goo blog サービス終了のお知らせ 

空飛ぶ自由人・2

旅・映画・本 その他、人生を楽しくするもの、沢山

バスケ日本1勝!

2023年08月27日 23時30分00秒 | 様々な話題

バスケットボール男子・ワールドカップ1次リーグで、
日本代表がフィンランド代表に逆転勝利
初めて欧州勢の壁を破り、
オリンピック、ワールドカップでの勝利をあげた。

日本は世界ランク36位、フィンランドは同24位。
格上の対戦相手に第3クォーター(Q)までリードされたものの、
最後の4Qで、
神がかり的な逆転をした。

試合冒頭、最初の3分で7対5とリードすると、
そのままの勢いで1Qは22対15と7点リード。
2Qはフィンランドが実力を発揮、
14対31と大量リードを許し、
36対46と、10点のビハインドで前半戦を終了。
一時18点差を許し、
2日前にやはり格上(11位)のドイツ相手に
3ポイントシュートが決まらず、
18点差で完敗した記憶が蘇る。
しかし、ドイツ戦でも
後半は勝っていたので、
期待が高まる。

3Qは27対27で、点差は縮まらず、
3Q終了時、63対73で10点ビハインドのまま。
一時は18点差をつけられ、
あ~このまま今度も負けるのか、
と気の早い人はを予想。

しかし、この後がすごかった。
4Qが始まると、
富永、河村の3ポイントシュートが嘘のように決まり、
比江島、ホーキンソンらの活躍で、
残り4分35秒に逆転すると、
更に点を加え、
終わってれば、
98対8810点差で勝利
4Qだけで35対15と20点差をつけたのだ。
10点ビハインドから10点のリードへ。
まさに、「神がかり」
これが日本の底力。

東京オリンピックで1勝も出来なかった屈辱を見事に晴らし、
五輪、世界選手権で初めて欧州勢(過去11戦全敗)から初勝利をおさめ、
2006年大会のパナマ戦以来、17年ぶりのW杯勝利を飾った。
次は29日に、世界ランク3位のオーストラリアと対戦し、
勝てば、1次リーグを突破し、2次リーグに進出する。

我が家は娘が無類のバスケファンで、
仕事で行ったBリーグの試合にはまり、
地元千葉ジェッツの試合には、
船橋アリーナまで電車を乗り継いで出かける。
カミさんと私も巻き込まれる形でテレビ観戦。
欧州の壁は固いと思われていたので、
今度の勝利はことの他嬉しい。

で、今日は予定を変更して、
バスケ試合を掲載した。

 


国立競技場に行って来ました

2023年08月19日 23時00分00秒 | 様々な話題

昨日は、朝からここ↓へ。

正面にあるのは、東京体育館

リニューアルされて、こんな不思議な形になりました。

設計者は幕張メッセと同じ方だとか。

少し歩くと、見えてきました。

本日の目的地、国立競技場

2020年(実際は2021年)東京オリンピックでは、
オリンピックスタジアムとして、メイン会場に使用されました。

かつての国立霞ヶ丘競技場陸上競技場(旧国立競技場)が老朽化したため、
東京オリンピック・パラリンピックの主会場とすることを念頭に、
2012より建設事業に着手。
2016年12月に着工し、
2019年11月に竣工。
私は旧国立競技場には入ったことがありますが、
新国立競技場は初めて。
パラリンピックで抽選に当たりましたが、
ご存じのとおり、無観客になりましたので、
ついに、今日になりました。

入場時間にはまだ間があったので、周囲をぐるりと回ってみました。

2012年にデザインコンペの結果、
ザハ・ハディド氏の案↓が最優秀賞に決定したものの、


総工費が2520億円に膨らむなどの問題から
改めてデザインコンペが行われて
隈研吾さんのものが採用されました。


周辺(明治神宮外苑)との調和を目指した
「杜のスタジアム」のコンセプトを掲げ
「自然に開かれた日本らしいスタジアム」を提案。
屋根や軒庇などを鉄骨と木材のハイブリッド構造とし、
最大高さを47.4mと比較的低く設定することで、
水平ラインを強調した構造となっています。


