んこになったと言いながらペタリと腰を下ろしたから、かなり応えたらしい。みー猫さんの手こずりは、何でも、自己確保しようとしてそれがなかなかできず、ロープもまた、自分がさっさと逃げてしまったから、回収がスムーズにいかなかったようだ。抜け駆け、大変失礼いたしました。

(ナメの滝になっていく)


 ヤブの中を下って滝の頭に出る。この辺からナメ状になり、傾斜も増してくる。ここで小休止し、みー猫さんはロープを束ね、とくちゃんはハーネスを外す。
 15m滝を越えると、あとはロープは不要とのことでえらく気が楽になり、最早お遊び気分になっている。沢水を飲んでいると、とくちゃんに驚かれた。いつもやってるよと言うと、少しはとくちゃんも飲んだらしいが、甘露の気分はしなかったようだ。

(困難でもない滝が続く)


(気持ちが良い)


(瀑泉さん記事の8m二段)


(ここから移りたかったがどうも滑りそう)


 小滝を越えて行くと、8m二段滝。ここは正面から水をかぶって行きたいところだが、自分には無理。せめて左際から登りたい。とは思っても、いざ近づくと岩がテカテカしてさも滑りそう。結局は左のヤブに逃げる。上に出て見下ろすと、滝壺はおろか途中も見えていない。やはり、傾斜は半端ではない。見上げると通過に簡単そうで、上からは下が見えない滝が続く。この先も何度かヤブの巻きが加わる。ナメの滝は何とも気持ちが良い。

(かなり経験を積んだかのようなスタイルだ)


 水をかぶり、騒ぎながら進んで行く。ふと、下を見ると、二人連れが登ってくる姿が小さくちらりと見えた。みー猫さんの記事を見て、やって来たんじゃないのと言うと、カップル系のコメンテーターは知らぬらしい。アルプス歩きで忙しいハイトスさんご夫婦が登って来ることはあり得ない。

(12m階段状)


(ここも楽そうに見えるが滑ると恐い)


 12mの階段状滝が見えてきた。瀑泉さん記事には、この沢の主瀑とある。ここもせめて水際を行きたいが、安全を期して左のヤブから上に出る。標高が上がるに連れ、南側の展望が開けてくるが、まだ見えるのは白笹山がメインだ。

(まだまだ続く)


(こんなのや)


(こんなのも)


 滝は依然として続く。まだ飽きずにいる。5m滝は水流の間を登りはしたが、それなりのシャワーをかぶる。降りかかる水滴の粒は大きい。すでに下半身はずぶ濡れで、両ポケットに入れた手拭いもたっぷりと濡れている。これもまたポケット入れのカメラのレンズはどうしても濡れるので、かろうじて上シャツの乾いたところで拭って撮るしかなくなる。そのうちに、シャツもまた汗を含み、レンズは絞った手拭いで拭くしかなくなった。ここでまた小休止。二人連れはまだ追いついてこない。

(稜線が近づいてきた)


(何やらやっている方がいる)


 前方に稜線が近づいてくる。あれは流石山の西側ピークか。左手前には岩峰。沢がどんどん狭くなっていくなぁと、ふと目を戻すと、とくちゃんがフィギュア撮影。何だか知らないが、髪の毛がギザギザに立ったキャラクターのようだ。見るのが2回目ともなると自然に慣れる。初めての人なら不思議がる。
 この先、ちょっとのところで二人連れに先行していただく。お二人ともにガチャガチャやりながら歩いている。10個以上もありそうな金具類、全部使うのだろうか。少なくとも、自分は15m滝を巻いたために、一個たりともお世話にはなっていず、スワミベルトに垂らしたエイト環とカラビナを一回、陽にさらしただけだ。

(節理状になってくる)


(見下ろすと、意外に厳しく見える)


 節理状の岩になってくる。水も少なくなってきた感じだが、まだ水をかぶる楽しみは続いている。見下ろす沢筋は結構急だ。尾根歩きなら辟易とするところだが、沢は目先しか見ないで済むし、知らぬ間に標高差も稼いでいる。ところで、肝心な紅葉は?となると、沢筋に関してはほとんど色づきがなく、ちらりと半分赤い葉を見かける程度のもの。みー猫さんがいらした時はさして天気も良くなかったらしく、その時に比べると今日の展望は格段の差らしい。

