会ったことがないけど、会ってみたい人。
会ったことはあるけど、もう一度会ってみたい人。
いるいる。
先日、知人と他愛無い話をしていた時のこと。
「一人だけ、望みの人と会えるとしたら、誰?」
という極めて他愛無く何も生み出さない議題が提示された。
どうでもいいと思いつつ、結構難しい命題だ。
考えてみると、会ってみたい人っていっぱいいる。
相手によって、望む「会い方」も違う。
遠くからでもいいから、単に同じ空間を共有できればいい人。
あるいは、一方的にお話を伺いたい人。
そんなんじゃなくて、会って話がしてみたい人。
そんな中から一人だけ選ぶってなかなかできない。
最終的に、おいらの心を最も占有した人は。
ダライ・ラマ14世猊下。
宗教的な信心が動機ではない。
おいらは、信仰心が希薄な人間だからね。
チベットの政治背景や経緯も、ここでは置く。
説法を聞く等の教えを請うのではなく、
ただ眺めるのでもなく、
彼とはひとしきり会話してみたい。
世間話がいい。
きっと、人間として尊敬できる人だと思う。
当たり前か。
勿論、最初から敬意を持って臨むけどね。
因みに過去に一度、猊下の説法を聞きに行ったことがある。
来日された時に、舞浜で公演されたので駆けつけた訳さ。
【空(くう)】の概念を語られたんだけど、それ以前に彼は
その存在だけで空気を操る。空間を浄化する。
菩薩の定義は難しいけども、人間を超越しているんだろうな。
著書の文面が極めて人間っぽいところが、一層の魅力です。
猊下と世間話?
これは随分と贅沢な望みを持ったもんですな、おいらってば。
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