使用する木材は47都道府県から集められた杉材
およびカラマツ約2千平方メートル分を使用、


塗装により本来の木材よりやや白みがかったものとなっており、
屋根の下には法隆寺五重塔からヒントを得たといわれる
三層の庇が水平さをより強調しています。

ここが正面。

チケット売り場があります。

メダリストの金属板がぐるりと周囲を巡ります。

これは、1964年の東京オリンピックの時の聖火台(炬火台)。

こちらは2020年の時のもの。

この壁画は、野見宿禰(のみのすくね)を描く「勝利」


「日本書紀」などに登場する古墳時代の豪族で、
相撲の元祖と言われ、力の象徴。

こちらは、ギリシャの女神像を描く「栄光」

この二つの壁画は、
1964年の時、メインスタンドの貴賓席上部に
対で設置されたものを移設。

こんな注意書きもあります。

お珍しいカード式電話。

スポーツマンの鍛練場のようです。

時間が来たので、入り口へ。

今回参加するのは、
「国立競技場スタジアムツアー」というもので、
特にガイドはつかず、
公開された場所を自由に見学できます。
参加費 大人1800円、高校生以下1000円。

予約制で、30分ごとで指定されます。
これが、そのシート。

まずエレベーターで地階へ。

選手たちの大型バスが止まるところ。

ここには、選手たちのサインの書かれた壁があります。

この入り口を入ると、

聖火リレーのトーチ

表彰台が見られます。

意外と低いですね。

選手のロッカールームも公開。

そして、ここから

トラックとフィールドに入れます。

この景色は、ここからしか見られません。

屋根は鉄骨と木材のハイブリッド構造で、
全周にわたって屋根をスタンド背面で支える片持ち梁とすることで、
スタンドから視界を遮る柱が一切ありません。

9レーンの全天候型トラックと
107m×71mの天然芝ピッチが配置されています。

ハードルの実物。意外と高い。

走り幅跳びなどのレーン。

トラックで走ってみるお子さん。

スパイクの使用は禁止です。

約350m×約260mの地上5階・地下2階のスタンド。


スタンドは3層式で、約6万8千席あります。
木漏れ日をイメージした5色の「アースカラー」をモザイク状に配置。
上層に淡色を多く、下層に濃色を多く配色。


この配色は遠方から見た際に空席を目立たせない効果もあります。
東京オリッピックの中継では、
無観客にもかかわらず、
観客がいるように見えました。

スタンドの傾斜は1層が20度°、2層が29度、3層が34度。
陸上競技場兼球技場としては見やすさに配慮されています。

座席はバネでのはね上げ式。

忘れ物防止と掃除のため。

カップホルダーもあります。

座席からの眺め。

車椅子での観戦もできます。

エレベーターで4階の

展望エリアへ。

ナイトツアーでは、

ここでライトアップされたフィールドを見ながら、
飲食が出来ます。


夏の夕涼みには最適。

ここからの眺め。

ここから座席の高いところに行けます。

最後部から3列目。

最高部からの眺め。

1階に降りて出たところから、
空の杜のエレベーターは真逆のところに。

5階スペースは、「空の杜」と呼ばれ、


10時から5時までは自由に入ることが出来ます。

スタジアム内には入れません。

憩いの場ですが、
ここでは4人の人にしか出会いませんでした。

国立競技場。
日本人なら、一度は訪れるべき場所。
涼しくなってから、どうぞ。

私が参加した「国立競技場スタジアムツアー」は、
9月は7日から12日、14日から16日開催。

他に「アスリートと行く!スタジアムツアー&ランニングイベント」
参加費 大人3000円、高校生以下1500円
というのもあります。
9月14、15、16日に開催。

「ライトアップされた夜の国立競技場へ!スペシャルナイトツアー」というものあり、
参加費 大人3000円、高校生以下1500円
このあとでは、8月17、18、21、22、23日に開催。

「VIPエリア&展望デッキツアー」は、
通常のスタジアムツアーでは見ることのできないVIPラウンジや
VIP客席エリアを巡る特別ツアー。

先程触れた「夏季限定開催 国立競技場ナイトツアー」は、
4階展望エリアから、夜の国立競技場を公開。

ライトアップされたスタジアムを見ながら一杯飲む納涼ツアー。
参加費 500円で、他に飲食代がかかります。

8月23日まで。

 

 


日本映画興行ランキング・その3

2023年08月15日 23時00分00秒 | 様々な話題

それでは、日本映画興行ランキングの歴史の続き。
本日は、1970年代の10年間です。

1971年(昭和46年)

