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12月19日 激論! 石原嫌い 終息

2007-01-13 08:13:21 | 抱茎亭日乗メモ
 石原嫌いの理由をメールせよ、と言った日経新聞I氏からメール。

> たぶん、議論は平行線をたどると思いつつ、
> あえてもう一度、返信を差し上げます。
> 石原発言は「不法入国した三国人による凶悪犯罪が増加しているのは憂慮すべき事態だ」というものです。
> 実際、中国人などの凶悪犯罪が多発していることは警察庁の調査にも現れており、多くの都民(あるいは日本人の間で)
> 不安が広がっています。
> 発言の重点が「外国人による凶悪犯罪の払拭、摘発」にあり、「三国人」にはないということは文脈からわかるはずです。
> 言葉尻をとらえるべきではないというのは、そういう意味です。
> 都知事として、犯罪撲滅に注力するのは当然で、だからこそ「三国人発言」の後でも、多くの支持を集めて2期目の当選
> を果たしたのです。
> それをもって、日本に偏差なナショナリズムが広がっているという見方がありますが、考えすぎでしょう。
> いたずらにナショナリズムが高まるのは望ましくありませんが、北朝鮮の拉致、核開発、中国の軍拡などの事実こそが
> 日本人の不安を助長して結果としてナショナリズムを誘発しているというのが、自然な見方だと思います。

私の反論。

「では私も再び。

> 石原発言は「不法入国した三国人による凶悪犯罪が増加しているのは憂慮すべき事態だ」というものです。
> 実際、中国人などの凶悪犯罪が多発していることは警察庁の調査にも現れており、多くの都民(あるいは日本人の間で)
> 不安が広がっています。

間違いがあります。
石原三国人発言があった当時、外国人の凶悪犯罪は増えていませんでした。
警視庁・警察庁の発表数字自体も差別的・意図的です。
それに乗せられる石原の愚かさも嫌いな理由です。

『外国人犯罪増加』報道の欺瞞
http://iccho.me.uk/hl/hrmedia/jcr03.html

日本における外国人犯罪の実像
http://www.ier.hit-u.ac.jp/pie/Japanese/discussionpaper/dp2004/dp250/text.pdf

> 発言の重点が「外国人による凶悪犯罪の払拭、摘発」にあり、「三国人」にはないということは文脈からわかるはずです。
> 言葉尻をとらえるべきではないというのは、そういう意味です。

石原は作家でもありますので、言葉選びも批判されて当然です。
凶悪犯罪の払拭を言いたい時、外国人をピックアップし、三国人という言葉を使った。
とはいえ私は、言い方を問題にしたり、いい間違いに拘って「言葉尻をとらえた」のではありません。

御社の社説も

『外国人犯罪の増加→震災のさいの騒擾事件→自衛隊の治安出動』とむすびつける論理には,それぞれの段階で飛躍がある。石原発言はいつもわかりやすいが,そのあまりに論理を飛躍させたり,隣人の心を傷つけるものがある

と指摘していました。
差別主義者であることも大変わかりやすい。

> それをもって、日本に偏差なナショナリズムが広がっているという見方がありますが、考えすぎでしょう。

私が言う前に仰って頂いてありがとうございます。
石原はナショナリズムを煽っています。

そこが嫌いな理由の大きなものの一つであったことを
最初のメールに書かなかったので、機会を頂けて良かった。

『北朝鮮と戦争すりゃあいいんだよ。一時的に』などと真顔でコメントしているのを見て、本当に危険な人物だと思いました。

これも忘れてましたが、こんな本がありました。
姜尚中・宮崎学著『ぼくたちが石原都知事を買えない四つの理由。』
http://comcom.jca.apc.org/gounotori/books/books_kaenai.html

多分これで全ての理由になります。

> いたずらにナショナリズムが高まるのは望ましくありませんが、北朝鮮の拉致、核開発、中国の軍拡などの事実こそが
> 日本人の不安を助長して結果としてナショナリズムを誘発しているというのが、自然な見方だと思います。

日本のマスコミや石原などの政治家がナショナリズムを利用し、誘発しているというのが自然な見方だと私は思います。」

このメールには、無反応。ふう。

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