◎2023年10月25日(水)
谷川岳インフォメーションセンター駐車場(7:34)……マチガ沢出合(8:08)……一ノ倉沢出合(8:34~8:39)……幽ノ沢出合(9:00)……芝倉沢出合(9:36~9:56)……新道分岐(10:13)……巡視小屋(10:21)……新道歩き……土合橋上(11:45)……駐車場(11:50)
とうとうここまで弱くなったのかと、我ながら落胆というか開き直りに似たものすら感じるが、以前から、蓬峠に至る道沿いの<一ノ倉沢トレッキングコース>を歩いてみたいと思っていた。それも紅葉の時期に。紅葉だけなら、別にトレッキングにせずとも、谷川岳そのものに登れば手っ取り早いだろうが、ロープウェイを使わずして谷川岳に登れる自信は今のところない。ミーハー的だが、谷川の絶壁群をオレも見ておきたいと思っていた。
予定では紅葉盛りらしい三国山周辺を歩くつもりでいたが、このトレッキングコースも紅葉見頃になったと知り、急遽、前倒しで行くことにした。ずっと平坦とはいえ、どこまで歩けるかはわからない。日帰りで蓬峠はまずは冗談なこと。まして、午後から天気が急変するという情報だ。芝倉沢出合まで行ければ御の字かと思っている。まさか一ノ倉沢出合で戻るというわけにはいかない。一ノ倉沢までならバスも通っているし、ベビーカーに赤ん坊を乗せて見物に来る観光客もいるらしい。そんなところでヘタレな状態になりたくはない。腐っても鯛か(笑)。
(谷川岳インフォメーションセンターの駐車場から)
(早々にこうだった)
(復路は距離の短い新道歩きでいるから、芝倉沢往復だと11~12kmか)
(ゲート。一応、国道291号線ということになっている)
(前を歩く6人グループ。まさかと思ったが、芝倉沢からの帰路で再会した)
(西黒尾根登山口通過。もはや自分には無縁の尾根。20代の頃歩いた時には、ちょっとキツイな程度で歩いたといった記憶だ)
(右手に白毛門方面が見えてくる。この後、ずっと対岸の山々ばかりが気になってくる)
(まだ淡いのかなぁ。赤が弱過ぎて雑な色づきといった具合だ。ただ、ムンムンとはしてくる)
(奥が白毛門で、手前が松ノ木沢の頭か。この時点では、光の関係か、紅葉盛りには見えない)
(半端な感じで写りも悪いが、自分には好みの配色だった)
(マチガ沢出合。素人撮りには、真正面から光を受け、岩壁が白く、足元は暗い。それを察してか、早くから来て撮影をしている方が何人かいて、みんな重そうなカメラを持っていた。数日前には岩肌も雪が付いて白かったようだ。ところで、自分は厳剛新道を登る際にここまでは来ているはずだ。厳剛新道の入口は右手ばかりを見ていて気づかなかった)
(下に電柱が写る。岩壁の迫力と紅葉もまたビューティフルとは遠い。素人撮影ではこんなものか)
(アップにしてかろうじてマチガ沢がはっきりと)
(後ろ方面がどうも気になる。尖がりは笠ヶ岳だろうか)
(マチガ沢の水の流れ。静かに流れていた)
(先に行く。やはり、紅葉の本番はこれからかも)
(通行止めの国道291号線の舗装道が続く)
(ジジババ岩をアップで撮ってみたりして)
(そろそろ一ノ倉沢出合のようだ)
(右手の山肌。濃くなってきた)
(そして、一ノ倉沢出合。下の風景はゴチャゴチャしているし、左の建屋はトイレだ。バスのユーターンもあるし、どうしてもこうなるのだろう)
(あの尖がった岩が気に入った)
(標識を入れて撮ってみた)
(白毛門方面は、ここがスポットのようだ。下が暗くなって残念)
(一ノ倉沢。流れはかろうじて見えている)
(あっさりと一ノ倉沢は終わり。雑多な下の風景が気に入らない。先に行く。ここからは未舗装になる。やはり、ベビーカーは一ノ倉沢出合までで、あとはオンブになるが、なぜか、ベビーカーが一つ放置されていた)
(次第に濃くなってくる)
(黄色はきれいなんだけど、赤がないんだよね)
(明暗と緑できれいだと思った)
(石棚が続くところもある。昔は、ここの街道に茶店も点在していたようだ。その名残ではないだろうが)
(これは見事!といいたいが、鉄塔が邪魔)
(もしかして、左、朝日岳?)