1位  男はつらいよ 寅次郎恋歌・・・・・  7.8 億円
2位  公式長編記録映画 日本万国博・・・  7.4 億円
3位  戦争と人間 第二部・愛と悲しみの山河 7.4 億円
4位  激動の昭和史 沖縄決戦・・・・・・  6.3 億円
5位  新網走番外地 吹雪の大脱走・・・・  5.6 億円
6位  新網走番外地 嵐呼ぶ知床岬・・・・  4.7 億円
7位  昭和残侠伝 吼えろ唐獅子・・・・・  3.4 億円
8位  不良番長 突撃一番・・・・・・・・  3.1 億円
9位  ゴジラ対ヘドラ・・・・・・・・・・  2.9 億円
10位  日本やくざ伝 総長への道・・・・・  2.4 億円

1972年(昭和47年)

1位  男はつらいよ 寅次郎夢枕・・・  9.3 億円
2位  昭和残侠伝 破れ傘・・・・・・  5.7 億円
3位  新網走番外地 嵐呼ぶダンプ仁義  4.7 億円
4位  関東緋桜一家・・・・・・・・・  4.5 億円
5位  地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン  3.9 億円
6位  女囚さそり 第41雑居房・・・  3.7 億円
7位  御用牙・・・・・・・・・・・・  2.8 億円
8位  新兵隊やくざ 火線・・・・・・  2.6 億円
9位  子連れ狼 三途の川の乳母車・・  2.5 億円
10位  座頭市御用旅・・・・・・・・・  2.4 億円

1973年(昭和48年)

1位  日本沈没・・・・・・・・・・・・28.2 億円
2位  人間革命・・・・・・・・・・・・11.9 億円
3位  ゴルゴ13・・・・・・・・・・・  9.7 億円
4位  山口組三代目・・・・・・・・・・  9.5 億円
5位  戦争と人間 第三部 完結篇・・・  8.5 億円
6位  グアム島珍道中・・・・・・・・・  6.0 億円
7位  仁義なき戦い・・・・・・・・・・  5.7 億円
8位  仁義なき戦い 代理戦争・・・・・  4.9 億円
9位  仁義なき戦い 広島死闘篇・・・・  4.8 億円
10位  忍ぶ糸・・・・・・・・・・・・・  4.0 億円

1974年(昭和49年)

1位  日本沈没・・・・・・・・・・16.4 億円
2位  ノストラダムスの大予言・・・  8.8 億円
3位  砂の器・・・・・・・・・・・  7.0 億円
4位  華麗なる一族・・・・・・・・  4.2 億円
5位  三代目襲名・・・・・・・・・  4.1 億円
6位  山口組外伝 九州進攻作戦・・  4.0 億円
7位  ゴルゴ13・・・・・・・・・  4.0 億円
8位  仁義なき戦い 完結篇・・・・  3.7 億円
9位  あゝ決戦航空隊・・・・・・・  3.3 億円
10位  仁義なき戦い 頂上作戦・・・  3.0 億円

1975年(昭和50年)

1位  男はつらいよ 寅次郎子守唄   11.0 億円
2位  男はつらいよ 寅次郎相合い傘  9.3 億円
3位  伊豆の踊子・・・・・・・・・  8.2 億円
4位  花の高2トリオ 初恋時代・・  5.9 億円
5位  青春の門・・・・・・・・・・  5.4 億円
6位  潮騒・・・・・・・・・・・・  5.0 億円
7位  再会・・・・・・・・・・・・  4.4 億円
8位  トラック野郎 御意見無用・・  4.1 億円
9位  新仁義なき戦い・・・・・・・  3.9 億円
10位  アンデルセン童話 にんぎょ姫  3.6 億円

1976年(昭和51年)

1位  続人間革命・・・・・・・・・ 16.0 億円
2位  犬神家の一族・・・・・・・・ 13.0 億円
3位  男はつらいよ 葛飾立志篇・・ 11.9 億円
4位  男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け  9.7 億円
5位  絶唱・・・・・・・・・・・・  9.1 億円
6位  風立ちぬ・・・・・・・・・・  7.9 億円
7位  トラック野郎 爆走一番星・・  7.7 億円
8位  嗚呼!! 花の応援団・・・・・    6.4 億円
9位  不毛地帯・・・・・・・・・・   5.4 億円
10位  トラック野郎 望郷一番星・・   5.4 億円

1977年(昭和52年)

