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空飛ぶ自由人・2

旅・映画・本 その他、人生を楽しくするもの、沢山

クールジャパン

2023年09月28日 23時00分00秒 | 様々な話題

日本人には当たり前のことでも、
外国人が見ると「クール」に見える、
ということが沢山あるようですが、
そんな「日本のクール」を紹介。
そういった記事はネットに山ほどある中、
鴻上尚史の「クール・ジャパン!? 外国人が見たニッポン」
(講談社現代新書)の内容を紹介。
鴻上尚史といえば、作家・演出家で、
NHK BSの番組「cool japan」の司会者だった人。
2009年10月に放送した100回記念番組の時に、
世界各国100人の外国人にアンケートを取り、
「これはクールだ」と思ったものをあげてもらった
ベスト20

解説文はブログ筆者によるもの。

1位 洗浄器付き便座

いわゆる「ウォシュレット」。
しかし、これは商品名。

外国人は日本のホテルでこれに遭遇して、
驚くようです。
その結果、買って帰ることに。

私自身、昔行ったハウステンボスのホテルで
ウォシュレットに出会って驚愕。
直ちに購入して、家に設置しました。
紙で拭くのではなく、
水(しかも温水)で洗浄してくれるなんて、
何たる清潔、何たる便利。

中近東などでもトイレには、
尻を洗うための水が出るホースがありますが、
ホースを手に持たなければならない。
不潔。

それを、水の噴出口を便器の中に装着して、
ボタン一つで水が出るようにしたところが、
日本人の工夫。

インド人は便所にコップに入れた水を持ち込み、
お尻を洗いますが、
これに使うのが左手。
だから、左手は不浄の手とされています。
インドに行ったら、左手に注意。
インド人が日本に来て、
寿司職人が寿司を握るのを見たら、
どう思うのか、一度聞いてみたい。

テレビの番組で、日本在住の外国人が
里帰りの時、日本のものを持っていく、
というのがありますが、
その時、持っていくものに、
この洗浄器付き便座が多い。
やはり、日本に来ての驚きは、これが一番らしい。

この洗浄器付き便座、中国などでは
富裕層を中心に普及が進んでいますが、
欧米で普及が進まないのは、
火傷をした時の裁判が怖いからだという話を聞いたことがあります。
なにしろ、マクドナルドでコーヒーをこぼして火傷したのを、
お湯が熱すぎたからだと因縁をつけて、
億単位の賠償金を取る国ですからね。

2位 お花見

日本の桜は外国でも有名で、
桜の時期に合わせて日本に来る人がいるくらいです。
桜の季節になると、
何だか心の中がザワザワしてしまうのが日本人。
もはや伝統文化といえるでしょう。

3位 100円ショップ

「安物買いのゼニ失い」と言ったのは、
はるか昔の話。
今は、100円で高品質な生活用品が買える。
外国人にとっても安いようで、
100円ショップで外国人の姿をよく見かけます。
アメリカやヨーロッパにも
1ドルショップや1ユーロショップがありますが、
品揃えが違う。
しかも、次から次へと新製品が出て来る。
これも、日本人の工夫の力でしょう。

4位 花火

打ち上げ花火は、日本は世界一の水準。
よく仕組まれた花火の数々が
夜空を飾る様は、外国人にも驚異。

また、手持ち花火も驚きらしく、
特に線香花火は「わび・さび」の表現と受け止められるらしい。
そういえば、外国映画で、
子供が手持ち花火で遊ぶ場面は見たことがありません。

5位 食品サンプル

合羽橋道具街で食品サンプルを売るお店は、
外国人用の観光ガイドブックに載るようになりました。
色付けされた蝋で表現された
本物そっくりの食品サンプルは、
まさに職人芸。
外国人にとっては驚きです。

6位 おにぎり

日本のコンビニは世界一だと言われています。
豊富な品揃えの中でも、おにぎりに注目。
具がツナマヨネーズやベーコンとチェダーチーズ
というように好みは日本人と違っていますが、
手軽に求めて、すぐ食べられる和食として人気。
1→2→3と開ける手順も魔法のよう。