(幽ノ沢が近づいたようだ)
(やはり)
(これが幽ノ沢出合)
(そして幽ノ沢。水は細々と流れてはいる)
(芝倉沢へ。ここまで6人グループ以外にカメラマンを含めた7人ほどと出会ったか。その後は前後して一人ずつ見かけたが、以降はしばらく人の姿は見なかった)
(ブナのしずく。もっと鮮明に撮りたかったが、これは上出来の方だった。手のひらですくって飲んでみた。残念ながら、まろやかな特別な自然を吟味するほどの味ではなかった)
(こんなタイヤ痕は興ざめ以外の何ものでもない)
(路線の赤も濃くなってきた)
(いい感じ。その代わり、周辺の色がきたなくなってきた)
(岩壁もいいが、こちらも絶景だ。紅葉していなかったら、さほどにも感じまい。余談だが、自分は馬蹄形を日帰りで歩いたことはない。朝日岳に登った時は朝日岳から土樽駅に下った。そのつもりもなかった。負け惜しみというわけではない。ただ体力と気力を消耗するだけの既存コース歩きの日帰り馬蹄形歩きにいまだに違和感を覚える。それでいて、二回に分けてやりはしている)
(赤を入れてみた)
(帰路はここから新道歩きの予定でいる。新道でそのまま蓬峠まで行けるようだ。これでいくと、旧道は「健脚者向き」ともあるし、かなり危険ということか)
(どうも電線が邪魔だ)
(相変わらず道は明瞭だ)
(こういうのは眺めるだけで十分。あの中に入ってみれば、がっかりすることもよくあることだ)
(いよいよ芝倉沢か)
芝倉沢出合に到着。歩き出しから2時間かかった。距離としては6km以上あるから、時速3kmの低速歩きだった。紅葉やら景色を楽しみながらの歩きだったから、さほどに長くは感じなかった。大方が、この往路のままに帰路をとっている。もう一度、一ノ倉沢出合を見ておきたい気持ちもあったが、新道という別のルートもあるし、まして湯檜曽川沿いの歩きのようだし、水辺の紅葉も期待したく、新道で戻ることにした。
(下に滝が流れ、マチガ沢、一ノ倉沢、幽ノ沢よりも水量は多かった)
(「国道」であろうが、「酷道」と表現したところで、この先は踏み跡でしかなくなった)
(縦にして撮ってみる。堰堤を通って蓬峠に向かうのだろう)
(自分には、紅葉も含め、今回はここが最高のスポットだった)
(荷を降ろして、先まで行ってみる。ロープは使わずとも下れる)
(堰堤の上から、気になる方面を眺める)
(小滝の上まで行こうと思ったが、ヤバそうなので自重した)
(右岸の岩山の紅葉がまたすごい。強引に登ったとして、その先がどうなっているのやら)
(しつこく)
(堰堤の先の旧道はこうなっていた。先の様子を見に行く気は失せた)
(これ最後。大福を食べ、一服した。戻るとする)
(出発時に出会ったグループが芝倉沢に向かうところ)
(芝倉沢を見た後では物足りないが、何だかうれしい)
(ここに戻って新道に下る)
新道にここから下る。湯檜曽川までは大した距離でもないと思っていたが、意外と落差があり、歩きづらくもあった。この先、しばらくはだれとも会うことはなかったが、中盤あたりから出会う人は多くなり、7人くらいと行き会った。新道とトレッキングコースを結ぶ道は、ここを含めて3か所ある。それぞれに標識は置かれている。ただ、ここで感じたのと同様に、トレッキングコースまで登り上がるのは、ちょっとしんどいかと思う。トレッキングガイドには、それぞれに「10分」とあるが、これは「下りで10分」と解釈した方がよいかもしれない。ついでながら、新道は湯檜曽川沿いに歩く道とばかりに思っていたが、川からはかなり離れたところに設置されていた。
