7月21日(木)。
先日、妻の知り合いの日本人女性がイギリス人のご主人と遠くに引っ越すことになったので、もう一組のドイツ人と日本人の夫婦と家でパーティーをすることになった。
日本人妻(なんかヘンな言葉?)3人で手作りの料理を持ち寄っていただいたのだが、どれもとても美味しく、彩りも綺麗だった。
これまでも、イギリスでは学食やサンドイッチなどはすごくまずいのに、今まで食事を作って食べさせてもらう分には、女性に限らず男性でもいつも美味しかった。
そこで逆に考えた。
世の中にはこんなに人がいるんだから、料理音痴だっているはずだよなー、と。
すると思い出した!
そう言えば、うちの獣医の学部生の女性が、僕をパーティーに誘ってくれたときに話していた。
「私この前パーティーやった時にね、ラザーニャみたいなのを作ろうと思ったんだけど、トマトソースが多すぎたから上からたくさん小麦粉をかけたのね、そしたら小麦だらけになったからまたソース足したの!そしたらひどい出来上がりになっちゃったわ!ワハハ!」
エディンバラ大の獣医でもAを取るほどの秀才で、かしこく、すごい美人なのだ。この話を聞いて、笑顔で答えながら、”天はニ物を与えず”、という諺を思い出した。ニ物までは与えられているか。
そのパーティーに居合わせた、スタイル抜群でやはりすごい美人のベリーダンサーの女性も、
「私もねー、この前ライス・プディングを作ったんだけど、ちょっとアイディアを思いついて、というか魔がさして、チョコレートをたっぷり上からかけてみたの!そしたらひどい味になっちゃってー!でっかいアメリカ人の男友達を呼び出して、全部食べてもらったのー!ワハハー!」
だって・・・。天馬にも大きくなったらよく言い聞かせたい。
しかしそれらは話を聞いただけ。次は実際ひどい料理を食べた時の話。
僕は一人だけ、料理音痴の男友達を知っている。ゴルゴ13が大好きなので、彼をGと呼ぼう。あれはネパールにいた時だ。Gは、僕の他で唯一エヴェレスト方面に派遣されていた協力隊員だった。任地がまあまあ近かったので、Gはバイクでたまに家に遊びに来ては、酒を飲んで二人でネパールについて面白おかしく、そして熱く語りあった。
ある日、Gは嬉しそうに、一緒に飯を作ろうと言った。食事を作るにも水は外から汲んで来なくてはならないし、調理もポンプ式の灯油ストーブの火を使うので結構大変だ。僕は料理には割りと自信がある。しかしGが横にいると、普段の手順とは大幅にずれて行ってしまうのだ。
「今日はね!日本から送ってもらったエバラ焼肉のタレを持ってきたからさ!その焼きそばに今かけちゃおうよ!」とGに触発された。
初めてのネパール製の麺で、ゆでるのも上手くいかなくてぐちゃぐちゃだったが、タレを入れたらなんだか甘くて変な味になってしまった。その後味を調えよう、と言って貴重な醤油やら塩やら唐辛子やらを入れ出したので、本当にひどい味になってしまった。
他に食べ物もなく、空腹だったので食べたが、あれはひどい思いをした。貴重なエバラ焼肉のタレや醤油を、生かすことなくあんなひどいものを作り出すことに使ってしまったなんて!断れなかった自分にも腹が立った。
それからは、Gから一緒に料理しようという誘いには、二度と乗らなかった。そう言えば、Gはいつもインスタントラーメンばかり食べてたなあ。
先日、妻の知り合いの日本人女性がイギリス人のご主人と遠くに引っ越すことになったので、もう一組のドイツ人と日本人の夫婦と家でパーティーをすることになった。
日本人妻(なんかヘンな言葉?)3人で手作りの料理を持ち寄っていただいたのだが、どれもとても美味しく、彩りも綺麗だった。
これまでも、イギリスでは学食やサンドイッチなどはすごくまずいのに、今まで食事を作って食べさせてもらう分には、女性に限らず男性でもいつも美味しかった。
そこで逆に考えた。
世の中にはこんなに人がいるんだから、料理音痴だっているはずだよなー、と。
すると思い出した!