7位 カプセルホテル

カプセルがずらりと並んだ風景が
外国人にはインパクトがあるらしい。
昔は劣悪なものもありましたが、
今は設備も向上し、
安心して使えるようになりました。

私も1年ほど前、名古屋でカプセルホテルを初体験。
よく工夫された仕様に感心させられました。

3000円ほどで一泊できるなら、
ホテルを「寝る場所」と割り切る人にはリーズナブルでしょう。

8位 盆踊り

毎年、夏になると、団地の広場で開催される盆踊り。
流れるのは「お富さん」や「東京五輪音頭」。
いつ無くなるかと思いつつ、既に数十年。
なくならない。
どうやら、日本の伝統的文化行事の一つのようです。

外国人には物珍しいようで、
やぐらを囲んで輪になって踊るのが、
たまらなく魅力的に映るらしい。

南米やアジアの日本人街でも
盆踊りが開催されているといいます。
やはり日本人のDNAに潜む何かなのでしょう。

9位 紅葉狩り

春は桜、秋は紅葉。
これも日本人の感性がなせるわざで、
外人には、「花はまだ分かるが、葉っぱなんか見て、何が嬉しいのか」
と理解できない人も多いと聞きます。
しかし、比較的日本滞在の長い外国人の中には、
黄緑、黄色、赤と様々な色に変わる秋の葉の風景を
綺麗だと思い始める人も増えているらしい。

夏に来た外国人は蝉の鳴き声を聞いて、
何という騒音、と思うそうで、
秋、虫の声にわび・さびを感ずる日本人の感性は
理解の外に違いありません。

10位 新幹線

初めて乗った外国人は、
スムーズな発車、
揺れが小さく快適なことに驚くらしい。
更に、時間に正確なこと、
事故が極端に少ないこと、も。
中国や台湾、韓国、英国の高速鉄道も乗りましたが、
快適さは、まさに世界一。

11位 居酒屋

似たものにイギリスのパブがありますが、
食べ物の豊富さで比較になりません。
なにしろ、魚も肉もご飯も何でもござれ。
洋食のパスタやカレーまで守備範囲が広い。
その上、ビール、日本酒、ワイン、ウィスキーなど、
酒の種類も豊富。
更に、安い。
こんなお店は外国にはありません。

12位 富士山登山

エベレストやモンブランに登るのとはわけが違う、
庶民の登山経験。
しかも、日本一高い山。
外国人が見て美しさだけでなく、
登ってみたい、
と思うのも当然ですが、
最近では軽装など、装備不足も目立つ。
ただ、帰国後の自慢話にはなるようです。

13位 大阪人の気質

こんなことまで外国人は分かるか、
と思うが、
大阪人のボケのノリのよさが驚かされるという。
不思議。

14位 スーパー銭湯

最近、温泉に入りたがる外国人が多いらしい。
外国では、シャワーと浅いバスタブ。
それがお湯たっぷりの温泉で
身体を延ばす快感にめざめたのか。
それにしても、全裸で人と一緒に入浴する習慣がないはずなのだが・・・

スーパー銭湯は、遠出しなくても、
都会で温泉気分が味わえるのがいい。

15位 自動販売機・コンビニ

世界中で、自動販売機が町中に置かれているのは日本だけ。
外国ではホテルのロビーやショッピングモールなど屋内。
ところが、日本は、町にちょっとした隙間があれば、
自動販売機が置かれる。
日本にこれだけ自動販売機が多いのは、
もちろん、治安がいいから。
外国では、道端に自動販売機があったら、
一晩で壊され、中の商品とお金を奪われる。

それと、品物の豊富さ。
飲物だけでなく、アイスやパン、お菓子も売っている。
温かいうどんが出て来るものもある。
しかも、故障が少ない。

アメリカでもヨーロッパでも、お店が近くにないと、
水ひとつ簡単には買えない。
時間が遅く閉店している場合は、手に入れることは絶望的。
なのに、日本では、街角で買える。

当たり前で日本人は気付いていないのだが、
どれだけ便利な国なのか。

コンビニも便利そのもの。
近くにコンビニがある限り、
深夜でもたいていのものは手に入る。
電球も電池もアルコールもタバコもノートも。
ニューヨークでもロンドンでもパリでも、
こんなものが深夜に手に入る都市はない。

なお、コンビニのサンドイッチも世界一。
外国でサンドイッチを食べた人は、
パサパサしたパンと貧弱な具に驚いたことでしょう。
あんなもので満足しているのか不思議でなりません。