(石が多くて歩きづらい。そして急だ)
(看板には「JR高崎給電区」とある。昭文社地図には「JR見張小屋」とある。)
(もう一軒。わざわざ覗きに行った。「成蹊学園虹芝寮」。入口の天井にはスコップが10本ほど差し込まれていた)
(道はしっかりしている)
(湯檜曽川を左に眺めながら…とはいかない。川の存在は音とともにわかるが、ヤブ漕ぎしないと近づけない)
(出てきた)
(いい具合だが、青葉もあるし、これからだろうね)
(沢を渉るところが数か所ある。ここは水がない)
(いつも感じてはいるが、黄色は焼けていると斑点が目立つんだね)
(こんなんでも、自分には目の保養)
(ここは黄色のトンネルになっていた)
(一ノ倉沢出合への分岐)
(こんなところに慰霊碑)
(ここも水はチョロチョロ)
(わざわざ川を見に行った)
(ここには橋でも架かっていたのだろうか。涸れた沢でも、大雨になれば激流なのだろう)
(何となく、雲の量が多くなってきた感じ。ラストと思い、対岸側を撮った)
(陽があたらないと、赤はやはりくすんだ色になってしまう)
(天気はまだ大丈夫のようだ)
(ここが唯一の登りになった。区間は短いが、ずっと平坦なところを歩いていたから息切れがした)
(マチガ沢出合分岐)
(この沢には水が流れている)
(上には小滝)
(休憩舎。ちょっとした広場。ここから道幅が広くなる。そりゃそうだろう。これを造るために工事が入ったわけだから)
(紅葉も次第に淡くなる)
(我ながらうまく撮れたと思っている)
(ここでようやく川と接触し、また離れる)
(つい立ち止まる)
(滝が見えたので行ってみる)
(6mほどの直瀑だった。こじんまりと目立たない存在がグッドだ)
(そろそろ終点か)
(ここで車道に接する。つまり、新道の入口。左の石碑には「右ハ蓬峠道 左ハ谷川岳道」とあり、下には注意事項が細々と記されている)
(トンネル歩き。登りになっているから、途中で立ち休みなんかした)
(駐車場に到着。平日なのに、台数はかなり増えていた)
やれやれ疲れた。GPSを取り出し、歩いた距離を確認すると13kmだった。歩数計は17,000歩。平坦地に近い歩きだからたかが知れたものだとは思うが、夏バテ上がりの身体には、これらの数値は目を見張る思いがする。累積標高はそれでも微々たるものながらも数百mはあった。
ここまで来たのなら、帰りがけに照葉峡にでも寄って行こうかと思っていたが、このトレッキングで、紅葉も十分に満足した。もうこのまま帰ることにする。犬の散歩もしないで出てきたからには、犬小屋がどういう状態になっているのかも気になるし。
今回は景観と紅葉に満足したためか、つい、大量のヘタな写真だけでカバーしてしまったような形になってしまった。まして同じような写真ばかりだった。失礼。
(今回の軌跡)
この地図は電子地形図25000(国土地理院)を加工して使用しています(令和元年手続改正により申請適用外)
谷川岳インフォメーションセンター駐車場(7:34)……マチガ沢出合(8:08)……一ノ倉沢出合(8:34~8:39)……幽ノ沢出合(9:00)……芝倉沢出合(9:36~9:56)……新道分岐(10:13)……巡視小屋(10:21)……新道歩き……土合橋上(11:45)……駐車場(11:50)
