まきた@VetEpi

酪農学園大学をベースに、発展途上国と日本の獣医疫学に取り組む獣医師のブログです。

SaTScanと距離の測り方。

2007-01-19 08:03:38 | 学業
1月18日(木)。

同級生のルーカスが来週月曜からフィールド調査でタンザニアに行くのに、準備が全然間に合わないので、午後2時まで協力。

それから、PhDをやっている地学者の友人とアポを取っていたので、分からなかったGISソフトの使い方を聞く。自分でやるとすごく時間がかかるけど、引っかかっていたことが、あっという間に解決されてしまった。しかし、この悩んで努力してみる過程が、きっと非常に重要なのだ。おかげで昨年から止まっていた仕事が一気に解決。

SaTScanというのは、簡単にいうと、病気がどこに固まって発生しているか、そのクラスターを検出するソフト。結果として、ウガンダの首都カンパラで、半径6.4kmの円形のクラスターが見つかり、円内の人口の50%が、ブルセラ病という病気にかかるリスクがあるということだった。

もう一つは、カンパラ市内中心部から、訪れた87村までのそれぞれの距離だが、ArcViewというソフトの特殊機能を使ったら、ものの2分で測定し終えてしまった。

3月初めのウガンダ行きまであと一ヵ月半。それまでに処理すること、理解しなければならないことが山のようにある。なんとか間に合いますように。

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2 コメント

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コンピュータ (hawk)
2007-01-20 17:24:03
わぁ コンピュータの威力を
最大限に利用しておられますね

散開しているものから法則性を見つける作業なんか
何ヶ月もかかろうということが
十分ほどで終わってしまうのは ほんとに驚きですね
モンテカルロ・シュミレーション (まっきー)
2007-01-22 05:11:44
hawkさん、
全くです。空間分析の方法、理論を読んでみると、その明解さに驚きます。コンピュータがなければ全く短期間では成し遂げられないことですね。

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