16位 立体駐車場

立体駐車場とは、
建築物や機械装置によって
駐車場を多層化または立体化した駐車場のことをいいます。
それは、価格の高い地代を節約するために
上に伸びたのですが、
外国人には、すごい新鮮に映るらしい。
しかも、コンピューター制御で
自分の車が出て来る仕掛けも驚く。

17位 ICカード

代表的なのが交通系カード。
外国では、電車の乗るのには、
チケットやコインを買わなければならない。
1週間使用可能のカードもありますが、
使い勝手が悪い。
目的駅までの料金を調べる必要もなく、
タッチ、タッチで精算できるのは、
ものすごく便利。
しかも、それで買い物もできる。

18位 ニッカポッカ・地下足袋

Knickerbockersは、膝下で締まるゆるい半ズボン。
裾が邪魔にならないので、狩りやゴルフなどで使われてきましたが、
日本では鳶の作業着として定着。
基本的にはひざ下まで丈があるゆったりとしたズボンのことを言い、
裾の部分を足袋の中に入れて着用します。
このスタイルが外国人にはカッコよく見えるらしい。
分からないものですね。

19位 神前挙式

神社で行われる日本古来の伝統的な挙式スタイル。
神職と巫女に導かれての入場、
御祓い、祝詞奏上、三々九度の盃、
誓詞奏上、玉串拝礼、巫女の舞
などが外国人の目には新鮮に映るらしい。
衣装・ 髪型も魅力的。

20位 マンガ喫茶

昔、喫茶店には、週刊マンガ雑誌が必ず置かれていました。
今は、不朽の名作から最新作まで、
コミック数万冊、雑誌常時100タイトル以上を品揃え。
その上、パソコンを使え、ゲームもでき、
個室、ペアルーム、
ドリンクバー、シャワー、バスルーム、食べ物があり、
宿泊が可能。
こんなの外国にはありません。


こうしてあげてみると、
日本独特に進化した様々な文化形態であると分かります。


危険な道路

2023年09月20日 23時00分00秒 | 様々な話題

日本の道路網は整備されていて、
舗装されていて、
土が出ている道路など稀ですが、
世界には危険な道路が沢山あります。
写真を見ると、笑ってしまうようなもの、
ホントかな、と思うようなものもあります。

ステルヴィオ峠(イタリア)

この峠は標高2700メートルで、
東アルプスで2番目に高い舗装された峠です。
180度のカーブが60か所あり、運転は困難。
谷との境目には、
低いコンクリートの障壁があるだけ。

メキシコ連邦高速道路1号線

ベニートフアレス半島横断ハイウェイとして知られています。
ベニート・フアレスとは、メキシコで最も尊敬される英雄の一人。
途中で頻繁に峠があり、特にここはそうです。


四川チベット高速道路(中国)

成都とチベットのラサまでの2142キロメートルを走行し、
15日程かかるといいます。
旅行中に気候が変化し、
雨が降ると道路が泥沼になってしまいます。

アトランティック・オーシャン・ロード(ノルウェー)

このルートはもともと20世紀初頭に鉄道として計画され、
計画変更により放棄されたものです。


道路に打ち寄せる巨大な波が行く手を阻みます。

マウンテンサイドロード

照明、手すり、警告標識はありません。
道路自体も十分に危険ですが、
羊やヤギの群れがいるとさらに危険になります。

天門山(中国) 

                                
天門山国立公園は、中国中南部の張家界市にあります。
ケーブルカーは全長7455メートル、
標高1279メートルを誇り、
「高山の旅客索道としては世界最長」です。

ロード13ヒーローズ(中国)

山奥の村が外界との連絡手段のため、
村長率いる地元の村民13人によって堀り進められ、
完成まで約5年の歳月を費やし
1977年に開通しました。
その13人の男たちに敬意を表して、
「13人の英雄の道」と呼ばれています。


高さ約5メートル、幅4メートル。
トンネルには35の窓があり、長さは約1250メートル。
かつては外の世界から切り離されていた小さな村に、
今では何千人もの観光客が訪れています。

江島大橋(日本)

鳥取県境港市と島根県松江市の江島とを結ぶ橋。
この橋の完成前は、
船が通るたびに7~8分橋が通行止めになり、
14t以上の車は橋を通れず遠回りをしなければならなかったので、
その不便を解消する為に造られたのがこの江島大橋。
この橋の完成により、
大型トレーラーや観光バスの移動時間短縮に繋がり、
大型船舶は橋の下を通過することができるようになりました。


