フェス、
会場には約30人。
これ、いくら「濃霧」、「強風注意報」下でも、たったそれだけ?というモノ。
で、そこで、事故。
『ロックフェスでテント倒れ観客4人けが 室蘭
朝日新聞デジタル 8月31日(土)17時31分配信
31日午前11時40分ごろ、北海道室蘭市香川町の室蘭岳山麓(さんろく)総合公園で開かれていた室蘭ロックフェスティバル「Zi0N(ザイオン)」で、テントが強風にあおられて倒れ、観客に当たった。室蘭署によると、札幌市北区の衣料品店アルバイトの女性(25)が首に重傷を負ったほか、小樽市の20歳と26歳のフリーターの男性と函館市の男子大学生(20)が肩を打つなどの軽いけがをした。
室蘭地方気象台によると、31日は前線を伴った低気圧が道内を通過中で、事故当時は秒速16・5メートルの強い風が吹いていた。
このフェスティバルは、室蘭工業大生が中心となり、「道内初の大学生がつくるロックフェス」と銘打って企画した。実行委員会によると、事故が起きたころの観客は約130人。高台のスキー場のそばにある会場は、フェスティバルが始まった午前11時ごろから霧が出て、急に風雨が強まったという。』
まあ、事故(悪天候・事故等)などへの対応(準備・対策・対応)が甘いというか、そんなレベルのことだな、これ。
で、ここに、実行委員会のコメントを掲載。
『Zi0N実行委員会より重要なお知らせ
本日開催させていただいておりました、室蘭ロックフェスティバルZi0Nですが、荒天の為、設営テントが倒壊し、怪我をされる方が数名出ました。
至急状況を確認し、生命に関わる重大な怪我ではないことは確認されましたが、この状況下の中で、イベントの継続は不可能と判断し、今日、明日のZi0N中止のお知らせをさせて頂きました。
イベント続行不可能と決定するに至った経緯を下記に記載致します。
当日午前9時頃までは晴れており設営準備を進めていましたが次第に霧がかかり始め、開場時間の午前10時頃には会場は濃霧に覆われていました。
予定通り午前11時に開演した後、雨風が強くなり始めたためにお客様を雨から守るため急遽アーティスト物品販売スペース及び演者控え用のテントをお客様に開放致しました。
その後開放していたテントからもステージが見えるようテントの位置を移動し、全ての足に土のうをくくりつけましたが、突風により会場内の全てのテントが軋みをあげ始めました。
スタッフ一同、またお客様方もテントの倒壊を防ぐために全ての足に対して人が付いていましたが更なる突風によってテントの足が折れてしまいテントは倒壊、テントの前方にいたお客様数名をテント骨組みが殴打致しました。
テントがぶつかったことによる怪我人は合計4名で(内男性3名,女性1名)、男性3名は掠り傷程度、女性は背中の剥離骨折(一般生活に問題はなく治療は特に必要ないとの医師による診断)という内訳となります。
これを受け主催側はこれ以上のイベントの続行は不可能という判断を下し、お客様方には一時本部ロッジに避難して頂いたあと、順次臨時に手配したシャトルバス等でご帰宅頂きました。
一連の事態に対する対応や反省点、改善点については当実行委員会で入念な会議を行った上で近日中に当HP等で発表させて頂きます。
この度は、お客様、出演アーティスト、関係各位の皆様にご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます。』
※これ、事前に防止することがいくらでもできること。「強風」になりそう、「吹いてきた」、その時点で土嚢なんて使わず、テントを下におろせば、それで済む。ようは、「おばか」ってこと。