そう言えば、うちの獣医の学部生の女性が、僕をパーティーに誘ってくれたときに話していた。
「私この前パーティーやった時にね、ラザーニャみたいなのを作ろうと思ったんだけど、トマトソースが多すぎたから上からたくさん小麦粉をかけたのね、そしたら小麦だらけになったからまたソース足したの!そしたらひどい出来上がりになっちゃったわ!ワハハ!」
エディンバラ大の獣医でもAを取るほどの秀才で、かしこく、すごい美人なのだ。この話を聞いて、笑顔で答えながら、”天はニ物を与えず”、という諺を思い出した。ニ物までは与えられているか。
そのパーティーに居合わせた、スタイル抜群でやはりすごい美人のベリーダンサーの女性も、
「私もねー、この前ライス・プディングを作ったんだけど、ちょっとアイディアを思いついて、というか魔がさして、チョコレートをたっぷり上からかけてみたの!そしたらひどい味になっちゃってー!でっかいアメリカ人の男友達を呼び出して、全部食べてもらったのー!ワハハー!」
だって・・・。天馬にも大きくなったらよく言い聞かせたい。
しかしそれらは話を聞いただけ。次は実際ひどい料理を食べた時の話。
僕は一人だけ、料理音痴の男友達を知っている。ゴルゴ13が大好きなので、彼をGと呼ぼう。あれはネパールにいた時だ。Gは、僕の他で唯一エヴェレスト方面に派遣されていた協力隊員だった。任地がまあまあ近かったので、Gはバイクでたまに家に遊びに来ては、酒を飲んで二人でネパールについて面白おかしく、そして熱く語りあった。
ある日、Gは嬉しそうに、一緒に飯を作ろうと言った。食事を作るにも水は外から汲んで来なくてはならないし、調理もポンプ式の灯油ストーブの火を使うので結構大変だ。僕は料理には割りと自信がある。しかしGが横にいると、普段の手順とは大幅にずれて行ってしまうのだ。
「今日はね!日本から送ってもらったエバラ焼肉のタレを持ってきたからさ!その焼きそばに今かけちゃおうよ!」とGに触発された。
初めてのネパール製の麺で、ゆでるのも上手くいかなくてぐちゃぐちゃだったが、タレを入れたらなんだか甘くて変な味になってしまった。その後味を調えよう、と言って貴重な醤油やら塩やら唐辛子やらを入れ出したので、本当にひどい味になってしまった。
他に食べ物もなく、空腹だったので食べたが、あれはひどい思いをした。貴重なエバラ焼肉のタレや醤油を、生かすことなくあんなひどいものを作り出すことに使ってしまったなんて!断れなかった自分にも腹が立った。
それからは、Gから一緒に料理しようという誘いには、二度と乗らなかった。そう言えば、Gはいつもインスタントラーメンばかり食べてたなあ。
それらのマズそ~な料理、私が小中学生だったらやりかねません。
何をどう組み合わせたり、どんな手順でやれば美味しいかっていうのがわからない経験のない子供は、こういうこと、しそー。
私の知人にもすごいのがいました。
私が主催した30人ぐらいのパーティー用に作ってもらった魚のマリネと、カレーが残ったものを、会場のお店から持って帰ったのです。それぞれ寸胴鍋一杯ずつあったの。
うちに泊まっていた彼女は、同じものを翌日も食べるのはつまらないといって、それを両方合わせてしまったのです。
どちらともとっても美味しい料理だったのに…
そして、ヘンな味になってしまったからといって、砂糖、醤油、ソース、味噌…などなど、かたっぱしから入れて、もうどうしようもない物体にしてしまったのよ。まるでゲ◯
みんな共通するとことがあるよね。
味の予測ができないんだね。
そして、その物体を私はトイレに流しました(-_-;)
彼女には、コロッケのせ茶漬けってのも食べさせられたことがあります。ごはんにコロッケをのせて、お茶受けにして、コロッケをぐずぐずに崩して食べるのよ(-_-;)
いやぁ~書いてみたら、マズイものの話しってのも、結構盛り上がりそうだね(^_^;)
そういう人でも、料理の本なんかを見て覚えれば出来るようになるのかな?
イギリスでは、多分日本でも同じだと思うけど、最近スーパーで電子レンジで暖めるだけの料理を買って、それだけで生活してる人が増えているようです。
「食育」って大事だよねー。
「まずい料理は、どういじってもまずい」
みたいな一言がありました。
(お姉ちゃんに借りて本を一冊読んだけど、この一言だけ覚えてるの)
そのとおりだと思います。
まずくなっちゃったら、どういじってもまずいのです。
反対に、服部ユキオ先生が言っていたのは
「料理は火加減とダシだ!」
それ以来、なんか味が足りないときはダシ関係を入れることにしています。
不思議と大きくはずれない気がしますよ。
結論。
◆美人=料理上手とは限らない
◆まずくなったらそれ以上いじらない
◆味が足りないときはダシ関係を入れてみる
絶対音感があるように、絶対味感もある気がするよ。
だって、魚のマリネとカレーを合わせようと考えつくのも実行しちゃうのも、最終的な味を想像できる人だったらしないもの。
娘の食育についても考える日々・・・
あんまり自信ないなぁ
これはいいアドバイスだよ!
ダシね。カレー系だったら、塩、唐辛子よりもマサラ、みたいな。
食育については、KiYoNoちゃんと刺激くんなら絶対大丈夫だと思うよ。