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映画『アバター ウェイ・オブ・ウォーター』

2022年12月21日 23時00分00秒 | 映画関係

[映画紹介]

「タイタニック」(1997)が世界興行収入第1位を獲得して以来、
これを抜くものは当分出てこないと思われていたが、
同じジェームズ・キャメロン監督の「アバター」(2009)があっさり突破。
「アベンジャーズ/エンドゲーム」 (2019) によって一度は抜かれたものの、
昨年、中国での再公開によって、
再び興行収入歴代第1位の座を獲得した「アバター」。
その約13年ぶりの続編。

5作目まで作成される予定だという。

地球からはるか彼方の星パンドラ。
そこには先住民ナヴィが住んでいた。
元海兵隊員のジェイクは
DNA合成によりパンドラの一員となり、
ナヴィの女性ネイティリと結ばれた。
のが、前作。

それから10年が過ぎ、
2人は家族を築き、二人の子どもたちと平和に暮らしていたが、
再び人類がパンドラに現れたことで、
再び戦闘が始まる。
神聖な森を追われたジェイクとその一家は、
海の部族のもとへ身を寄せる。
美しい海の生活に同化していく一家。
しかし、海辺の楽園にも
地球人による侵略の手が迫る。
地球が滅亡に向かっているため、
侵略軍は移住地としてパンドラを選んだのだ。
攻撃がジェイクたちを襲い、
過酷な戦闘に巻き込まれていく・・・

前作でジャームズ・キャメロン監督
革新的な3D技術を駆使して、
今まで誰も観たことのない映像を生み出した。
その技術は引き継がれ、
今度も目を見張る映像が続出する。
後半は「タイタニック」を彷彿とさせる
水中でのアクションが連続する。

しかも、ほとんどが生身の役者ではなく、
俳優の動きをデジタル変換した3D映像。


モーション・キャプチャーという技術で、
センサーのマーカーにまみれた俳優の動きを
3D映像に変換するという、理屈は分かっていても、


あまりにスムーズで、
かつダイナミックなので、
一体どうやって撮影したのか見当がつかない。
特に本作では、
海中シーンが多く、


水の中のゆらめく映像が
驚きと共に現出する。


総じて自然描写が素晴らしいの一言。

ジェイク役のサム・ワーシントン
ネイティリ役のゾーイ・サルダナ
おなじみのキャストが続投するが、
顔が出ないので、俳優はちょっと気の毒。
ただ、俳優の表情は見事に映像化されている。

白人によるインディアン居住地への侵入、
西洋列強によるアジア・アフリカへの植民地侵攻、
ウクライナへのロシアの侵略、
捕鯨問題など、
やはり、頭をかすめるものは多い。

前作は見なくても分かるとは思うが、
基礎的知識はあった方がいいので、
ディズニー・プラスで前作を観るか、
「Wikipedia」の
詳しいストーリーを読んでおくことをお勧めする。

5段階評価の「4」

日米同時公開。
拡大上映中。

 



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1 コメント

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モーションキャプチャ技法 (もののはじめのiina)
2022-12-22 09:56:46
モーションキャプチャ技法が人の感情をアニメーション化して俳優を必要としないとも言われています。

殊に海のシーンは、どの場面も巧みな映像になっていて美しいです。
ストーリー抜きで観賞しても耐えられる美しさでした。

珍しい生き物たち海獣や空挺も小挺もアイデア満載でした。
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