1位  八甲田山・・・・・・・・・・ 25.0 億円
2位  人間の証明・・・・・・・・・ 22.5 億円
3位  八つ墓村・・・・・・・・・・ 19.8 億円
4位  トラック野郎 天下御免・・・ 12.8 億円
5位  トラック野郎 度胸一番星・・ 10.9 億円
6位  男はつらいよ 寅次郎純情詩集 10.8 億円
7位  泥だらけの純情・・・・・・・   9.8 億円
8位  春琴抄・・・・・・・・・・・   8.8 億円
9位  男はつらいよ 寅次郎と殿様・   8.4 億円
10位  悪魔の手毬唄・・・・・・・・   7.5 億円

1978年(昭和53年)

1位  野性の証明・・・・・・・・・・・・ 21.5 億円
2位  さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 21.0 億円
3位  柳生一族の陰謀・・・・・・・・・・ 16.2 億円
4位  男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく・ 12.2 億円
5位  トラック野郎 男一匹桃次郎・・・・ 12.1 億円
6位  男はつらいよ 寅次郎頑張れ!・・・ 11.1 億円
7位  キタキツネ物語・・・・・・・・・・   9.7 億円
8位  霧の旗・・・・・・・・・・・・・・   8.8 億円
9位  ふりむけば愛・・・・・・・・・・・   8.6 億円
10位  トラック野郎 突撃一番星・・・・・   8.3 億円

1979年(昭和54年)

1位  銀河鉄道999・・・・・・・・ 16.5 億円
2位  あゝ野麦峠・・・・・・・・・・ 14.0 億円
3位  男はつらいよ 噂の寅次郎・・・ 11.6 億円
4位  男はつらいよ 翔んでる寅次郎・ 10.7 億円
5位  トラック野郎 一番星北へ帰る・ 10.6 億円
6位  トラック野郎 熱風5000キロ 10.5 億円
7位  ベルサイユのばら・・・・・・・   9.3 億円
8位  炎の舞・・・・・・・・・・・・   9.2 億円
9位  ルパン三世・・・・・・・・・・   9.1 億円
10位  ホワイトラブ・・・・・・・・・   8.6 億円

1980年(昭和55年)

1位  影武者・・・・・・・・・・・ 26.8 億円
2位  復活の日・・・・・・・・・・ 23.7 億円
3位  二百三高地・・・・・・・・・ 17.9 億円
4位  ドラえもん のび太の恐竜・・ 15.5 億円
5位  戦国自衛隊・・・・・・・・・ 13.5 億円
6位  ヤマトよ永遠に・・・・・・・ 13.5 億円
7位  男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花   12.5 億円
8位  男はつらいよ 寅次郎春の夢・ 12.2 億円
9位  天平の甍・・・・・・・・・・ 11.5 億円
10位  動乱・・・・・・・・・・・・   9.5 億円

続きは、また今度。

 


日本映画興行ランキング・その2

2023年08月11日 23時00分00秒 | 様々な話題

本ブログで4日前から始まった、
日本映画興行ランキングの歴史
本日は、1960年代の10年間です。

1961年(昭和36年)

1位  椿三十郎(黒澤プロ、東宝)  4.5 億円
2位  赤穂浪士(東映)・・・・ 4.3 億円
3位  あいつと私(日活)・・・ 4.0 億円
4位  用心棒(黒澤プロ、東宝)・  3.5 億円
5位  宮本武蔵(東映)・・・・ 3.0 億円
6位  幽霊島の掟(東映)・・・ 3.0 億円
7位  銀座の恋の物語(日活)・ 3.0 億円
8位  堂堂たる人生(日活)・・ 2.8 億円
9位  アラブの嵐(日活)・・・ 2.8 億円
10位  世界大戦争(東宝)・・・   2.8 億円

1962年(昭和37年)

1位  天国と地獄(黒澤プロ、東宝)・  4.6 億円
2位  花と竜(日活)・・・・・・・    3.6 億円
3位  勢揃い東海道(東映)・・・・    3.5 億円
4位  キングコング対ゴジラ(東宝) 3.5 億円
5位  宮本武蔵 般若坂の決斗(東映)3.0 億円
6位  人生劇場 飛車角(東映)・・ 2.8 億円
7位  どぶろくの辰(東宝)・・・・ 2.8 億円
8位  忠臣蔵 花の巻・雪の巻(東宝)2.8 億円
9位  裏切者は地獄だぜ(東映)・・ 2.7 億円
10位  青い山脈(日活)・・・・・・ 2.7 億円

1963年(昭和38年)

