今宵の一枚はマイルスのESP。レーベルはコロンビア、録音は1965年。マイルスのアルバムは斬新でエポックなモノばかりで何を聴いても素晴らしく、「どれが好き。?」と言われると迷ってしまう。中でもRound about midnightと本LPが個人的な一押し。前者はコルトレーンのtsが圧倒的な存在感を示し、心が揺さぶられ感情移入しやすく、以前も書いたが落ち込んだ時の回復剤となる。こちらは、全体的にクールで斬新。エモーショナルな度合いは減るものの、何度聴いても聴きたくなる楽曲自体の魅力がある。個人的な前期クインテットと後期クインテットの代表作で、サウンドの違いはもちろん、マイルスの考え方の違いもよくかわる興味深いアルバムだ。
イントロのマイルスが印象的なE.S.P.にも魅かれるがLittle oneが一番好き。ご存じハービー・ハンコック自身のアルバムのMaiden Voyageに収録された曲と同じ曲。
side A
1.E.S.P.
2.Eighty one
3.Little one
4.R.J.
side B
1.Agitation
2.IRIS
3.Mood
(personnel)
Miles Davis(ts)
Wayne Shorter(ts)
Herbie Hancock(piano)
Ron Carter(bass)
Tony Williams(drums)
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