食事の話をします。
私は、個人旅行の場合、
地元の人が行く店に行って、
地元の人が食べるものをいただくようにしています。
その方が安いし、探究にもなる。
そこで、まず、初日、ホテルに荷物を置いた後、
ホテル近くの↓ここへ。
ジョリビー(Jollibee)は、フィリピンのファーストフードチェーン店。
創業は1975年で、
あのマクドナルドもかなわないほど、
フィリピンの国中に浸透していて、
どこにでもあります。

古い2006年のデータで、
フィリピンに1287店、
フィリピン以外の諸外国に161店舗を構えています。
まだ日本には進出していません。
蜜蜂をイメージしたマスコット。

マクドナルドを超える人気を保持している理由は、
地元の食文化に根ざしたメニュー展開にあるといいます。

メニューはハンバーガーとフライドチキンがメインで、
それ以外にライスやスパゲッティなどを扱っています。
フィリピン人好みの甘い味付けや、
フライドチキンと主食であるご飯を添えたセットメニューが人気です。

そこで、一番人気のスパゲティとチキンのセットを注文。
219ペソ(590円)。

出て来たのが、これ。

赤いのは、トマトケチャップではなく、
バナナで作られた「バナナケチャップ」を使用しているため、
やや甘めの味付けです。
食べてみると・・・
ん?
何、これ。
おいしくない。
スパゲッティは細く、歯ごたえがなく、春雨のよう。
チキンはジューシーというより、
水っぽい。
これが一番人気?

日本のように、食後の皿などを
自分で片づける文化はないようです。
翌日の夕食は、
これも大きなチェーン店の中華。


暑いので、スープ麺ではなく、
やきそばを注文。95ペソ(260円)。
え?

まずい。
一番上に表示されているのだから、メインのメニューなのに。

ホテルの朝食。

ビュッフェではなく、
このメニューの中から選択。

これが、ソーセージセット。

ごはんは型で盛られ、
これが、おいしくない。
主食の米が、この炊き方?
日本人は世界で一番おいしいご飯を食べているのかもしれない。
懲りたので、翌日は米を避けてパンにしましたが、
これがパサパサのボソボソ。

飲み物と一緒でないと、飲み込めません。
ミンドロ島でのホテルの朝食のパンも
同じでしたから、

フィリピンでは、この食パンが標準らしい。

日本のやわらかい食パンを食べたら、何と言うのでしょうか。

他の日のホテルの朝食。

フロアが違い、いつもと違う感じ。

果物は追加料金。

結局、同じ。


なぜかコーヒーだけはうまかった。

食事がまずいという話を、
日本人ガイド(スモーキーマウンテンを案内してくれた、
在フィリピン10年の日本人ガイドのKさん) にしますと、
「フィリピン人の味覚は、アメリカ人並ですよ」
と、アメリカにとばっちり。
昼食に食べたケッタッキー・フライドチキンの

サンドに付いてきたのは、
生姜味のジュース。

シロップを加えて飲みます。160ペソ(430円)。
不思議な食感。
別の日、モールのちゃんとしたレストランで食べたレチョン。

豚の丸焼きをぶつ切りにしたもので、
皮と肉が合わさっておいしそう。
一事前調査で一番期待していた食べ物ですが、
こんなものが出て来ました。

とんかつ用の豚肉の切り身を
油で揚げたようです。
これが、硬い。
パサパサのボソボソで、
これも飲み物で流し込まないとと飲み込めません。

飲み物付きで550ペソ(1500円)。
最後に空港の制限区域のレストランで

食べたチキンのセットも、
パサパサのボソボソで、
やはり飲み物と一緒でないと飲み込めません。

でも、これがトップメニュー。
飲み物込みで410ペソ(1100円)。

どうやら、フィリピンの人は、
パサパサのボソボソに抵抗感はないようです。
ミンドロ島のレストランで食べた

海鮮の串焼き。

飲み物込みで420ペソ(1130円)。 これが今回の旅行で一番おいしかった。
ミンドロ島での夕食は町に出かけて、↓この店で、




チキンを。飲み物込みで105ペソ(280円)と、地元価格。

で、結局は、日本食。
PITXで食べた
丸亀うどん。


おにぎりと天ぷらと飲み物を付けて494ペソ(1330円)。

うどんは日本同様、太目で、
味は日本より濃い感じ。
そして、三越のフードコートで食べた
さぼてんのカツ丼。

やっぱりうまい。

飲み物込みで410ペソ(1110円)。
これは日本の味でした。
たとえば、外国人が日本の国民食の牛丼を「まずい」と言ったら、
不愉快になるように、
他の国の国民が喜んで食べているものを
けなすのは心苦しいですが、
「だし」という繊細なうま味で育った日本人の舌には、
合わなかったのがフィリピンのソウルフードでした。
帰国後、体重を測ったら、2kg減っていました。