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あの時の、いけない手。同じこの手が、あの時にずうっと先まで伸びで、あの因果なボタンなどを押していなければ、何事も起きなかったのに。行く川の流れは、淀みなく淡々と流れていたはずであるのにね。彼も、おそらくはそうしたパターンが好き。そこに思わぬ展開などが紛れ込み、自分の運命を振り回すというようなこと、望んでいたわけはないでしょう? んん? あのお方が、そのような愚かしいことを? などと思われるのはね、プライドが許さないだろうし、だいたいがそうした状況になると、この時とばかりに当の者を責め立ててくる者、過剰に増えだしたりするわけでして、それに晒される。表向きはね、どこ吹く風、泰然たる姿勢を装いたいところでしょうが、場合によりけりで。この場合はどうしても、恥じ入る様子なども見せないことには? そもそも、なにが彼をしてそのような行為へと向かわせたのか。その実の事情も知りたいところながら、なんだか、哀しい。さみしい事態。何故ならば、ワタシは、当の人について抱いていた印象、悪いものではなかったわけでしてね。花見日和の今日、桜の樹の下などを通りながら、なんということなく思ったりなどしていたものです。いま、その人の心の中を占めているもの、どのようなことなんだろうな。経験豊か。そうした年齢に至っている人にして、いま思うこと。