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世界報道自由度ランキング

2023年05月19日 23時00分00秒 | 様々な話題

世界報道自由度ランキングというのがある。
「国境なき記者団」が、
2002年から毎年1回発表している指数だ。
専門家へのアンケートなどを通じて、
180か国・地域の状況を
「政治」「経済」「法律」「社会文化」「安全」の
5つの観点から100点満点で評価。
平均値をランキング化している。

1位は7年連続でノルウェー
2位以降はアイルランド、デンマーク、スウェーデン、フィンランド、
オランダ、リトアニア、エストニア、ポルトガルと続き、
上位を欧州勢が占めている。
10位にアジアの東ティモールガ入っているのが珍しい。

下の方は、
171位バーレーン以下、
キューバ、ミャンマー、エリトレア、シリア、
トルクメニスタン、イラン、ベトナム、中国、北朝鮮。
と納得のランク。

アジア太平洋地域では、
13位ニュージーランド、19位サモア、27位オーストラリア、
35位台湾、44位トンガ、47位韓国などが上位にランクイン。
日本はこれらの国々よりも低い68位だった。
G7の中で最も評価が低い。

理由は、
「議会制民主主義国家である日本は、
メディアの自由と多元主義の原則を掲げている。
しかし、伝統、経済的利益、政治的圧力、男女の不平等などの重圧により、
ジャーナリストが政府に説明責任を果たさせる役割を十分に果たせずにいる」
と指摘した上で、記者クラブ、特定秘密保護法、
キー局と新聞社が互いの株を持ち合う「クロスオーナーシップ」の問題を列挙。
ここ数年の状況を
「日本政府と企業は日常的に主流メディアの運営に圧力をかけており、
その結果、汚職、セクハラ、健康問題(新型コロナ、放射能)、
公害といった、敏感とみなされかねないテーマで
激しい自己検閲が行われている」
「SNSでは、国粋主義者の集団が、
政府を批判したり、福島原発事故による健康問題など
「非愛国的」なテーマを取り上げたりするジャーナリストに対して
日常的に嫌がらせを行っている」
などと説明した。

68位、G7で最低、
などと聞いて、違和感を覚える人は多いだろう。
しかも、韓国より下位。
韓国といえば、海難事故の時の大統領の所在について
報道した日本人記者を逮捕起訴した国。(結果は無罪)
報道内容は、「こういう記事があった」と紹介しただけなのに、
逮捕され、禁足され、韓国を出ることが出来なかった。
そんな国より下だとは。

日本のテレビも新聞も、
どんな政府批判をしても、
投獄されたり、殺されたりはしない。
何でもあり。
「報道しない自由」さえ、主張している。
報道の取捨選択が圧力で変わるとすれば、
それは、力関係であって、
政治的な問題ではない。

質問表は、記者団が選んだ
メディア専門家・弁護士・社会学者と、
130カ国の特派員が評価した
「ジャーナリストに対する暴力の威嚇・行使」
のデータを組み合わせたものを、
独自の評価基準と数式に当てはめて評価値が作成されたという。

つまり、アンケート結果の集計であって、
評価者が実際にその国に行って調べたものではない

となれば、誰に質問し解答されたかが問題だろう。
左派の人間、反日的な人間に依頼すれば、
それは結果に出る。

そのことは、
特定秘密保護法などが上げられている点からも推測できる。
特定秘密保護法制定の時、
大手メディアは、飲み屋で政府批判しただけで逮捕される、
などと脅かしたが、そんなことは起こらなかった。
どんな荒唐無稽な推測も報道することが許されている証左だろう。

「日本政府と企業は日常的に主流メディアの運営に圧力をかけており」
「激しい自己検閲が行われている」
などとの表現は、もはや左派のものだと言わざるを得ない。

「SNSでは、国粋主義者の集団が」
「日常的に嫌がらせを行っている」
という説明も同様。
そんな「国粋主義者の集団」がどこにいるというのか
「日常的ないやがらせ」など
テレビも新聞も、影響されないだろう。
それこそ、自由に発信できている証拠だ。

つまり、「国境なき記者団」は、
質問を送って、回答を得て、データを集計するだけで、
自ら検証することをしなかった、
怠慢の結果がこの報告だといえる。

政治的圧力に逆らって実害を被った事例でもあるのなら、
明らかにしてもらいたい。
ジャニーズ事務所の問題を見ても分かるように、
忖度とか顔色を伺うといったことは、
力関係の問題で、「自由度」とは違うだろう。

オフレコが世に出てもお咎めなしの国だ。
報道の自由を盾にやりたい放題
捏造記事、憶測記事、意図的な歪曲があふれている。
報道の自由が損なわれているなどとは言わせない。
新聞・テレビなどがニュースの形で何を勝手に流しても
平気な度合いを「情報の自由度」と言うならば、
日本はもっと上のはずだ。

次のレビューのような意見もある。

○日本の順位は、もっと上位であると思う。
政府に阿らずに勝手な事が書ける日本が、不自由なわけがない。
日本の中の政治的グループか何かが、
評価する団体(国境なき記者団)に、
自分たちの考えを押しつけた報告をしているのではないか。

○報道の自由度がない、
などというのは、
日本のマスコミのレベルが低いだけなのではないですか。

○さすがにここまで偏ったランキングを出すと、
いかに欧米人が他者を見下してるかがあからさまにわかる。
日本のメディアには色々と問題があるのは事実だが、
日本で記者が投獄されることはないし、
殺されることもない。
世界的に見てもジャーナリストが最も安全に活動できる国であり、
情報統制もされておらず自由に意見を公開できる。

○フェイクニュースを作っても処罰されなかったり、
報道被害が常に起こったり、
逆に報道が自由すぎることの方が問題がある。

○日本は政権に対して罵詈雑言を書いても何ら罪にならない。
むしろ自由がないのは所属する報道機関の自主規制だ。

○普通に考えて、
日本のメディアが野党と一緒に「モリカケ」など
政権打倒の政治活動を国民に煽ることが許されている国の
「報道の自由度ランキング」が、
世界で68位などという低位にあるはずがない。

○この順位は気にしなくてよい気がする。
長い国の歴史に根付いた慣習や手法は
よその国にとやかく言われる必要はないと思う。
何を言っても通る国は確かに自由度ランキング一位だろうが、
そんな国は安心して住めないかも?
いろいろ気を遣ったり忖度したりして
世の中平和に回る。
いい国だよ、日本は・・・

 



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