1位  にっぽん昆虫記(日活)・・・  4.6 億円
2位  光る海(日活)・・・・・・・  3.6 億円
3位  赤いハンカチ(日活)・・・・  3.5 億円
4位  武士道残酷物語(東映)・・・  3.5 億円
5位  大盗賊(東宝)・・・・・・・  3.0 億円
6位  宮本武蔵 一乗寺の決斗(東映)2.8 億円
7位  五十万人の遺産(三船プロ、東宝)2.8 億円
8位  五番町夕霧楼(東映)・・・・ 2.8 億円
9位  喜劇 駅前茶釜(東宝)・・・    2.7 億円
10位  新吾二十番勝負 完結篇(東映)2.7 億円

1964年(昭和39年)

1位  東京オリンピック(東宝)・  12.0 億円
2位  愛と死をみつめて(日活)・    4.7 億円
3位  (東映)・・・・・・・・    2.8 億円
4位  越後つついし親不知(東映)    2.5 億円
5位  日本侠客伝(東映)・・・・ 2.5 億円
6位  若草物語(日活)・・・・・ 2.5 億円
7位  香華(松竹)・・・・・・・ 2.2 億円
8位  怪談(にんじんくらぶ、東宝)2.2 億円
9位  徳川家康(東映)・・・・・ 2.1 億円
10位  黒い海峡(日活)・・・・・ 2.1 億円

1965年(昭和40年)

1位  赤ひげ(黒澤プロ、東宝)・・  3.6 億円
2位  網走番外地 北海篇(東映) 2.9 億円
3位  関東果し状(東映)・・・・ 2.5 億円
4位  網走番外地 望郷篇(東映) 2.4 億円
5位  日本侠客伝 関東篇(東映) 2.4 億円
6位  続・網走番外地(東映)・・    2.2 億円
7位  大冒険(東宝)・・・・・・    2.1 億円
8位  クレージーの無責任清水港(東宝)1.8 億円
9位  怪獣大戦争(東宝)・・・・ 1.8 億円
10位  四つの恋の物語(日活)・・ 1.8 億円

1966年(昭和41年)

1位  網走番外地 大雪原の対決(東映)2.4 億円
2位  絶唱(日活)・・・・・・・・・ 2.4 億円
3位  網走番外地 南国の対決(東映)    2.3 億円
4位  レッツゴー!若大将(東宝)・・ 2.3 億円
5位  アルプスの若大将(東宝)・・・ 2.3 億円
6位  クレージーだよ 天下無敵(東宝)2.0 億円
7位  愛と死の記録(日活)・・・・・ 2.0 億円
8位  クレージーだよ 奇想天外(東宝)1.9 億円
9位  網走番外地 荒野の対決(東映)    1.9 億円
10位  クレージー大作戦(東宝)・・・ 1.9 億円

1967年(昭和42年)

1位  黒部の太陽(三船プロ・石原プロ)  7.9 億円
2位  日本のいちばん長い日(東宝)・  4.4 億円
3位  クレージー黄金作戦(東宝)・・  3.2 億円
4位  クレージーの怪盗ジバコ(東宝)  2.4 億円
5位  ゴー!ゴー!若大将(東宝)・・  2.2 億円
6位  日本一の男の中の男(東宝)・・  2.1 億円
7位  あゝ同期の桜(東映)・・・・・  2.0 億円
8位  座頭市血煙り街道(大映)・・・  1.9 億円
9位  人間魚雷 あゝ回天特別攻撃隊(東映)1.7 億円
10位  網走番外地 悪への挑戦(東映) 1.6 億円

1968年(昭和43年)

1位  風林火山(三船プロ)・・・・・・・・  7.2 億円
2位  連合艦隊司令長官 山本五十六(東宝)3.9 億円
3位  博徒列伝(東映)・・・・・・・・・    2.1 億円
4位  クレージーメキシコ大作戦(東宝)・    2.1 億円
5位  空想天国(東宝)・・・・・・・・・    2.0 億円
6位  フレッシュマン若大将(東宝)・・・    1.9 億円
7位  侠客列伝(東映)・・・・・・・・・ 1.8 億円
8位  座頭市喧嘩太鼓(大映)・・・・・・    1.6 億円
9位  徳川女刑罰史(東映)・・・・・・・ 1.5 億円
10位  人生劇場 飛車角と吉良常(東映)・ 1.5 億円

1969年(昭和44年)