とうとうここまで弱くなったのかと、我ながら落胆というか開き直りに似たものすら感じるが、以前から、蓬峠に至る道沿いの<一ノ倉沢トレッキングコース>を歩いてみたいと思っていた。それも紅葉の時期に。紅葉だけなら、別にトレッキングにせずとも、谷川岳そのものに登れば手っ取り早いだろうが、ロープウェイを使わずして谷川岳に登れる自信は今のところない。ミーハー的だが、谷川の絶壁群をオレも見ておきたいと思っていた。
予定では紅葉盛りらしい三国山周辺を歩くつもりでいたが、このトレッキングコースも紅葉見頃になったと知り、急遽、前倒しで行くことにした。ずっと平坦とはいえ、どこまで歩けるかはわからない。日帰りで蓬峠はまずは冗談なこと。まして、午後から天気が急変するという情報だ。芝倉沢出合まで行ければ御の字かと思っている。まさか一ノ倉沢出合で戻るというわけにはいかない。一ノ倉沢までならバスも通っているし、ベビーカーに赤ん坊を乗せて見物に来る観光客もいるらしい。そんなところでヘタレな状態になりたくはない。腐っても鯛か(笑)。
(谷川岳インフォメーションセンターの駐車場から)
(早々にこうだった)
(復路は距離の短い新道歩きでいるから、芝倉沢往復だと11~12kmか)
(ゲート。一応、国道291号線ということになっている)
(前を歩く6人グループ。まさかと思ったが、芝倉沢からの帰路で再会した)
(西黒尾根登山口通過。もはや自分には無縁の尾根。20代の頃歩いた時には、ちょっとキツイな程度で歩いたといった記憶だ)
(右手に白毛門方面が見えてくる。この後、ずっと対岸の山々ばかりが気になってくる)
(まだ淡いのかなぁ。赤が弱過ぎて雑な色づきといった具合だ。ただ、ムンムンとはしてくる)
(奥が白毛門で、手前が松ノ木沢の頭か。この時点では、光の関係か、紅葉盛りには見えない)
(半端な感じで写りも悪いが、自分には好みの配色だった)
(マチガ沢出合。素人撮りには、真正面から光を受け、岩壁が白く、足元は暗い。それを察してか、早くから来て撮影をしている方が何人かいて、みんな重そうなカメラを持っていた。数日前には岩肌も雪が付いて白かったようだ。ところで、自分は厳剛新道を登る際にここまでは来ているはずだ。厳剛新道の入口は右手ばかりを見ていて気づかなかった)
(下に電柱が写る。岩壁の迫力と紅葉もまたビューティフルとは遠い。素人撮影ではこんなものか)
(アップにしてかろうじてマチガ沢がはっきりと)
(後ろ方面がどうも気になる。尖がりは笠ヶ岳だろうか)
(マチガ沢の水の流れ。静かに流れていた)
(先に行く。やはり、紅葉の本番はこれからかも)
(通行止めの国道291号線の舗装道が続く)
(ジジババ岩をアップで撮ってみたりして)
(そろそろ一ノ倉沢出合のようだ)
(右手の山肌。濃くなってきた)
(そして、一ノ倉沢出合。下の風景はゴチャゴチャしているし、左の建屋はトイレだ。バスのユーターンもあるし、どうしてもこうなるのだろう)
(あの尖がった岩が気に入った)
(標識を入れて撮ってみた)
(白毛門方面は、ここがスポットのようだ。下が暗くなって残念)
(一ノ倉沢。流れはかろうじて見えている)
(あっさりと一ノ倉沢は終わり。雑多な下の風景が気に入らない。先に行く。ここからは未舗装になる。やはり、ベビーカーは一ノ倉沢出合までで、あとはオンブになるが、なぜか、ベビーカーが一つ放置されていた)
(次第に濃くなってくる)
(黄色はきれいなんだけど、赤がないんだよね)
(明暗と緑できれいだと思った)
(石棚が続くところもある。昔は、ここの街道に茶店も点在していたようだ。その名残ではないだろうが)
(これは見事!といいたいが、鉄塔が邪魔)
(もしかして、左、朝日岳?)