(振り返ると白笹山)


(水流が次第に細くなる)


 まだまだ楽しめるなと思っていたが、二股を過ぎると、水はかなり少なくなり、沢幅も狭くなってきて、凡な沢風景になりつつあるが、1420mを過ぎたあたりから、ぼちぼちと葉の色づきも目にするようになり、振り返れば、沼ッ原調整池も見え出し、むしろ、じわじわと広がる展望が楽しみになってくる。同時に、撮影タイムも加わったりと、歩みも次第に遅くなり、追い越された二人連れはすでに前方の視界からは消えた。

(トイ状の滝)


(まだ早かったかなぁ)


 両サイドにヤブがせり出すようになり、トイ状の細い滝越えると、石ゴロ地帯になってきた。水もか細くなり、それでも水流は続き、やがて、深山ダムと茶臼岳の一角が見えるようになる。調整池と深山ダムの間にあるピーク、西ボッチが意外な存在感だ。調整池を眺めると、あそこから下りきってここまで随分と歩いたものだなと感慨深くもなる。しかし、楽しみながら夢中になって登っているからか、見下ろす沢筋はかなりの急斜面で、よくも登って来たものだと改めて思ってしまう。これは、別にこの井戸沢に限らない話ではあるが。

(そろそろ終盤かも)


(沼原調整池と深山ダムが見える)


 みー猫さんのおっしゃるように、何となく白毛門沢の遡行を思い出してしまった。ただ、あの沢の山頂直下は岩登りのようなものだったが、ここはそれがないだけましとも言える。
 標高1690mあたりで、水流は一旦消えた。みー猫さんの提案で、ここで休憩とし、登山靴に履き替えることにした。相変わらず履き替えに手間どる。これが嫌だったから、この沢靴、実は4年前にみー猫さんと天女滝、錫ヶ岳に行って以来、履いたことはなかった。しかし、今日は突き指の痛みもあり、脱ぐのにかなり時間がかかってしまった。ついでにヘルメットも外し、ストックを出す。だが、ストックの固定がバカになって空回り。みー猫さんに直してもらう。

(水が消える)


(茶臼岳)


(稜線も目前だ)


 今日は青空だ。これなら紅葉も映えるだろうなと思ってやって来たが、標高が上がって、幾分見られるようにはなったものの、今一つなのが残念だ。さてと、歩き再開。すぐに茶臼岳の全容が見えてきた。こちらに向いている北西斜面は幾分赤くなってはいるか。だが、最盛期までには程遠い。上がるに連れ、茶臼岳の西側の凹凸の連山も顔を出す。
 消えかけた水がまた復活し、またすぐに消え、あとは石ゴロの歩きになった。ここを一番歩きたかったとくちゃんに先頭を譲るみー猫さん。やがてササヤブに突入。ササの窪みで進行方向はわかる。

(稜線に到着済みのお二人さん)


 いつものように遅れがちになった自分が見上げると、二人が稜線に出たのか、こちらに手を振っている。こちらもよっこらしょっと稜線に出た。自分で果たして行けるかなと思っていた井戸沢だけに、何ともうれしい気分だ。ここだったか、この先の流石山でだったか忘れたが、とくちゃんがうれし涙を流していた。意外に繊細な方なんだなと思った次第。

(流石山に向かう)


(振り返る。北側斜面の紅葉が早いようだ)


(どうもくすんでしまう)


(間近に撮るとそうでもないが)


 稜線に出ると、これまでなかった暑さを感じるようになった。微風だ。7年前の9月、紅葉前に三倉山まで歩いたことがあるが、この稜線区間を歩いた時はガスで展望はさっぱりだった。今日の眺望はなかなかのものだ。先のピークで休みましょうという話になったが、結局、井戸沢で追い抜かれた二人連れが休んでいたりと、流石山まで行って休憩する。その間、ちょっと早めの紅葉見物を楽しんだ。この界隈の紅葉、現時点できれいな紅葉は北向き斜面。全山の紅葉はやはりまだ先のようだ。
 どうでもいいことだが、早々にみー猫さんから当日の写真を送っていただいたところ、ことにこの稜線上から見る紅葉、自分のはどうもくすんで見えてしまう。みー猫さんのは、同じシーンを撮ってもきれいな紅葉になっている。どうしてもがっかりせざるをえなくなる。

