変化を受け入れることと経緯を大切にすること。バランスとアンバランスの境界線。仕事と趣味と社会と個人。
あいつとおいらはジョージとレニー



ジム通いを始めて12年。
音楽を聴きながら各種マシンを利用している
のだが、これまで、色んなイヤホンを試した。

どんなイヤホンが最適なのだろうか。

ジム内はやかましいので、
ノイズキャンセリングか、遮音性の高いもの
を選びたい。
また、大いに汗をかくので、防水性も必須だ。
動きやすいように、ワイヤレスであることも
重要だ。

しかしながら、防水機能を有するイヤホンは、
基本的にはスポーツ(主にランニング)用で、
外部の音を遮断しないようになっている。
危険だからなのでしょう。

そして、ノイズキャンセリング機能を有する
イヤホンは、外部音を取り込む必要がある為
マイクが付いていて、防水のハードルが高い。
ま、そこは通話機能付きのイヤホンも同じと
思うので、本当のところは、外部の音を相殺
する機器がイヤホンの他機構に比べ相対的に
精密機器に属するから、厳密な防水が必要で、
コストがかかるってところだと思っている。

つまり、なかなか両立したモノがない。

という訳で、
最初は、有線のノイズキャンセルイヤホン、
型落ちで安くなっていたものを使っていた。
オーディオテクニカの70%キャンセルの奴。
確か、3ヵ月もたなかったと思う。ケーブル
をあちこちに引っかけている内に断線した。
有線の煩わしさを思い知った。

で、次は、ウォークマンにバンドルされて
いるBluetoothイヤホン、SONY製でノイズ
キャンセリングも装備したやつが格安で
売っていたので買ってみた。
快適でした。ジム用として音質にも不満は
なく、ワイヤレスしか有り得ないと思った
次第。でも、汗でヤラれました。スイッチ
が付いている本体部分が濡れると、電源の
On/OffができなくなってThe END。これは
1年くらいはもったが。

あまりに快適だったので、もう一度SONY。
クラスを一つ上げて、ノイズのキャンセル
率が更に高いものに変えてみた。快適性は
更に向上したが、防水ではないので、当然
のように前世代と同じ結果になった。残念。

そこで、もうワイヤレス&防水でだけで
いいやと思い、格安のマクセル製スポーツ
イヤホンを購入。値段の割に音も良かった
けど、左右が固定されているタイプで、
僕の両耳とどうにも距離感が合わない。
そして、やはりジムはやかましい。
オーバーイヤータイプだったこともあり、
スタジオのBGMが盛り上げっている時なんか、
イヤホンの音楽が聞こえない程の騒々しさ。
我慢ならなかった。

ならば、と、左右がケーブル接続で、
インカナルタイプのものを物色し、JBL
チューンのヤーバッズとかいうメーカーの
ものを購入。ところが、これもシックリ
来ない。左右がなんか合わなくて、
スポーツ用なのにすぐに耳から抜け落ちる。
ダメです。

どうやら、けちってはダメらしい。

という訳で、折しも時代は完全ワイヤレス
時代が到来し始めた頃。色々と聞き比べて
JBLのFreeを購入してみた。
デザイン良し。防水も完璧。音も想像以上
に良く、完全ワイヤレスにしては充電も
長持ちする方。ノイズキャンセリングは
無いが、ちゃんとしたインカナル型なので、
しっかり耳に突っ込めば、それなりに遮音
してくれた。耳から抜け落ちることもなし。
完璧じゃないですか。
でも。
でも、ですよ。
それ以前の問題。
結論としては、完全ワイヤレスは時期尚早。
左の音が頻繁に切れます。
頻繁なんてもんじゃないです。
で、仕方なく返品。

最終的には、JBirdの防水&Bluetoothに
変えた。これは快適です。
さすがにスポーツイヤホンの老舗。不満は
極めて少ない。周囲のやかましさを凌げる
程の遮音性は無いけれど、それは止むを
得ないと諦めました。
現在も使用中で、壊れるまでこれで行こう
と思っていたのだが。

だが。

そもそも論として。

僕は、ジムに行く時以外はSHUREのイヤホン
を使用している。遮音性が高く、音作りも
好きなのだ。僕の耳には過剰な気もするが、
とても気に入って使っている。
Weston製のBluetoothケーブルに繋いだもの
をケーブルが煩わしい時用に、有線のものを
音に拘る時用に使い分けている。
このワイヤレスの方がジムで使えたら、最高
なのだけれど、防水がネックだった。

ネックだと思っていた。

Westonのケーブルは、一応は防水仕様だから
あとはSHUREのイヤホンヘッドの問題だ。
また、MMCX端子の接続は、防水的に大丈夫か
という心配もあった。

最近になってWebで調べてみたら、やはり
SHUREは【防水】を公言していない。

しかしながら、ヘルプページまでよーく見て
みると、こんなことが書いてあった。

もともとはイヤモニ用なSHUREイヤホン。
ステージ等で汗だくになることを前提に、
水や塩水をスプレーして、耐久性を確認して
いるとのこと。

え?

え? え? え?

マジすか。

なんだ、ジムで使えるんじゃん。

ボクのこれまでのジム用イヤホン歴は、
いったいぜんたい何の為だったのだろうか?

何と高い授業料だったことだろう!

尚、WestonケーブルにSHURE315を繋いだ
イヤホンをジムで使ってみたところ、
とても素晴らしい使用感でした。

これを求めていたんだよ!

という感じ。

なんだかなぁ。。。


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