全長1446メートル、
勾配は6.1%(島根県側)、5.1%(鳥取県側)
水面からの高さは44.7メートル。
「ジェットコースターブリッジ」と呼ばれています。
CMにも使われ、
「これはCGでは?」と疑われましたが、
正真正銘実在する橋。

スキッパーズキャニオンロード(ニュージーランド)

ニュージーランドで最も風光明媚なルートの1つである
スキッパーズロードからアクセスできます。
ここはかつては金の採掘で賑わっていました。

フェアリーメドウズ(パキスタン) 

                       
道路の名前は素敵ですが、
砂利道なので整備が悪く、
多くの人がこの道路で命を落としています。

ルクソールアルフルガダ通り(エジプト)


危険がありそうには見えませんが、
問題は夜。
山賊やテロリストが車を銃撃するので、
ライトを消したままに走るため、
死亡事故や正面衝突につながります。

ハルセマ・ハイウェイ(フィリピン)

ルソン島北部に位置し、
中央山脈のバギオからボントックまで。
最高点は海抜2200メートルに達し、
フィリピンで最も標高の高い高速道路となっています。

ナイジェリアの道路

こんな所にこんな道路が本当にあるのでしょうか。

どうもあやしい。

 


日本映画興行ランキング・その4

2023年09月08日 23時00分00秒 | 様々な話題

日本映画興行ランキングの歴史の続き。
本日は、1980年代の10年間です。

1981年(昭和56年)

1位  連合艦隊・・・・・・・・・・・  19.0億円
2位  ドラえもん のび太の宇宙開拓史  17.5億円
3位  典子は、今・・・・・・・・・・  14.6億円
4位  男はつらいよ 寅次郎かもめ歌   13.7億円
5位  男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎  13.1億円
6位  ブルージーンズメモリー・・・・  12.5億円
7位  駅/STATION・・・・・・・12.3億円
8位  さよなら銀河鉄道999アンドロメダ終着駅  11.3億円
9位  青春グラフィティ スニーカーぶるーす      11.0億円
10位  魔界転生・・・・・・・・・・・・10.1億円

1982年(昭和57年)

1位  セーラー服と機関銃・・・・・・23.0億円
2位  ハイティーン・ブギ・・・・・・18.0億円
3位  大日本帝国・・・・・・・・・・14.0億円
4位  機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編  12.9億円
5位  ドラえもん のび太の大魔境・・12.2億円
6位  男はつらいよ 寅次郎紙風船・・12.1億円
7位  鬼龍院花子の生涯・・・・・・・11.0億円
8位  グッドラックLOVE・・・・・10.5億円
9位  男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋  10.4億円
10位  1000年女王・・・・・・・・10.1億円

1983年(昭和58年)

1位  南極物語・・・・・・・・・・・56.0億円
2位  探偵物語・・・・・・・・・・・28.0億円
3位  汚れた英雄・・・・・・・・・・16.4億円
4位  男はつらいよ 花も嵐も・・・・15.4億円
5位  刑事物語2 りんごの詩・・・・12.0億円
6位  ウィーン物語 ジェミニ・YとS 11.0億円
7位  プロ野球を10倍楽しく見る方法  10.8億円
8位  幻魔大戦・・・・・・・・・・・10.6億円
9位  楢山節考・・・・・・・・・・・10.5億円
10位  伊賀野カバ丸・・・・・・・・・10.4億円

1984年(昭和59年)

1位  里見八犬伝・・・・・・・・・・・23.1億円
2位  愛情物語・・・・・・・・・・・・18.5億円
3位  ドラえもん のび太の魔界大冒険 17.0億円
4位  空海・・・・・・・・・・・・・・16.0億円
5位  男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎 12.5億円
6位  男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎  11.5億円
7位  五福星・・・・・・・・・・・・・  9.0億円
8位  キン肉マン・・・・・・・・・・・  8.3億円
9位  上海バンスキング・・・・・・・・  8.0億円
10位  刑事物語3 潮騒の詩・・・・・・  8.0億円

1985年(昭和60年)