(流石山山頂)


(山頂から)


(山頂から)


 流石山で大休止。やはり稜線伝いはハイカーも多い。こちらはマイナールートではあるが、何人かと行き交う。単独さんもいれば、二人、三人組もいる。燕山荘のTシャツを着たオッサンにとくちゃんが声をかける。私も同じの持っているよって。山小屋Tシャツの収集か。そういう趣味もあるんだろうな。
 話は前後して恒例の乾杯。前回はとくちゃんからのおすそ分けだったが、今日はノンアルの缶チューを持参した。つまみはとくちゃん提供の生ハム。一人歩きだったらノンアルすら持ってこない。ごちそうさまでした。

 しばらく休憩して下山となるが、みー猫さんが時間を気にしている。そりゃそうだろう。先日の井戸沢をみー猫さんは2時間40分で登り詰め、片や今回は4時間30分もかけている。みー猫さんとしては気になって当たり前。ただ、自分にはこの4時間半も手頃な沢歩きタイムと思っていたし、急いだところで4時間を切るのは無理だろう。とくちゃんが自分のためにと気にしていたが、そんなことはない。休憩の度にゆっくりとタバコをふかしている自分もまた足を引っぱっている。
 今1時だ。三斗小屋温泉を経由してのコースタイムは4時間20分。休憩を入れて、帰還は早くて5時半といったところだろう。日没ギリギリタイムだ。みー猫さんから嫌な話を聞いた。下り一方かと思ったら、三斗小屋温泉前後に200m、100m登りがあるらしい。こりゃ、どうも自分が足を引っぱりそうだわ。
 余談だが、前回のみー猫さん記事にコメントを入れられたきりんこさんの定番コースは、井戸沢から流石山に出、さらに三本槍、峰の茶屋、姥ヶ平を経由して沼原に出るというのだから恐れ入る。

 これから先の帰路は登山道有りのコース歩きだ。余計なことを記してもしょうがないので、ダラダラ記述は避けて端折って記すことにする。そもそも、ここからはずっと斜面のトラバース歩きが続く。紅葉でも楽しめれば別だが、せいぜい焼けて茶色になった葉に穴があいているようなのを見かけるだけで、自分には、アップダウンの繰り返しに音を上げる苦痛の歩きでしかなかった。

(下る)


(あと一週間から10日くらいかなぁ)


(下りきって大峠となる)


 どんどん下る。ここもまた北側斜面の紅葉だ。振り返っては写真を撮り、下りとはいっても、快適には足も進まない。ところがその撮った写真は相変わらず暗い。コンデジなりの露出の調整もあるのだろうが、あちこちいじって撮るのもまた面倒なもの。右先の山腹に三斗小屋温泉が遠目で見える。あそこまで歩いて、さらにその先まで行くのかと、どうも他人事のように思えてならない。

(大峠の地蔵さん)


 米粒に見えていた標識がようやく大きくなって大峠着。下りだったからよかったが、ここの登りはしたくないねぇ。ここにはお地蔵さんが数体置かれている。二体並んでいる方の地蔵さんの帽子とマフラーだか首巻は、昨年、とくちゃんが作って寄贈したものらしい。器用な方だ。ここでちょっと不思議なというか、自分には縁遠いとくちゃんの行動を見てしまった。手を合わすこと。これは、三斗小屋宿跡の石仏や鳥居でも見た光景だったが、その時はあまり気にも留めなかった。ここでつい気にしてしまった。瀑泉さんもこういった石仏やら石祠には手を合わすようだが、どうも自分には…といったところがある。

(三斗小屋温泉に向かう)


(沢を渉って)


