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フルート吹きの物思い

趣味のフルートと、それに関わるもろもろのこと。

アマオケ高音木管吹きの資質

2007-03-23 | 吹奏楽、管弦楽&アンサンブル団体
現在、我が弱小オケで練習中なのはブラームスの交響曲第一番。

前回の練習では、2楽章で弦セクションが難航。
シンコペーションというか、なんというか、裏から入るリズムがとれないとれない。管としては、あくびがとまらず。

まあ、それはそれとして問題ではない。よくあること。

弦が捕まっているときに、となりのご年配オーボエ吹きさんとの会話。

Ob「ここらへんは本当に難しいんですね」
私「そうですねー、こんなに難しいものだとは思いませんでした」

・・・・中略・・・・

私「でもあれですよね。この弦楽器の苦労も、は超かっこいいオーボエソロのためにあるようなものですね。あんまりできないからと言ってせめてはいけないですね。弦のみんなはAさん(Obさん)のために頑張っているんですものね。
Ob「いやあ、その通りですね」
私「・・・・・・」

ObのAさん。何かしら演奏に関して褒められると、謙遜することなく素直に喜ぶことにしているとか。残り少ない人生(?)、素直に楽しまなくてはならないとのこと。それはそれで嫌みが全くないところが、Aさんの人格のなせるところではある。

そこで思った。
高音木管奏者たるもの、そのぐらいのふてぶてしさこそが必要。
むかし所属していた某自治体付属アマチュア管弦楽団。音大を出たフルート吹きがパートで威張っていた。私に雑言を吐いたこともある。私から言わせれば、ふつーのアマチュアよりは上手だろうけど、音はスカスカ。アルルの女のファランドールで、威張っているわりにはろくに指がまわっていない。っていうか、よっぽど私の方がましでしょ。

まあ、その善し悪しは別にして、根拠はなくても他人より自分の方が上手でしょ。そのぐらいの人格障害的自尊心がなければなかなかオケでは吹けない。
要は、根拠の有無はおいといて、たまたまそのいわれなき自尊心相当の技術がそなわっていれば、成功。もしそれ相当の技術と才能が足りなければ、単なる嫌われ者(悲劇だねー)。

まあ、とにかく根拠があったにしろないにしろ、勝手な思いこみがないことにはやっていけないよね。そんな事を、暇な合奏中に思った。
ちょっと失敗して止まってしまうより、失敗はひとまずおいておいて(無視は、sれはそれで困るが)、先を見据える度胸が必要。上達に必要条件。

これも精神鍛錬の一つか。
性格は生まれつきのところもあるので大変だ。
鈍感力ならぬ、我が儘力。天上天下唯我独尊。鍛錬方法を知りたいものだ。そう思う今日この頃である。


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