1位  ビルマの竪琴・・・・・・・・・29.5億円
2位  ゴジラ・・・・・・・・・・・・17.0億円
3位  ・・・・・・・・・・・・・・16.0億円
4位  Wの悲劇・・・・・・・・・・・15.5億円
5位  男はつらいよ 寅次郎真実一路   12.7億円
6位  早春物語・・・・・・・・・・・12.5億円
7位  愛・旅立ち・・・・・・・・・・11.7億円
8位  男はつらいよ 寅次郎恋愛塾・・11.0億円
9位  TAN TANたぬき・・・・・11.0億円
10位  キン肉マン 逆襲!宇宙かくれ超人  10.7億円

1986年(昭和61年)

1位  子猫物語・・・・・・・・・・・54.0億円
2位  野蛮人のように・・・・・・・・14.5億円
3位  植村直己物語・・・・・・・・・13.5億円
4位  ドラえもん のび太と鉄人兵団  13.0億円
5位  キネマの天地・・・・・・・・・13.0億円
6位  ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎哀歌  11.5億円
7位  キャプテン翼 危うし!全日本Jr.10.7億円
8位  男はつらいよ 柴又より愛をこめて    10.5億円
9位  火宅の人・・・・・・・・・・・・・10.1億円
10位  キャバレー・・・・・・・・・・・・ 9.5億円

1987年(昭和62年)

1位  ハチ公物語・・・・・・・・・・19.5億円
2位  ドラえもん のび太と竜の騎士    15.0億円
3位  竹取物語・・・・・・・・・・・15.0億円
4位  男はつらいよ 知床慕情・・・・12.7億円
5位  マルサの女・・・・・・・・・・12.5億円
6位  次郎物語・・・・・・・・・・・12.5億円
7位  男はつらいよ 幸福の青い鳥・・10.3億円
8位  ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎行進曲  10.1億円
9位  紳士同盟・・・・・・・・・・・  9.5億円
10位  恋する女たち・・・・・・・・・  9.5億円

1988年(昭和63年)

1位  敦煌・・・・・・・・・・45.0億円
2位  優駿 ORACION・・18.0億円
3位  いこかもどろか・・・・・16.0億円
4位  あぶない刑事・・・・・・15.0億円
5位  ドラえもん のび太のパラレル西遊記  13.6億円
6位  マルサの女2・・・・・・13.0億円
7位  ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎狂騒曲  12.5億円
8位  マリリンに逢いたい・・・・11.0億円
9位  帝都物語・・・・・・・・・10.1億円
10位  男はつらいよ 寅次郎物語 10.1億円

1989年(平成元年)

1位  魔女の宅急便・・・・・・・・・21.5億円
2位  ドラえもん のび太の日本誕生 20.0億円
3位  オルゴール・・・・・・・・・・14.0億円
4位  利休・・・・・・・・・・・・・12.7億円
5位  男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日 12.5億円
6位  226・・・・・・・・・・・・・・11.5億円
7位  座頭市・・・・・・・・・・・・・・11.0億円
8位  …これから物語 少年たちのブルース  10.0億円
9位  丹波哲郎の大霊界 死んだらどうなる 9.0億円
10位  男はつらいよ 寅次郎心の旅路・・・・8.6億円

                                                      
1990年(平成2年)

1位  天と地と・・・・・・・・・・・・・50.5億円
2位  タスマニア物語・・・・・・・・・・25.2億円
3位  ドラえもん のび太とアニマル惑星・19.1億円
4位  稲村ジェーン・・・・・・・・・・・18.3億円
5位  男はつらいよ ぼくの伯父さん・・・14.1億円
6位  クライシス2050・・・・・・・・14.0億円
7位  オーロラの下で・・・・・・・・・・11.0億円
8位  ゴジラVSビオランテ・・・・・・・10.4億円
9位  あげまん・・・・・・・・・・・・・10.0億円
10位  ドラゴンボールZ この世で一番強いヤツ  9.5億円


続きは、また今度。

 


図書館本について

2023年09月04日 23時00分00秒 | 様々な話題

図書館がベストセラーを過剰に購入しないように、
ルール作りを──
国がそんな検討の場を今秋にも設けるという。
急減している書店の支援策として、
自民党の「街の本屋さんを元気にして、日本の文化を守る議員連盟」
が出した提言を受けたものだ。