 これまでの延長で、先ずは三斗小屋温泉を目標にしつつ、刈り払いされた道を下る。ジメジメして石もゴロゴロした陰気な道だ。青空もそろそろ少なくなり、どんよりしてきたこともあってか、気分的にも次第に滅入ってくる。
 沢を渉る。これは、瀑泉さんが下りで使われた峠沢だろうか。事前の自分の頭の中では、この峠沢と、先の中ノ沢を下って三斗小屋宿跡に出るルートも想定したりはしていたが(この時点では瀑泉さん記事は確認していない)、そうなると、橋が流された湯川を渉り、ダラダラした麦飯坂を登り上げなくてはならなくなる。登山道を歩いた方が無難だろうということになる。

 もう一つ沢(中ノ沢?)を越えると三斗小屋宿分岐の標識が現れた。このルート、先日のみー猫さんが峠沢に沿って下られたところらしいが、地理院地図はおろか、昭文社地図にも載っていないルートで、そこそこのヤブ道らしい。

(また沢を渉る)


 また沢(赤岩沢?)を通過。そろそろ嫌な登りにかかる。ほぼ200mの標高差。だらだらとした登りになった。しかし何とも不思議だ。みー猫さんならいざ知らず、とくちゃんはみー猫さんの後ろにしっかりと付いて歩いている。今回は、みー猫さんに何度かトップを依頼されたりもしたが、その都度に断わっている。ことに後半は身体も重くなっていて、ラストでずっと二人を追い続ける方が楽に決まっている。それにしても、次第に二人について行くのがようやくといった歩きになってきている。まして、こう疲れてくると、身体がニコチンを要求もしてくる。何ともつらい。

(三斗小屋温泉の水場で)


(こちらは煙草屋)


(ちょっと失礼)


 三斗小屋温泉に到着。流れる水をいただく。冷たかったら最高だが、さほどに冷たくはない。今日の宿泊客は少ないのか、それともいないのか、ぶらぶらしている方を見かけただけ。テン場にはテントが4張。睡眠中の方が見えている。

(陽があたっていればどうなんだろうか)


(「沼原40KM」に見えるが、よく見ると4.0KM)


(橋を渡る)


 しばらく平坦なところの歩きになり、下り気味になって橋を渡る。またじわりと登りになった。130mの登り。とくちゃんが先頭になってサクサクと行く。

(牛ヶ首分岐)


 牛ヶ首分岐。標識には「姥ケ平下」とあり、沼原3.1kmとなっている。この辺からは歩いたことがあるはずだ。すでに時刻は4時45分。ここから少なくとも1時間はかかるか。ちょっと休憩し、ようやく一服。みー猫さんが、ここに荷物を置いて、上に偵察に行って来たいと言い出す。別にそれは構わないが、その場合、私は荷物番をしていますよ。結局、時間的なこともあって、この話はナシになる。ただ、この夕暮れ時、一人でここにじっとしいたら、何だか心細くなるような気がする。

(流石山方面)


 ようやく下り一辺倒になる。垣間見る流石山方面は、ガスがかなり下まで来ている。この辺、北西に面していて、紅葉になっているが、この時間だ。陽があたっていないと、どのくらいの紅葉なのか見当もつかない。
 道が荒れてきて、ロープが添えられているところも出てくる。同時に周囲の風景も変わってきた。傾斜が緩くなった分、周囲が開けて見えるといった感じか。これまでは左右がササやヤブで覆われ、視界も狭いものだった。

(大分暗くなってきた)


(点灯)


 茶臼岳分岐を通過。昭文社マップには「日の出平登山口」と記されている。そろそろ日没になりかけている。5時45分、ヘッデンを取り出す。使うこともなく、ザックの中にだけは入れているが、そのためか、電池が弱くなっていて、自分のライトはどうも薄暗い。
 ヘッデンを点けて歩き出すと、急に暗くなった。タイミングが良かったようだ、みー猫さんが先頭になり、ストックを叩き、ホイッスルを鳴らしながら下る。とくちゃん、クマは夜行性であることをご存知なかったようだ。

(駐車場に到着。街灯がなかったら真っ暗だろう)


 湿原と駐車場の分岐。あと1kmだ。暗いから遠望が効かず、その1kmが何とも長い。
 6時を回ってようやく駐車場に到着。本当にお疲れさまでしたといった気分だ。歩きタイムは12時間を優に超えている。

