月のmailbox

詩或いは雑記等/小林貞秋発信。

2010-01-05 22:11:25 | Weblog
「銀の鏡だって感覚をもっていたら、みがかれれば痛いと感ずるだろう。だけどつるつるに、ぴかぴかになってしまえば、鏡はそれに映るすべての像を、なんの苦痛も感じずに、激昂することもなく、反射するんだね」

           from グスタフ・マイリンク「ゴーレム」(1915)今村孝訳



こうした言葉が、甦ってくる。なぜにこれらの言葉に魅惑され、引き寄せられるのか。ある境地から、永久に届かない場にいつづける宿命を、感じるからかもしれませんね。憧れ、などという思いも、抱くからでしょうか。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 詩-Space  真ん丸のかなた... | トップ | 詩-Space  ある夜明け »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事