文部科学省で開かれる会議には、
書店や出版の関係者、
図書館関係者らが参加。
公立図書館で同じタイトルの本を過剰に持つことの禁止や、
地元書店からの優先仕入れの推奨
新刊本の発売から購入までに一定の期間を空けること
などについて、ルール作りが必要かどうか議論する。

書店の経営は厳しさを増している。
業界団体・日本出版インフラセンターの調査によると、
全国の書店は1万1495店(2022年度)と、
10年前から約3割減った
地方だけでなく、都心部の有名書店や大型書店も相次いで閉店している。

出版文化産業振興財団(JPIC)の調査によると、
書店が一つもない「書店ゼロ」の市区町村は全国で26.2%。
「書店ゼロ」と「1店舗だけ」の自治体を合わせると、
45.4%もある。

書店の減少は、
人口減雑誌の売り上げの急減
ネット書店で本を買う人が増えたことなどが背景にある。

だが、ネット販売は、時代の流れであり、
ネットで申し込めば、
翌日には書籍が手元に届くシステムは
もはや変えようがない。
それに規制をかけるのは、
自由競争の抑制になるだろう。
業界の要請で市民の利便が損なわれるのは、
やはりおかしい。

むしろ、業界は、書店を守るというなら、
アマゾンに代わって、
ネットで書籍を購入するサイトを自ら立ち上げ
注文された本を地元の書店に届けさせるシステムを作ったらどうだろう。
それは書店の売上になる。
生花を申し込むと、
地元の花屋に宅配させるシステムがあるのだから、
出来ないことではあるまい。

もう一つの図書館の大量蔵書だが、
これは確かに問題はある。
本屋大賞受賞本が55冊も図書館に買われ、
貸し出されているのは、どうかと思う。
ある都内の図書館では、
待機が1800番などというのがあるそうだが、
20冊の在庫で、1冊平均1週間位で返却としても、
順番が回って来るのは、2年後だ。
これもどうかと思う。

私は年間100冊は本を読む読書人間だが、
ここ数年は、一冊も書店で購入していない。
自転車で5分とかからない近所に
市営の図書館の分館があるので、
そこから借りている。
新聞の書評欄で知った本をパソコンで予約しておけば、
忘れた頃に「用意できました」とメールが来るので、
受け取りにいけば済むので、便利だ。

それでも、実は、胸は痛む
図書館で貸し出される本からは、
1冊分の印税しか著者に支払われないからだ。
単行本の著者は、
売れてナンボの収入だ。
図書館で無料で貸し出されたのではたまらない。
図書館が同じ本を複数備える「複本」については、
以前から作家や出版社が「無料貸本屋化している」と指摘していた。
2015年には新潮社社長がベストセラーの複数購入を批判し、
17年には文芸春秋社長が文庫の貸し出し中止を訴えた。

と言いつつ、1800円の単行本を買って、読んで、
外れだった時のことを思うと、
そう簡単には購入するわけにはいかない。

ただ、ベストセラーの小説などは、
発売後6か月は図書館では貸し出せない
という仕組みは必要だと思っている。
待てない人は自分で買えばいいし、
待てる人は半年遅れで読めばいい。

その変わり、高価な学術書や写真集などは、
図書館で購入してくれなければ
出版元は困るだろうから、
半年の制限はつけない。
高額な書籍を買えない庶民は、
図書館で借りられるのは大変助かるからだ。

ビデオのレンタルでは、
貸し出し1回につき一定の額を発行者に還元する。
フィンランドでは、図書館で本を借りれば
著者に印税が入る仕組みがあるという。
日本でもそれを導入したらどうか。
ただし、借り手からはお金を取れない。
法律で公立図書館ではお金を取るのを禁止しているからだ。

著作権法には、このように書かれている。

(営利を目的としない上演等)
第38条
4 公表された著作物(映画の著作物を除く。)は、
営利を目的とせず、かつ、
その複製物の貸与を受ける者から料金を受けない場合には、
その複製物(映画の著作物において複製されている著作物にあつては、
当該映画の著作物の複製物を除く。)
の貸与により公衆に提供することができる。