 今日は、一週間前なら思ってもみなかった井戸沢に行って周回することになった。北斜面だけの紅葉にはちょっと心残りもあるが、まぁ楽しい一日だった。一人だったら、まずは歩くことのないコースだろう。お二人には改めて感謝する次第。しかし、帰路が何とも長く感じたことか。
 日曜日のこんな時間だ。明日はお二人ともに仕事だろう。こちらは明日も日曜日だから気にすることもないが、ここで余韻に浸っているわけにもいかず、ザックの積み込みとトイレ、靴の履き替えが終わると、さっさと駐車場を後にして宇都宮に向かう。みー猫さんは、自分がタバコを吸っている間に早々に着替えも済ませていた。何とも行動が早い方だ。
 那須の町を抜けてインターに向かう。昼の間は、町も賑わってもいたろうが、日曜日の夜ともなると、歩く人影を見ることもなかった。

(本日の軌跡)

「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図25000(地名・公共施設)、数値地図250mメッシュ(標高)、数値地図50mメッシュ(標高)及び基盤地図情報を使用した。(承認番号 平24情使、 第921号)」

コメント (12)    この記事についてブログを書く
« 引き続き、湯沢峠から燕巣山... | トップ | 予報では山日和だったはずの... »

12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
井戸沢 (みー猫)
2017-09-28 20:46:19
こんばんわ。
お疲れ様でした。おかげさまで暗くなりながらも無事完了したのもたそがれさんのおかげです。色々と待たせたり、お気を使っていただいたみたいですみません。まっ、弁明だけさせてください。最初の15mは、自分の確保用に使ったシュリンゲがするりと抜けず引っかかってしまったのです。代わりの短めのヤツで仕掛け作るのに手間取ってしまいました。たそがれさんに回収を頼もうと思ってたので、下るはめになりましたです(笑)・・ロープに頼っているけど怖い場所ですね。とくちゃんを叱ったと書かれるとそう見えたのかも知れませんが、確保されてくれと頼んだのです。センスある方なのでフリーで行けるんじゃないかとは思うのだけど、色々言った挙句に確保もしないんじゃマズいのでそうさせていただいたのです・・・・考えすぎかも知れませんが・・次のラウンドがありましたら、先導お願いしますよ(笑)
みー猫さん (たそがれオヤジ)
2017-09-28 22:00:50
みー猫さん、こんばんは。早速のコメントありがとうございます。
「たそがれのおかげ」と言われましてもねぇ。私はただくっついて、ヒマをみてはタバコをふかしていただけの歩きでしたから、何とも返答のしようもありませんよ。
しかし、私には久しぶりの12時間歩きでしたね。さすがに翌朝は起きるのがつらかったです。犬の散歩もあったので、無理して起きましたけど、しばらく頭がぼんやりしていました。とくちゃんは全身筋肉痛だったようですけどね(笑)。さすがに、それはありませんでした。
例の15mで、みー猫さんが回収でまた下って登ったんだろうなと想像はつきましたよ。本当に失礼しましたね。こちらはこちらで、ちゃっかりと脇道で自己確保しちゃって。
やはり、2回目とはいえど、一人歩きではないですから、無駄な行動もしなきゃいけないし、気楽には登れないですよね。その点は同情いたしますよ。
次のラウンドは近々にあるでしょうけど、やはり、先導はご遠慮いたします。ラストがどんなに気が楽か、今回の歩きで身にしみましたね。
今回のような歩きもいいですが、たまにはゆっくり、無理な歩きもせず、紅葉の中でテント泊で震えながら酒を飲みかわすというのも乙な感じもしますけどね。
飯豊に行かれたハイトスさん、これで今年の百名山めぐりは終わったようですね。先ほど、ブログをちらりと拝見いたしました。そろそろ重い腰を上げていただきましょうかね。もう2年越しですからね。
Unknown (とくちゃん)
2017-09-28 22:46:42
こんばんは!
変わり者の私で~す(笑)
無宗派ですが・・・なんとなく手を合わせてしまいますね。また下山しても『今日も楽しく遊ばせて頂き、お邪魔いたしました』とやってますね。なんとなくです。。。
ピースポーズもキレッキレでしたよ~^^*
大変お世話になりありがとうございましたm(_ _)m 酒のみっていいですよね~(笑)