1位  栄光への5000キロ(石原プロ)・6.5 億円
2位  日本海大海戦(東宝)・・・・・・  3.6 億円
3位  超高層のあけぼの(東映)・・・・  3.6 億円
4位  人斬り(勝プロ・フジ)・・・・・・2.9 億円
5位  千夜一夜物語(虫プロ)・・・・・  2.5 億円
6位  御用金(フジ)・・・・・・・・・  2.5 億円
7位  新網走番外地 流人岬の血斗(東映) 1.8 億円
8位  日本侠客伝 花と竜(東映)・・・   1.8 億円
9位  日本暗殺秘録(東映)・・・・・・ 1.6 億円
10位  コント55号 人類の大弱点(東宝)1.6 億円                                                        

1970年(昭和45年)

1位  戦争と人間・第一部 運命の序曲(日活)  5.9 億円
2位  激動の昭和史 軍閥(東宝)・・・・・・  3.5 億円
3位  座頭市と用心棒(勝プロ)・・・・・・・・2.8 億円
4位  富士山頂(石原プロ)・・・・・・・・・・2.8 億円
5位  新網走番外地 大森林の決斗(東映)・・  2.5 億円
6位  新網走番外地 さいはての流れ者(東映)  2.0 億円
7位  渡世人列伝(東映)・・・・・・・・・・  2.0 億円
8位  昭和残侠伝 死んで貰います(東映)・・  2.0 億円
9位  最後の特攻隊(東映)・・・・・・・・・  2.0 億円
10位  チンチン55号ぶっ飛ばせ!! 出発進行(東宝)1.5 億円

続きは、また今度。

 


日本映画興行ランキング・その1

2023年08月07日 23時00分00秒 | 様々な話題

その昔、映画が「娯楽の王様」と言われた時代があった。
私は、まさにその時代に生きた人間で、
休みの過ごし方は、映画館に行くのが当たり前だった。

昭和35年(1960年)頃、
私は渋谷から少し離れた住宅街に住んでいたが、
夕食後、家族揃ってバスで渋谷に出て、映画を観た記憶がある。
まだ家にテレビがない時代だったのだ。

映画人口(年間総入場者数)がピークに達したのは昭和33年(1958年)で、
日本全国に7067の映画館があり、
年間11億2745万人が映画館へ行った。
当時の人口は9177万人だから、
単純計算でひとり1年に12回映画館へ行っていたことになる。
つまり、全ての日本人が毎月1回、映画を観に行っていたのだ。

当時、日本映画は系列館方式で、
全国主要都市に東宝、松竹、東映、日活、大映の系列の映画館があった。
番組は毎週代わり、2本立てが当たり前。
つまり、映画会社は年間100本の映画を映画館に供給していたことになる。
今のように、1本立てで、何カ月も同じ映画を上映したりはしなかったのだ。

全席指定席などではないから、
映画館は入れるだけ入れた。
満員でドアが閉まらなかったというのは本当で、
その状態も目撃した。

洋画は特定の映画館でロードショーされ、
その後、2本立ての洋画チェーンで上映され、
2番館、3番館、そして名画座へと流れていく。

1960年代に入ると映画人口は激減していく。
最大の要因はテレビである。
昭和34(1959年)の皇太子ご成婚から
昭和39(1964年)の東京オリンピックまでの5年間に、
すさまじい勢いでテレビが普及した。
それに反比例して映画館へ行く人の数は激減し、
昭和39年には4億3145万人と、
ピークの昭和33年の約3分の1になってしまった。
たった5年で3分の2の顧客を失ったのである。

昭和46年(1971年)には、
映画館は2974館、映画人口は2億1675万人にまで減少。
ピーク時対して19.2パーセントに落ち込んでいた。
13年間で8割の顧客を失ったのだ。

その後、日本映画の系列館方式は瓦解し、
大作はものすごい数の映画館で占有されるようになった。
シネマコンプレックスが広がり、
単館の映画館は少なくなり、
映画館数ではなく、スクリーン数で数えるようになった。
2022年の映画館スクリーン数は3634スクリーンだ。

そして、映画は配信で観られるようになった。
というか、映画館を飛び越えて、
最初から配信で公開されるようになったのだ。
誰が想像しただろう、
家のテレビで新作映画が観られる時代が来ることなど。

2022年昨年1年間の全国の映画館入場者数の合計は1億5252万5千人。
しかし、興行収入は2131億1100万円。
入場料が比較にならないほど上がったためだ。
「タワーリング・インフェルノ」が公開された昭和50年(1975年)に
1000円を突破した入場料は、
徐々に上がり続け、
ついに今年は2000円となった。
久しぶりに映画を観た人が、つまらない映画だったら、
2度と観にいかなくなる水準だ。
平均客単価は今、1402円だという。