図書館法第17条には
「公立図書館は、入館料その他
図書館資料の利用に対するいかなる対価をも徴収してはならない。」
とある。

貸り手から取れないのなら、
市町村の税金でまかなうしかない。
2022年の日本の図書館の貸出数合計は約6億冊。
1冊15円を著作者に支払うとして、
全国で総額100億も予算をつければ可能だ。
著者への還元だけでなく、出版社への還元も必要だから、
1冊20円くらいは必要かもしれない。
結局は市区町村税で支払われるわけで、
図書館を利用しない人には、
「おかしい。受益者負担ではないか」
と言われるかもしれないが、
それくらいは全体の文化の向上のため、認めるべきだろう。

 


処理水をめぐって

2023年08月31日 23時00分00秒 | 様々な話題

東京電力福島第一原子力発電所の処理水海洋放出を巡り、
中国からのいやがらせが続いている。
日本からの海産物の輸入禁止という中国政府の措置だけでなく、
中国在住の日本人や日本の施設への攻撃、
日本製品の不買運動、
更に、国際電話での日本への抗議、
と国をあげての反日キャンペーンだ。

福島第一原発の原子炉建屋では1号機から3号機の
溶け落ちた核燃料を冷やすための
注水と建屋への雨水や地下水の流入が続き、
1日140トンのペースで放射性物質を含む汚染水が発生。
この段階は、まさしく「汚染水」

この汚染水は専用の浄化設備に送られ
多核種除去設備(ALPS、アルプス) 吸着剤で
大半の放射性物質が取り除かれる。
これが「処理水」
各国の原発でも常に処理水は生成している。
水で原子炉を冷却する関係上、必要不可欠な過程だ。
ただ、セシウム、ストロンチウム、ヨウ素、コバルトなど、
ほとんどが除去できるが、
トリチウム(三重水素)という放射性物質だけは除去できない。
だが、トリチウムは毒性が弱いので、
世界中の原子力施設から、
各国の基準に基づいて希釈した上で、
日常的に放出されているのだ。

例えばカナダのブルース原発では1年間で1971兆ベクレル、
フランスのラ・アーグ再処理施設では
年間1京3700兆ベクレルが海中や大気中に放出されている。
中国も原発の処理水を海洋放出しているが、
その中のトリチウムの量は、
日本の6.5倍にものぼる。
年間の処理水の量を見ると、
中国の紅沿河原発が90兆ベクレル(2021年) 、
泰山第三原発が143兆ベクレル(2020年) 、
寧徳原発が102兆ベクレル(2021年) である。
韓国の月城原発からは液体、気体合わせて
約143兆ベクレル(2016年)ものトリチウムが
排出されている。
トリチウムを薄めて放出すれば安全であること、
今までも放出されていたことをお分かりいただけただろうか。

日本国内の原発では、
1リットル当たり6万ベクレルという
基準以下であることを確認した上で
海に放出している。
今回の日本の放出計画は年間22兆ベクレル。
ケタが違う上に、放出先は太平洋。
それが回り回って朝鮮半島や中国沿岸に届く頃には、
充分希釈されている。

福島原発の処理水は、約1000基の貯蔵タンクに保管されるが、
全容量は137万立方メートル。
2023年2月現在で、
既に132万立方メートルトまで埋まっており、
今年の夏~秋頃には満杯になるので、
今、海洋放出を開始したのだ。

放出にあたっては、トリチウムの濃度を
WHO(世界保健機関)が示す飲料水の基準で、
7分の1程度に薄めるようにしている。
そして、IAEA(国際原子力機関)の査察を経て、
処理水が人間や環境に与える影響は「無視できる程度」だとし、
処理水の海洋放出について
「科学的に妥当」という見解を受けている。
つまり、科学的には安全性が認められている。

なのに、中国と韓国の一部野党はこれを認めようとしない。
というか、認めたくない。
政争の具としたいからだ。
IAEAの科学的見解を無視するのだから、
お話にならない。

トリチウムの放射線は紙1枚も透過出来ないほど弱いこと、
体内に入ってもすぐに排出されること、
韓国含め世界中の原子力発現所から
日常的に自然界に放出されるなど
安全なことは一切触れられていない。
なにより、処理水のことを「汚染水」として報道している。
悪意があるとしか思えない。
自国の処理水については沈黙し、
日本のだけを非難しているのだ。

「説明が足りない」という批判もあるが、
外務省は、科学データに基づき、説明している。
しないはずがない。
要するに、「聞く耳を持たない」のだ。
又は、「理解したくない」。

