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ポピュリズム万歳

2004-11-15 16:11:15 | 文章道場
 康夫ちゃんは小泉、石原と同じメディア利用にたけたパフォーマンス好きのポピュリズム的政治家として見られる。しかし康夫ちゃんのパフォーマンスは選挙と権威のためではない。行政サービスのありかたを体現しているのだ。

 今や誰でも知っているのに「ガラス張りの知事室」と言い続けるしつこさ。「国政、東京ばかり見ている」という声もあるが「もうわかった」と言いたくなるほど信州信州長野長野だ。

 エリートへの反感、嫉妬を利用するのがポピュリストなら、「ポピュリズムはファシズムに繋がり、危険だ」と批判する方にも激しい嫉妬がある。独裁者!とくってかかったり苛めたり。迎合出来ない大衆を見下したり嫌悪したり。

 「『大衆迎合主義』と訳されがちなポピュリズムとは、冷静に捉えれば『判官贔屓』の精神です」と康夫ちゃんは言う。そして日本の善男善女は「小泉ワンワン君が、“弱きを挫き、強きを助ける”逆・判官贔屓な政事屋だと見抜けぬ儘なのです。いやはや」と溜息。

 康夫ちゃんの役割は古い権力、悪しき体質を壊し、「お上と下々」の意識を「サービスを提供するものと税金を払ってサービスを受けるもの」に変えることだ。当然軋轢はある。

 次は根回しもやって議会を取り込め、ポピュリズムを超えろって、そんなの無理。「何を言ったか、やったか」を重視すればいいのでは。長野ルネサンスを終えたら是非東京へ。待ってるわ、康夫ちゃん。
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