一方配信は、月額1000円以下で、
いくらでも映画が観られる。
新作が配信にまわる期間も短くなった。
交通費もかからない。

私のように、年間100本以上映画館で観る人は、
希少な存在かもしれない。

前書きが長くなったが、
その映画の黄金時代の
日本映画の配給収入のデータを紹介する。
入場料が今と比べて比較にならないくらい安いので、
総配給収入の少なさに驚く方もいるだろう。
また、オールド読者には、なつかしい映画の題名に
頬が緩むかもしれない。

1950年(昭和25年)

1位  宗方姉妹(新東宝)・・ 0.8 億円
2位  自由学校(大映)・・・ 0.8 億円
3位  佐々木小次郎(東宝)・ 0.7 億円
4位  続・佐々木小次郎(東宝)0.6 億円
5位  帰郷(松竹)・・・・・ 0.6 億円
6位  紅蝙蝠(大映)・・・・    0.5 億円
7位  月の渡り鳥(大映)・・    0.5 億円
8位  自由学校(松竹)・・・・ 0.5 億円
9位  銭形平次(大映)・・・・ 0.5 億円
10位  おぼろ駕篭(松竹)・・・ 0.5 億円

1951年(昭和26年)

1位  源氏物語(大映)・・1.4 億円
2位  大江戸五人男(松竹)1.2 億円
3位  馬喰一代(大映)・・0.9 億円
4位  陽気な渡り鳥(松竹)0.8 億円
5位  銭形平次・恋文道中(大映) 0.7億円
6位  麦秋(松竹)・・・・ 0.7 億円
7位  呼子星(大映)・・・ 0.7 億円
8位  続佐々木小次郎(東宝)0.7 億円
9位  完結 佐々木小次郎(東宝) 0.7億円
10位  本日休診(松竹)・・・・・ 0.6 億円

1952年(昭和27年)

1位  ひめゆりの塔(東映)・・  1.7 億円
2位  お茶漬の味(松竹)・・・  1.0 億円
3位  ひばり姫初夢道中(松竹)・1.0 億円
4位  夏子の冒険(松竹)・・・ 1.0 億円
5位  (松竹)・・・・・・・ 1.0 億円
6位  学生社長(松竹)・・・・ 0.9 億円
7位  銭形平次捕物控 からくり屋敷(大映)0.9 億円
8位  ハワイの夜(新東宝)・  0.8 億円
9位  現代人(松竹)・・・・・0.8 億円
10位  千羽鶴(大映)・・・・・0.7 億円

1953年(昭和28年)

1位  君の名は・第二部(松竹)3.0 億円
2位  君の名は・第一部(松竹)2.5 億円
3位  太平洋の鷲(東宝)・・・1.6 億円
4位  地獄門(大映)・・・・・1.5 億円
5位  金色夜叉(大映)・・・・1.4 億円
6位  花の生涯(松竹)・・・・1.3 億円
7位  戦艦大和(新東宝)・・・1.3 億円
8位  東京物語(松竹)・・・・1.3 億円
9位  叛乱(新東宝)・・・・・1.2 億円
10位  家族会議(松竹)・・・・1.2 億円

1954年(昭和29年)

1位  君の名は・第三部(松竹)・・・・3.3 億円
2位  忠臣蔵 花の巻・雪の巻(松竹)・2.9 億円
3位  七人の侍(東宝)・・・・・・・・2.6 億円
4位  新諸国物語 紅孔雀(東映)・・・2.4 億円
5位  二十四の瞳(松竹)・・・・・・・2.3 億円
6位  月よりの使者(大映)・・・・・・1.6 億円
7位  宮本武蔵(東宝)・・・・・・・・1.6 億円
8位  ゴジラ(東宝)・・・・・・・・・1.5 億円
9位  ハワイ珍道中(新東宝)・・・・・1.5 億円
10位  哀愁日記(松竹)・・・・・・・・1.4 億円

1955年(昭和30年)

