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どの曲がり角
あるいは平原で見たのか
探り出そうとする
顔
そこを外すわけにはいかない
手を淵に向けて差し込もうとする
どこを開いても場面を超えて
影に段差はない
奥へと沈んでいこうとする
平面なので
動きはとれないのである
時間はどちらに向けても滑る
顔も音立てずに滑る
空は見ていながら知らぬ顔をする
訳はなかなか見えてこない
それゆえ一個の重石を選ぶ
忽ちにして底が抜けて道が見えなくなる
僅かな手がかりもおそらくはない
とうに消失していて
微笑ませるのは苦しい
顔
食い下がることを選ぶ
攪乱された言葉並べる
伝えたいことおそらくは山ほど
だがてっぺんだから見えるわけではない
辺りを長々と辿る
シンプルな一言など下る
白と黒の真ん中に
延々と浮かぶ
顔
from Six Poems No.12 2007
あるいは平原で見たのか
探り出そうとする
顔
そこを外すわけにはいかない
手を淵に向けて差し込もうとする
どこを開いても場面を超えて
影に段差はない
奥へと沈んでいこうとする
平面なので
動きはとれないのである
時間はどちらに向けても滑る
顔も音立てずに滑る
空は見ていながら知らぬ顔をする
訳はなかなか見えてこない
それゆえ一個の重石を選ぶ
忽ちにして底が抜けて道が見えなくなる
僅かな手がかりもおそらくはない
とうに消失していて
微笑ませるのは苦しい
顔
食い下がることを選ぶ
攪乱された言葉並べる
伝えたいことおそらくは山ほど
だがてっぺんだから見えるわけではない
辺りを長々と辿る
シンプルな一言など下る
白と黒の真ん中に
延々と浮かぶ
顔
from Six Poems No.12 2007