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襲われた魚が「悲鳴」 化学物質で敵かく乱 豪研究チーム発表

2015年11月05日 | 生物
襲われた魚が「悲鳴」
化学物質で敵かく乱 豪研究チーム発表
2015/11/4 15:30 日経夕刊

 【シドニー=AFP時事】肉食魚に捕まった魚は、化学物質の形で「悲鳴」を出し、他の肉食魚が集まって混乱が生じた隙に逃げる。オーストラリアの研究チームが熱帯の海に生息するスズメダイに関するこんな研究成果を発表し、英王立協会紀要に掲載された。
 傷ついた魚が皮下から化学物質を放出し、周囲の魚に警告を発することは以前から知られていた。この習性が襲われた魚自身が逃げる役に立っていたことが、今回示された。
 研究の共同執筆者である豪ジェームズクック大のマーク・マコーミック氏は「(化学物質放出から)1分以内に他の肉食魚が集まってくる。食事の準備が整ったことを知らせるベルのようなものだ」と指摘。最初にスズメダイを捕らえた魚は、新たに集まった肉食魚に追いかけられ、その過程で「40%の確率で、せっかく捕まえたスズメダイを放してしまう」(マコーミック氏)。スズメダイだけでなく、ハタ科の一部など、より大きな魚にも同様の習性が見られるという。
〔時事〕