(幽ノ沢が近づいたようだ)
(やはり)
(これが幽ノ沢出合)
(そして幽ノ沢。水は細々と流れてはいる)
(芝倉沢へ。ここまで6人グループ以外にカメラマンを含めた7人ほどと出会ったか。その後は前後して一人ずつ見かけたが、以降はしばらく人の姿は見なかった)
(ブナのしずく。もっと鮮明に撮りたかったが、これは上出来の方だった。手のひらですくって飲んでみた。残念ながら、まろやかな特別な自然を吟味するほどの味ではなかった)
(こんなタイヤ痕は興ざめ以外の何ものでもない)
(路線の赤も濃くなってきた)
(いい感じ。その代わり、周辺の色がきたなくなってきた)
(岩壁もいいが、こちらも絶景だ。紅葉していなかったら、さほどにも感じまい。余談だが、自分は馬蹄形を日帰りで歩いたことはない。朝日岳に登った時は朝日岳から土樽駅に下った。そのつもりもなかった。負け惜しみというわけではない。ただ体力と気力を消耗するだけの既存コース歩きの日帰り馬蹄形歩きにいまだに違和感を覚える。それでいて、二回に分けてやりはしている)
(赤を入れてみた)
(帰路はここから新道歩きの予定でいる。新道でそのまま蓬峠まで行けるようだ。これでいくと、旧道は「健脚者向き」ともあるし、かなり危険ということか)
(どうも電線が邪魔だ)
(相変わらず道は明瞭だ)
(こういうのは眺めるだけで十分。あの中に入ってみれば、がっかりすることもよくあることだ)
(いよいよ芝倉沢か)
芝倉沢出合に到着。歩き出しから2時間かかった。距離としては6km以上あるから、時速3kmの低速歩きだった。紅葉やら景色を楽しみながらの歩きだったから、さほどに長くは感じなかった。大方が、この往路のままに帰路をとっている。もう一度、一ノ倉沢出合を見ておきたい気持ちもあったが、新道という別のルートもあるし、まして湯檜曽川沿いの歩きのようだし、水辺の紅葉も期待したく、新道で戻ることにした。
(下に滝が流れ、マチガ沢、一ノ倉沢、幽ノ沢よりも水量は多かった)
(「国道」であろうが、「酷道」と表現したところで、この先は踏み跡でしかなくなった)
(縦にして撮ってみる。堰堤を通って蓬峠に向かうのだろう)
(自分には、紅葉も含め、今回はここが最高のスポットだった)
(荷を降ろして、先まで行ってみる。ロープは使わずとも下れる)
(堰堤の上から、気になる方面を眺める)
(小滝の上まで行こうと思ったが、ヤバそうなので自重した)
(右岸の岩山の紅葉がまたすごい。強引に登ったとして、その先がどうなっているのやら)
(しつこく)
(堰堤の先の旧道はこうなっていた。先の様子を見に行く気は失せた)
(これ最後。大福を食べ、一服した。戻るとする)
(出発時に出会ったグループが芝倉沢に向かうところ)
(芝倉沢を見た後では物足りないが、何だかうれしい)
(ここに戻って新道に下る)
新道にここから下る。湯檜曽川までは大した距離でもないと思っていたが、意外と落差があり、歩きづらくもあった。この先、しばらくはだれとも会うことはなかったが、中盤あたりから出会う人は多くなり、7人くらいと行き会った。新道とトレッキングコースを結ぶ道は、ここを含めて3か所ある。それぞれに標識は置かれている。ただ、ここで感じたのと同様に、トレッキングコースまで登り上がるのは、ちょっとしんどいかと思う。トレッキングガイドには、それぞれに「10分」とあるが、これは「下りで10分」と解釈した方がよいかもしれない。ついでながら、新道は湯檜曽川沿いに歩く道とばかりに思っていたが、川からはかなり離れたところに設置されていた。
(石が多くて歩きづらい。そして急だ)
(看板には「JR高崎給電区」とある。昭文社地図には「JR見張小屋」とある。)
(もう一軒。わざわざ覗きに行った。「成蹊学園虹芝寮」。入口の天井にはスコップが10本ほど差し込まれていた)
(道はしっかりしている)
(湯檜曽川を左に眺めながら…とはいかない。川の存在は音とともにわかるが、ヤブ漕ぎしないと近づけない)
(出てきた)
(いい具合だが、青葉もあるし、これからだろうね)
(沢を渉るところが数か所ある。ここは水がない)
(いつも感じてはいるが、黄色は焼けていると斑点が目立つんだね)
(こんなんでも、自分には目の保養)
(ここは黄色のトンネルになっていた)
(一ノ倉沢出合への分岐)
(こんなところに慰霊碑)
(ここも水はチョロチョロ)
(わざわざ川を見に行った)
(ここには橋でも架かっていたのだろうか。涸れた沢でも、大雨になれば激流なのだろう)
