師走半ば頃から、シャコバサボテンの蕾がにわかにぷくぷく膨らみ、色付き始めた。
クリスマスを境に、蝋燭の焔がスパークするみたいに次々と開花。
毎年愉しみにしている冬の窓辺の風物詩。今年は少し早咲きみたい。
ここのところ、ずっとグレン・グールドを聴いている。
グールドのピアノは、師走のカオスから清明な境地へと いとも優雅にいざなってくれる。
とりわけよく聴くのは、ゴールドベルク変奏曲アリアとクラヴィーア協奏曲第5番へ短調 ラールゴ。
いつか寿命をまっとうする日がやって来たなら、この2曲をエンドレスでかけてくれれば幸いと思う。
☆
さて、クリスマスウィークは連夜たのしい会食続きだった。
25日夜は恵比寿のレストラン「ノスタルジーテーブル」で
オーリエさん、クロセさん、ユキ子さんとわいわい。
さらに夜更けからはオーリエさん宅で朝までお喋り。話しても話しても興味は尽きない。
(↑ガーデンプレイスのバカラシャンデリア。ゴージャスな海月の如し)
26日夜は、緞帳がおちたようにクリスマス装飾が見事に消え、
方々に早くも2009のネオンが灯る銀座へ。
この日はEdit Planetマイカさんのお誘いにて「レストラン タテル ヨシノ銀座」の創作料理を堪能。
凝った前菜4皿、魚、肉のメインに続き、クリストフルの専用台でフロマージュが登場。
それぞれの特徴を澱みなく説明してくれるお店の人が、機械仕掛けのお人形のようで大変たのしい。
こちらがフルコースのフィナーレとして忘れ難かったラストのスイーツ
「グラッパとサフランの香りにくるまれたマンゴーのコンフィーに驚きを添えて」
でございます。この金色の球体をスプーンで割るとグラッパの香気が立ちのぼり、
ひと匙ごとに異なる味覚のアンサンブルが。まさに「驚き!」でございました。
この日も夜更けまでマイカさんと尽きないお喋り。彼女のパワーは並大抵じゃない。リスペクト。
27日は、麻布十番の「スタジオトリコ」で和福美の色校正後、
キムリエさんと界隈にある「KOTATSU」でほこほこゴハン。
バーニャ・カウダやとろとろのもつ鍋をいただきながら、明け方までエンドレスでお喋り。
キムリエさんと話していると、もうひたすらナゴむ。わくわくする仕事、一緒にしたいな。
さらに28日夜は渋谷の「うさぎ」でふくちゃん、kumiさん、vonちゃんと久々に邂逅。
その昔、雑誌の仕事で、感性豊かな彼女たちと出逢えたことを心から感謝している。
そんなわけで、愛すべき友人たちと夜な夜な話し続けた年の瀬。
親密な夜と夜の間に間に、私はグールドを聴きながら、
冬を忘れるような温かさに包まれている自分にしみじみ気づくのだ。
クリスマスを境に、蝋燭の焔がスパークするみたいに次々と開花。
毎年愉しみにしている冬の窓辺の風物詩。今年は少し早咲きみたい。
ここのところ、ずっとグレン・グールドを聴いている。
グールドのピアノは、師走のカオスから清明な境地へと いとも優雅にいざなってくれる。
とりわけよく聴くのは、ゴールドベルク変奏曲アリアとクラヴィーア協奏曲第5番へ短調 ラールゴ。
いつか寿命をまっとうする日がやって来たなら、この2曲をエンドレスでかけてくれれば幸いと思う。
☆
さて、クリスマスウィークは連夜たのしい会食続きだった。
25日夜は恵比寿のレストラン「ノスタルジーテーブル」で
オーリエさん、クロセさん、ユキ子さんとわいわい。
さらに夜更けからはオーリエさん宅で朝までお喋り。話しても話しても興味は尽きない。
(↑ガーデンプレイスのバカラシャンデリア。ゴージャスな海月の如し)
26日夜は、緞帳がおちたようにクリスマス装飾が見事に消え、
方々に早くも2009のネオンが灯る銀座へ。
この日はEdit Planetマイカさんのお誘いにて「レストラン タテル ヨシノ銀座」の創作料理を堪能。
凝った前菜4皿、魚、肉のメインに続き、クリストフルの専用台でフロマージュが登場。
それぞれの特徴を澱みなく説明してくれるお店の人が、機械仕掛けのお人形のようで大変たのしい。
こちらがフルコースのフィナーレとして忘れ難かったラストのスイーツ
「グラッパとサフランの香りにくるまれたマンゴーのコンフィーに驚きを添えて」
でございます。この金色の球体をスプーンで割るとグラッパの香気が立ちのぼり、
ひと匙ごとに異なる味覚のアンサンブルが。まさに「驚き!」でございました。
この日も夜更けまでマイカさんと尽きないお喋り。彼女のパワーは並大抵じゃない。リスペクト。
27日は、麻布十番の「スタジオトリコ」で和福美の色校正後、
キムリエさんと界隈にある「KOTATSU」でほこほこゴハン。
バーニャ・カウダやとろとろのもつ鍋をいただきながら、明け方までエンドレスでお喋り。
キムリエさんと話していると、もうひたすらナゴむ。わくわくする仕事、一緒にしたいな。
さらに28日夜は渋谷の「うさぎ」でふくちゃん、kumiさん、vonちゃんと久々に邂逅。
その昔、雑誌の仕事で、感性豊かな彼女たちと出逢えたことを心から感謝している。
そんなわけで、愛すべき友人たちと夜な夜な話し続けた年の瀬。
親密な夜と夜の間に間に、私はグールドを聴きながら、
冬を忘れるような温かさに包まれている自分にしみじみ気づくのだ。