水産物禁輸だけではなく、
中国・韓国では、塩の買い占めが行われているという。
しかし、中国で流通している塩は岩塩と湖塩がほとんどで、
海洋汚染の影響を受けないのだ。


まして、処理水が太平洋から黒潮に乗って北上し、
津軽海峡を通過して日本海に入り、
対馬海流に逆行して、
韓国・中国の沿岸まで到達すると仮定して、
その時間を考えれば、
今の時点で塩の買い占めに走る理由が分からない。
ほとんど笑い話だ。

福建省泉州市のガイドラインには
「泳いだり海に潜る時間をなるだけ短くしよう」
「野菜や果物、穀物の摂取量を増やすなど、
口に入れるものを多様化して汚染リスクを下げよう」
「雨に濡れないように注意し、
汚染エリアの天気予報や風向きをチェックしよう」
と、科学的根拠が疑わしい文言が並ぶ。
前述したように、海流を通じて中国沿岸に届くには時間がかかるし、
風に乗って放射能が中国に届くことなどありえない。
中国から日本には偏西風が吹いている。
それより黄砂やPM2.5の塵の方が問題だろう。

中国から日本人への電話で、
「汚染された水道水が出てくる可能性があるから飲まないほうがいい」
と、(善意の)アドバイスが入ったりしているという。
海洋流出と水道水にどんな関係があるというのか。
中国の科学教育はどうなっているのか。

あまりにも幼稚な反応に、
中国の民衆には、正確な処理水の情報が伝わっていないことが分かる。
政府とメディアが意図的に伝えていないからだ。
いや、歪曲報道の異常性が分かる。

処理水海洋流出は、
今後30年以上も続く話であり、
中国は、日本産の水産物の禁輸を
これから30年以上も続けるのであろうか。
輸入再開には理由がいる。
今更日本の処理水が安全とは言えないだろう。
つまり、30年間、禁輸は続く

日本の海産物を輸入するのは、
日本製品が良いからであり、
中国人が求めているからだろう。
それを拒絶するというなら、
日本製の質の高い海産物を
中国の民衆は口に出来ないということだ。
かわいそうに。

こうした中国政府の異常ともいえる過剰反応については、
不動産市況が悪く、失業率も高く、
中国の経済がガタガタなので、
中国政府は日本という仮想敵をつくることで
国民の不満をそらそうとしているのでは、
という指摘が定説になっている。

今回のことで、
「脱中国を」という冷静な声が沢山あるのはたのもしい。

○日本はこの機会に本気で脱中国に取り組むべきだと思います。
こんな非常識な国に依存している今の状態は極めて危険です。

○中国はリスクが高いので日本も脱中国の流れになってほしい。
中国へ進出など出店や工場や支社など、
いつどうなるか分からない。

○中国政府はもう落としどころを見つける手立てを失っており、
当面の間は禁輸政策は撤回しないでしょう。
数年は続くとみられ、日本食を扱う商社、メーカーは
事業の縮小、徹底を本気で検討すべきステージに入ったと思います。
中国人は、美味しくない自国の水産物を食べればいいですし、
そのおかげで日本産が適正価格で日本国内に流通するなら、
これほど喜ばしいことはありません。

○これを機会に毅然とした態度で中国離れを推進する
よい機会ではないでしょうか。
日本の各種メディア、マスコミこそ政府を批判するのではなく、
この恥ずべき中国と人民の行いを世界に大々的に報道をしたほうがよいのでは。

○中国進出企業よ。
こんな中国にいつまで未練たらしくしがみつくつもりだ。
中国の没落は既に始まっており、
恒大の破綻を口火にこれから巨大バブル崩壊で大変なことになる。
民衆の暴徒化が迫るなか、不満の吐口として
日本企業叩きが本格化するぞ。
株主からの突き上げが本格化する前に撤退の英断を下すのは今しかない。 

                                            中国からの観光客のキャンセルも相次いでいるという。
これについても、「歓迎」の声が多い。
観光地を傍若無人な中国人に「汚染」されるくらいなら、
来ないでくれた方がいい、
という意見が多いのだ。

科学的根拠を無視して、
しゃにむに反日に利用する中国政府と人民。
国際電話の料金をわざわざ負担して、
日本にいやがらせの電話をかける人々。
これだから、中国は嫌われることを
世界は理解するだろう。