1位  赤穂浪士 天の巻・地の巻(東映)  3.1 億円
2位  修禅寺物語(松竹)・・・・・・・  1.8 億円
3位  ひばりチエミいづみのジャンケン娘(東宝)1.7 億円
4位  新・平家物語(大映)・・・・・・・1.7 億円
5位  亡命記(松竹)・・・・・・・・・・1.7 億円
6位  続・宮本武蔵 一乗寺の決闘(東宝)1.6 億円
7位  楊貴妃(大映)・・・・・・・・・・1.5 億円
8位  宮本武蔵 決闘巌流島(東宝)・・・1.5 億円
9位  力道山物語 怒涛の男(日活)・・・1.5 億円
10位  夫婦善哉(東宝)・・・・・・・・・1.4 億円

1956年(昭和31年)

1位  任侠清水港(東映)・・・・・・・・3.5 億円
2位  蜘蛛巣城(東宝)・・・・・・・・・1.9 億円
3位  恐怖の空中殺人(東映)・・・・・・1.9 億円
4位  曽我兄弟 富士の夜襲(東映)・・・1.9 億円
5位  旗本退屈男 謎の幽霊船(東映)・・1.8 億円
6位  銭形平次捕物控 まだら蛇(大映)・1.8 億円
7位  太陽の季節(日活)・・・・・・・・1.8 億円
8位  月形半平太(大映)・・・・・・・・1.8 億円
9位  (東映)・・・・・・・・・・・・1.7 億円
10位  歌う弥次喜多 黄金道中(松竹)・・1.7 億円

1957年(昭和32年)

1位  明治天皇と日露大戦争(新東宝)・  5.4 億円
2位  喜びも悲しみも幾歳月(松竹)・・  3.9 億円
3位  水戸黄門(東映)・・・・・・・・  3.5 億円
4位  嵐を呼ぶ男(日活)・・・・・・・  3.4 億円
5位  任侠東海道(東映)・・・・・・・  3.4 億円
6位  大忠臣蔵(松竹)・・・・・・・・  2.6 億円
7位  錆びたナイフ(日活)・・・・・・  2.4 億円
8位  夜の牙(日活)・・・・・・・・・  2.3 億円
9位  挽歌(松竹)・・・・・・・・・・  2.3 億円
10位  大当り三色娘(東宝)・・・・・・  2.2 億円

1958年(昭和33年)

1位  忠臣蔵(大映)・・・・・・・・・    4.1 億円
2位  陽のあたる坂道(日活)・・・・・    4.0 億円
3位  紅の翼(日活)・・・・・・・・・    3.6 億円
4位  忠臣蔵 櫻花の巻・ 菊花の巻(東映) 3.6 億円
5位  隠し砦の三悪人(東宝)・・・・・ 3.4 億円
6位  明日は明日の風が吹く(日活)・・    3.2 億円
7位  風速40米(日活)・・・・・・・ 3.1 億円
8位  日蓮と蒙古大襲来(大映)・・・・    3.0 億円
9位  人間の条件 第1・2部(松竹)・・3.0 億円
10位  彼岸花(松竹)・・・・・・・・・・2.9 億円

1959年(昭和34年)

1位  任侠中仙道(東映)・・・・・・・ 3.5 億円
2位  日本誕生(東宝)・・・・・・・・ 3.4 億円
3位  血斗水滸伝 怒涛の対決(東映)・ 3.1 億円
4位  世界を賭ける恋(日活)・・・・・ 2.7 億円
5位  男が命を賭ける時(日活)・・・・ 2.6 億円
6位  鉄火場の風(日活)・・・・・・・ 2.4 億円
7位  人間の条件 第3・4部(松竹)・ 2.3 億円
8位  水戸黄門 天下の副将軍(東映)・ 2.2 億円
9位  男なら夢を見ろ(日活)・・・・・ 2.0 億円
10位  天と地を駈ける男(日活)・・・・ 1.9 億円
[裕次郎映画が5本ランクイン。]

1960年(昭和35年)

1位  天下を取る(日活)・・・・・ 3.2 億円
2位  波濤を越える渡り鳥(日活)・ 3.0 億円
3位  闘牛に賭ける男(日活)・・・ 2.9 億円
4位  喧嘩太郎(日活)・・・・・・ 2.7 億円
5位  娘・妻・母(東宝)・・・・・ 2.7 億円
6位  あじさいの歌(日活)・・・・ 2.7 億円
7位  水戸黄門(東映)・・・・・・ 2.6 億円
8位  名もなく貧しく美しく(東宝)・2.5 億円
9位  ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐(東宝)  2.5 億円
10位  新吾二十番勝負(東映)・・・・2.0 億円

続きは、また今度。