とくちゃん (たそがれオヤジ)
2017-09-29 07:44:56
とくちゃん、おはようございます。
先日はいろいろありがとうございました。楽しかったですよ。みー猫さんと二人だけ、もしくは男連中で行っていたら、ただの黙々歩きになっていたでしょうしね。とくちゃんの存在は大きいですよ。
いやいや、変わり者は、むしろ私かもしれませんよ。普通、皆さん、神社仏閣、石祠、石仏には自然と手を合わせるようだし。
山の恐い話があって、手を合わせたばかりに、その辺に漂っている霊も一緒に連れて帰ったというのを聞いたことがあり、以来、意識してやらないようにしているだけなのですけどね。それまでは手を合わせていたのですよ。
ピースポーズねぇ。あまりそういうのは似合わない方ですから、どうしても表情が硬くなってしまいます。その辺はお手やわらかに願います。
全身筋肉痛の方は治まりましたか?
井戸沢 (きりんこ)
2017-09-29 21:44:29
こんばんは。
同じ日の同じ頃、お互い似ている沢を歩いていて、お互いが相手の歩いている沢を意識していたのですね。何ともおかしな話です。でもたそがれさんがおっしゃる通り、井戸沢のほうがややコンパクトではありますが最後の岩登りがない分、癒し系なのかなぁとは思います。
湯川の近くにあった自然石は道標で、「右ハやまみち 左ハ板室道」と刻まれています。もともと会津中街道と那珂川沿いに板室へ向かう道が合流するところなので、おかれたのだと思われます。
三斗小屋宿跡の鳥居の向かい(苦土川対岸)にシズノ平という白湯山信仰の遺構があり、往時の石碑や石仏が今も多数残っています。ちょっと分かりずらい位置にありますが、たそがれさんが気に入りそうなスポットですので、次の機会がありましたらぜひ立ち寄ってみてください。
それにしても、今年は那須の紅葉も早いですねぇ。紅葉が終わってしまう前に、記事に紹介していただいたmy定番コースへ行ってみようかと思っていますよ。
井戸沢 (ハイトス)
2017-09-29 23:31:21
こんばんは。
沢の画像を見ていると寒く感じる今日この頃です。
結構楽しそうですね。
しかしまぁ12時間の歩きとのこと、お疲れ様でした。
お二人はよく知っているのでさもありなんと云うところですが、とくちゃんには驚きです。
みー猫さんに付いていけるのですから。
本当に今回はあんぐりですよ。
自分だったら確実に御荷物になりそうですが。
那須の紅葉は今週末あたりから見頃になりそうですね。
沢とそのあとの紅葉ですので季節感がごっちゃに成ってます。
自分は今年は一度も沢歩きをせずに終わってしまいました。
きりんこさん (たそがれオヤジ)
2017-09-30 08:10:24
きりんこさん、おはようございます。
確かに、おかしな話です。最初のうちはそうも感じなかったのですが、上に向かうに連れて何だか似ているなといった感じになりましてね。ただ、ちょっとしたヤブを越えるとすぐに稜線といったところが白毛門沢と違うところですね。あそこは岩登りになってしまうし。確かに癒し系の沢だと思います。
やはり、あれは道標でしたか。「右ハやまみち…」とありますか。自分の写真を見直してみましたが、ぼけていてわかりませんね。実はあの辺でゆっくりと探索したかったのです。シズノ平ですか。惜しいことしたなぁ。ただ、団体行動だし(笑)、他のお二人はさほどの執着もないようだし、先も長いのでわがままな個人行動もとれませんでした。いつか、行ってみることにします。その時は、気になった西ボッチをかけて回ることにします。
みー猫さん記事のコメントにありましたが、湯川の渡し、あれは日常的に流されるのですか。だったら、最初っからないものとして行った方がいいかもしれませんね。
きりんこさんのかつての定番コース、何だか皆さんに知られてしまったようだし、どうしても我々のようなショートカットではなく、それで行かなきゃならなくなってしまいましたね(笑)。もうご復帰のきりんこさんです。問題なしでしょう。記事のアップを楽しみにしていますよ。
