井の頭通り沿いに続く植え込みの一角に、ぽっと咲いたタンポポを発見。
春の陽気にいざなわれるように、取材の帰り ふと一駅手前で下車。
お天気の良い日の夕暮れ、ときどきそんな風に 代々木公園の木立を抜けて帰りたくなることがある。
公園の中では、いつも土の上を選んで歩く。日々の生活の中で、
土の上を歩くことって意外とないから、ブーツの底からふかふか伝わってくる
枯れ草や腐葉土のナイーブな感触が、はっとするほどやさしい。
踏みしめる踵の下で、間違いなく無数の生命が春の声にぞぞ蠢いている。
見上げると、桜の枝にも無数の新芽が。
「枯れ木に 花を咲かせましょう」
あと一ヵ月ちょっとすれば、薄暮の静寂に包まれた同じこの場所で
無数の人々が花見に興じているはず。満開の桜の下には。。
冬の終わりの木立のシルエットは、
春へと誘う複雑な迷路のように見える。
☆☆☆
代々木小公園方面に抜けると、見慣れない小さなお店を発見。
紙のセレクトショップ「紙 伽羅」さん。懐紙やぽち袋などの和ものから、
イタリアやフランス、英国の便箋、巨大な絵本、ブックカバー、ダンボールの木馬などなど、
さまざまな手触りの紙アイテムが、紙製の棚にいろいろ並んでいる。
いうなれば紙フェティッシュなお店(笑)
紙だけでなく、紙に関わるアイテムも。
これは60年代に世界中でヒットしたタイプライター「オリベッティ レッテラ32」。
デザインbyニッツォーリ。60~70年代イタリア工業デザインの顔として、
私の中ではFIAT チンクエチェントと、なんだかかぶるイメージ。
どっちも角のとれたまるっこい感じが大変好み。
こんなクラシカルなグッチのレッテラ32専用ケースも展示。なんともエレガンテ。
お店では、グッチではなく、こんな楚々とした紙アイテムを購入。
銀色の残月模様が刷られた懐紙や、鳥の紙シール、朱い和紙の紐、
水玉模様がかわいい江戸からかみの和紙封筒などなど、
ほのかに温かな手触りに思わず心ほころぶ。
そういえば、幼い頃うちに 和紙でできた美しい雛人形が
この季節になると飾られていた思い出が。
。。ぱたぱたしてる間に、もう雛祭りの季節。
今週もヘビィなスケジュールの一週間で少々青息吐息だったけど、
やわらかな土や紙の感触が、つかれをそっと拭ってくれたような気がする。
春の陽気にいざなわれるように、取材の帰り ふと一駅手前で下車。
お天気の良い日の夕暮れ、ときどきそんな風に 代々木公園の木立を抜けて帰りたくなることがある。
公園の中では、いつも土の上を選んで歩く。日々の生活の中で、
土の上を歩くことって意外とないから、ブーツの底からふかふか伝わってくる
枯れ草や腐葉土のナイーブな感触が、はっとするほどやさしい。
踏みしめる踵の下で、間違いなく無数の生命が春の声にぞぞ蠢いている。
見上げると、桜の枝にも無数の新芽が。
「枯れ木に 花を咲かせましょう」
あと一ヵ月ちょっとすれば、薄暮の静寂に包まれた同じこの場所で
無数の人々が花見に興じているはず。満開の桜の下には。。
冬の終わりの木立のシルエットは、
春へと誘う複雑な迷路のように見える。
☆☆☆
代々木小公園方面に抜けると、見慣れない小さなお店を発見。
紙のセレクトショップ「紙 伽羅」さん。懐紙やぽち袋などの和ものから、
イタリアやフランス、英国の便箋、巨大な絵本、ブックカバー、ダンボールの木馬などなど、
さまざまな手触りの紙アイテムが、紙製の棚にいろいろ並んでいる。
いうなれば紙フェティッシュなお店(笑)
紙だけでなく、紙に関わるアイテムも。
これは60年代に世界中でヒットしたタイプライター「オリベッティ レッテラ32」。
デザインbyニッツォーリ。60~70年代イタリア工業デザインの顔として、
私の中ではFIAT チンクエチェントと、なんだかかぶるイメージ。
どっちも角のとれたまるっこい感じが大変好み。
こんなクラシカルなグッチのレッテラ32専用ケースも展示。なんともエレガンテ。
お店では、グッチではなく、こんな楚々とした紙アイテムを購入。
銀色の残月模様が刷られた懐紙や、鳥の紙シール、朱い和紙の紐、
水玉模様がかわいい江戸からかみの和紙封筒などなど、
ほのかに温かな手触りに思わず心ほころぶ。
そういえば、幼い頃うちに 和紙でできた美しい雛人形が
この季節になると飾られていた思い出が。
。。ぱたぱたしてる間に、もう雛祭りの季節。
今週もヘビィなスケジュールの一週間で少々青息吐息だったけど、
やわらかな土や紙の感触が、つかれをそっと拭ってくれたような気がする。