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中国マネー「OD05」、大株主から消える

2015年06月20日 | 経済
中国マネー「OD05」、大株主から消える
名義分散や一部売却など臆測呼ぶ
2015/6/20 3:30 日経朝刊

 中国の政府系ファンドとみられ、多くの主要企業の大株主に名を連ねていた「OD05」が、3月末までにほぼ姿を消したことが分かった。ピーク時は100銘柄以上、推定時価で4兆円超を保有していた。実態や背景は明らかではないが、株式市場では、株価上昇で売却した、目立たなくなるように複数の異なる名義に分散した――など様々な見方が出ている。






 中国マネーといわれる「SSBT―OD05オムニバス」は信託銀行などに株式を預ける際の名義で、2008年ごろから大株主に登場した。ピークの12年度末は保有銘柄数がトヨタ自動車をはじめ167社、保有株式の推定時価は4兆円強と、日本生命保険などに次ぐ規模に上った。
 13年ごろから大株主から消えたり保有株を減らしたりする事例が増加。「OD05」の動向を分析してきたちばぎん証券の安藤富士男顧問によると「3月末時点で1社も確認できなくなった」という。
 「OD05」は情報開示がないため、実際に株を売却したかどうかは分からない。実質株主の判明調査などを手掛ける日本シェアホルダーサービスの今出達也氏は「4~5の名義に分散させた」とみている。「OD05」の減少につれて、別の中国籍の「SSBT―505080」名義が増えたという。
 アジアインフラ投資銀行(AIIB)の創設などで「中国は政府の資金を実業向けに移している」(中国動向に詳しいTS・チャイナ・リサーチの田代尚機代表)との見方もある。

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