ハイトスさん (たそがれオヤジ)
2017-09-30 08:11:06
ハイトスさん、おはようございます。
今回は、十分に楽しめましたよ。先日の温泉ヶ岳から湯沢峠の区間歩きにしても、おもしろかったのですが、とくちゃんには失礼なことですが、なかなかの健脚で面白いキャラの方も加わっての歩きでしたから、余計です。大方、みー猫さんと二人だけの歩きだったら、ハイトスさんのうわさ話だけになっていたかも(笑)。とくちゃんがいれば、クマも近づかないような安心感もありますね。
お荷物なんてとんでもない。今や、北アルプスをまたにかけるハイトスさんじゃないですか。それとも、ヤブ系は苦手になってしまいました? あんぐりなんてのも、別の視点からじゃないですか。
そうですね。ハイトスさん、今のところ、沢なしですね。せっかくの御沢も百名山ルートではなかったので断念になったようだし(笑)。
これはM氏ルートですが、尾名沢から荷鞍山南峰、下りはウルシ沢とフノウシロ沢の中間尾根下り。こんなのいかがですか。ふみふみぃさんはフノウシロ沢の左岸尾根を下ったようですが、ネットで見ると、この辺の作業道を管理している会社に問い合わせをした方がいたらしく、やはり、作業道は中間尾根を通っているようですね。まぁ、あくまでも参考までにということになりますが。
Unknown (瀑泉)
2017-09-30 11:11:41
やはり,24日は最高の沢日和だったみたいですネ。この日まで,仕事の当番だった自分は遠出するワケにも行かず,今日は今日で,部下に仕事をさせている手前,遊び惚けるワケにも行かずで,皆様の記事は目に毒ですヨ。(一応,明日は出かけるつもりだケド,果たして行けるのヤラ。。。)
それはさておき,沼ッ原からの井戸沢,きりんこさんの定番コースのようですが,さすがにその発想は無かったですヨ。会津中街道として歩いてみたい気持ちはあっても,そもそもアプローチが悪い井戸沢だし。
まぁ,みー猫さん発案でしょうが,最後がヘッデンというのも納得といったところで,何にせよお疲れ様でした(笑)。
ところでその井戸沢,自分が行った時よりも水量が多くて良いですネ。8m2段滝は,右側に取り付ければ,ホールドも良くて登りやすケド,この水量ではネェ。右側に取り付くこと自体が難しかったでしょうネ。
それにしても,癒渓ですかネェ・・・そんなことは無いと思うケド(汗)。それだけ,白毛門の岩場は長くてキツかったですか。
ちなみに,自分は帰りに渋沢を下ってガッカリでしたが,少し覗いた中ノ沢は,ナメが多くて綺麗でしたヨ。此方はホントウの癒渓でした。
瀑泉さん (たそがれオヤジ)
2017-10-01 07:31:59
瀑泉さん、おはようございます。
もしかして、今日もお仕事がらみで山行不可でしたら、まったく残念ですね。山の紅葉、どんどん進んで行きますよ。
実は、私、足尾はまだ早いだろうし、谷川岳の紅葉でも見に行こうかなと思っていて、わざわざ、渋滞の昨日、今日よりも明日にでも行くつもりいましたが、何だか、今日は昨日の天気予報よりも悪くなっていて、どうしようか、これからの予報次第で待機状態ですよ。ちょっと失敗した感じです。
井戸沢、瀑泉さんには目の毒でしたか。瀑泉さんの記事を事前に見ていれば、もっと楽しく行けたのになと少々残念な思いがあるのですけど。やはり、水量は多かったようですね。その分楽しめたということもあるでしょう。
白毛門については、その水量が少ない時でもあったのか、上部では、余計に岩場の登りが長く感じたものですが、水量がもっとあったら、さほどの苦渋を感じなかったのかもしれません。
渋沢ではなく峠沢ですよね。別に渋沢というのがあるのかなと思ったりしているのですが。中ノ沢らしき沢を横切った際には、さほどのナメといった感じはしませんでしたけど、その下流がナメなのでしょうね。ちょっと気になりますので、いずれ行ってみたいと思っています。那須の紅葉もいずれ下に来るでしょうから。

コメントを投稿

近所じゃない栃木県の山」カテゴリの最新記事