(何となく、雲の量が多くなってきた感じ。ラストと思い、対岸側を撮った)
(陽があたらないと、赤はやはりくすんだ色になってしまう)
(天気はまだ大丈夫のようだ)
(ここが唯一の登りになった。区間は短いが、ずっと平坦なところを歩いていたから息切れがした)
(マチガ沢出合分岐)
(この沢には水が流れている)
(上には小滝)
(休憩舎。ちょっとした広場。ここから道幅が広くなる。そりゃそうだろう。これを造るために工事が入ったわけだから)
(紅葉も次第に淡くなる)
(我ながらうまく撮れたと思っている)
(ここでようやく川と接触し、また離れる)
(つい立ち止まる)
(滝が見えたので行ってみる)
(6mほどの直瀑だった。こじんまりと目立たない存在がグッドだ)
(そろそろ終点か)
(ここで車道に接する。つまり、新道の入口。左の石碑には「右ハ蓬峠道 左ハ谷川岳道」とあり、下には注意事項が細々と記されている)
(トンネル歩き。登りになっているから、途中で立ち休みなんかした)
(駐車場に到着。平日なのに、台数はかなり増えていた)
やれやれ疲れた。GPSを取り出し、歩いた距離を確認すると13kmだった。歩数計は17,000歩。平坦地に近い歩きだからたかが知れたものだとは思うが、夏バテ上がりの身体には、これらの数値は目を見張る思いがする。累積標高はそれでも微々たるものながらも数百mはあった。
ここまで来たのなら、帰りがけに照葉峡にでも寄って行こうかと思っていたが、このトレッキングで、紅葉も十分に満足した。もうこのまま帰ることにする。犬の散歩もしないで出てきたからには、犬小屋がどういう状態になっているのかも気になるし。
今回は景観と紅葉に満足したためか、つい、大量のヘタな写真だけでカバーしてしまったような形になってしまった。まして同じような写真ばかりだった。失礼。
(今回の軌跡)
この地図は電子地形図25000(国土地理院)を加工して使用しています(令和元年手続改正により申請適用外)
私のように、山登りにこだわると、こういうトレッキングは意識的に避けるものですが、谷川岳の岩場を登る技量があるわけでもなく、せめて眺めるだけでもしたいとは以前から思っていました。
一ノ倉沢出合までは、だれでも観光気分で行けますが、このトレッキングコースの核心部はさらにその先でしょう。一気に観光客の姿はなくなり、静かなトレッキングを楽しむことができます。
芝倉沢出合直前までは歩道がしっかりしています。後は山道になりますが、何ら困難な所はありません。
行かれるようでしたら、新緑か紅葉の時期に歩くことをお薦めします。このトレッキングコース自体の景観はさほどではありませんが、岩壁群もさることながら、白毛門方面の展望は捨てがたいものがあります。機会がありましたら、ぜひいらしてください。
ただ、新道経由で下るとすれば、新緑の時期よりも紅葉の頃が良いのではと思います。
また、ネットでも、その先の写真を見つけることもほぼ無く、全くの未知の領域でしたが、詳細なレポ、とても参考になりました。
芝倉沢の写真。いいですね。実際に見てみたいです。
その日が来るのかどうか。
今回は山歩きでもないので、「散歩」としましたが、沿線の紅葉は、ぶなじろうさんの清八山ほどではないにしても、今季のスタートとしては幸先が良かった感じでいます。
一ノ倉沢出合ですが、ぶなじろうさんの小学生の頃は、今のように遊覧バスも通っていなかった頃でしょうか。このバスの存在も、行くと決めてから、調べて知ったことで、確かに、その頃に比べたら、かなり俗っぽい出合の風景でしょう。自分もまた神々しさを想像していただけに、一ノ倉沢はさっさと見送りました。
馬蹄形のことはともかくとして、いまだに強烈に印象に残っているのは、武能岳を越え、茂倉岳に至る稜線の紅葉です。山頂はガスで鮮明に見えてはいませんでしたが、回廊のように続く赤の見事な絨毯が忘れられません。いつかはまたとは思っているのですが。来年以降、果たしてそんな体力があるのやら。
自分は小学生の時、家族旅行で谷川温泉から天神平越えで(天神平からはロープウェイで下った)一の倉沢に行った事があります。真夏でしたが雪があって雪渓伝いに一ノ倉沢を少しだけ登りました。出会いには何もなくて、本記事の写真は隔世の感があります。
馬蹄形縦走に触れられていますが、たそがれさんの意見に賛成です。必死になって1日歩きをする意味がわかりません。何のために歩いているのか?余裕で歩ける人は景色や自然を楽しみながら歩けばいい。と、思います。