The collection of MARIBAR 

マリバール 文集・ギャラリー

8月8日 退院,『太古八』,再会,東京湾大華火祭@バー潮見

2009-09-29 04:06:59 | 抱茎亭日乗メモ
 朝食のきざみ食は完食まで35分。

朝の診察で「鼻血が出た時は、鼻の上の方をグーッと押して」と言われる。
もっと早く教えてよ!

荷作りをして化粧をして、Kさんのポルシェのお迎えを待ち、会計を済ませ、いよいよ退院。

Kさんが買って来てくれたゼリーを同室の皆さんに配りご挨拶。
隣のベッドのおばあさんは入院が長いので、病院の事をいろいろ教えてもらった。感謝。

昭和大学歯科病院の先生、看護師、スタッフの皆様、大変お世話になりました。
苦しく辛い時もありましたが、親切丁寧な対応で救われました。
誠にありがとうございました!

 いやー、楽しいね、シャバは。ポルシェ、快適!
昼間に乗せてもらったのは初めてで、いろいろなところに寄ったから気づいたのだが、女性が運転してるから? 車好きだから? 東急ストアの駐車場係もガソリンスタンドの従業員も、とても嬉しそうで親切なのだ。
少年も父親に「ねー! 見て見て! あの車、かっこいー!」みたいな反応。
へえー、私は車のことはわからないけど、そういう車なのね、と感心。

しかし、道はやたらに混んでいて、のろのろと進むポルシェ。
目白の割烹『太古八』12時の予約も全然間に合わず。
何度も連絡を入れることになる。「いいのよー、貸切だから!」と女将さん。

途中コンビニのトイレに寄る。また鼻血が出る。悲しい。

 『太古八』では、松花堂弁当的ランチを想定していたのだが、夜のコース並みの品数が登場。
ノンアルコールビールで乾杯。柔らかい&細かく切った特製ランチを3時間かけて頂く。

そう言えば、2000年9月に慶應義塾大学病院を退院した時も、その足で『太古八』に来て、ご主人の羽賀さんと、早速飲んだのだった、なんて話をしたら、女将さんが大きな花束をくれて「可愛くなったわ!好きよ!」
泣きそうになる。

「これは(羽賀)英夫さんが大好きだったの。家で食べるのに、昔の肉屋さんみたいに新聞紙で包んであげたりしてね。病院にいると、こういうの食べたくなるでしょう?」とメンチコロッケも揚げてくれる。
もうお腹いっぱい! と言うと、お土産にしてくれた。特製ソースのパックも添えて。

ああ美味しかった、幸せだった。『太古八』は初めてのKさんも、喜んでくれた。
「迎えに来てよかった?」と聞いたら「餌がなくても行くわよ」。
ううう。嬉しいお言葉。

一番食べ難いのは、弾力のあるものだとわかった。蒲鉾とか練り物系。
あと、鮑。鮑は大好きで、薄~く切ってもらったけれど、全く噛めず。
最後はそのまま飲み込んだ。ああもったいない。

 Kさんに花火を見に行きたいと言ったら「無理しないほうがいいよ」「みんなも心配するから」と止められたのだが、「楽しいですよー、Kさんも一緒に行きましょう! ちょっとだけ、花火が終わったらすぐ帰るって事で」と説得。

 私が恋人と再会デートの間、Kさんは池袋でショッピング。
「花火より、彼氏とゆっくりすればいいのに」とKさん。
「いや、今日は忙しくて、かなり無理やり時間作ってくれたみたい」
なので、Kさんが駐車場に車を出しに行く時間も惜しんで、私はタクシーで恋人との待ち合わせ場所へ。

歯磨きもそこそこに、彼と2週間ぶりに再会。でもお茶20分だけ。

自分ではよくわからないが、Kさんに「顔のパーツのバランスが変わって目が大きくなった」と言われて、女将さんに褒められて、そんなに酷くもないのかな? と思ったが、恋人は「腫れてるね」。
なんだか照れくさかった。

花火を見に行く、と言ったら「今日も昨日みたいな雨だよ、花火なんて中止」と彼。
えー? そうなの?

 再びポルシェで激混み首都高を木場まで。
自宅を「バー潮見」と呼ぶ友人K夫妻の毎年恒例、東京湾大華火祭観賞ホームパーティー。

花火は今年も進化を遂げていた。花火が開く位置も毎年高くなっているような気がする。
新しく建ったビルを越すように。
ああ、夏はやっぱりこれを見なくちゃ。頑張って来て良かった。

昨年見逃した、Nさん出演のNHK番組のヴィデオも見られたし、K夫妻がクイズ番組で街頭インタビューされるシーンも見て、満足。

マグロ刺身他も苦労しつつ美味しく頂いた。

手術入院話。Kさんは見たがらなかった、私の術後化け物写真を見たがるNさんとM。
翌日、メールでMに

> なんにも聞いてなかった上に術後の写真、と
> 本当にビックリしました。
>
> 携帯の写真見た後での今を見ると、もう大丈夫なんだな と思いますが、
> 日々の写真もあることだし、
> 日々の感想や気持ちもふくめて、
> まとめて発表したらどうですか?
> この手の手術って、術前術後の写真はあっても、
> 手術から「術後」という時点にたどり着くまでの経過って全然知られてないから、
> 個人的にはとても興味があると思ったしだいです。

と言われたので、WEBアルバムを作ってみた。かなり衝撃的。
友人知人、手術を控えた同病の方、学術的資料として興味をお持ちの医療関係者など(いるのか?)に限り、公開します。(除く2ちゃんねらー)メール下さい。

 花火が終わっても、話は盛り上がる。
世界経済についてやら、子供たちのアクロバットに大人も駆り出されて写真撮影やら。

23時、さすがに疲れて口も利けなくなってきた。
みんなも一緒にお暇して、ポルシェでまた池袋まで送ってもらって、24時帰宅!

「雨降らなかったよー。花火、きれいだった!」と彼に報告。

盛り沢山で健常者でも激動な1日だった! あー疲れた。しかし楽しゅうございました。
Kさん、バー潮見のK夫妻、皆様、どうもありがとうございました!