Addicted To Who Or What?

引っ越しました~
by lotusruby

冬の夜の気ままなDVD(10) ~「美術館の隣の動物園」~

2006-02-18 00:57:23 | K-Movie Notes
(image source: tour2korea)

シム・ウナの代表作「美術館の隣の動物園」(監督:イ・ジョンヒャン)。
映画を観ているという感じがしない、むしろ小説  を読んでいるようなロマンチックストーリー。演技者のオーバーリアクションがどこにもなくて、ごくごく自然な流れでストーリーが展開するため、インパクトには欠けるのだけど、個人的には好きな作品

[あらすじ]
結婚式ビデオのカメラマンのチュニ(シム・ウナ)は、結婚式でよく会う国会議員の補佐官ソ・インゴン(アン・ソンギ)に片思い。そのチュニの部屋に、チョルス(イ・ソンジェ)が軍休暇を取って恋人タヘを訪ねて来る。タヘの心はすでにチョルスから離れており、すでにその部屋から引っ越していたことを知らなかった。タヘの心を取り戻すことに意欲を燃やすチョルスは、チュニの代わりに滞った家賃を払ったことから、その部屋に居座り、2人の奇妙な10日間の同居が始まる。
チュニは、映画のシナリオを書いているが、チョルスがそれを手伝うことになる。シナリオの主人公はお互いが心に思う、インゴンとタヘ。さて、シナリオのエンディングはどうなるのか・・・


恋人に振られた男と片思いの女が、劇中劇となるシナリオ製作という共同作業を通して、お互いの心に微妙な変化が生まれていく過程が、丁寧かつ自然に描かれている
シム・ウナの役どころは、掃除も料理もできない、だらしない女性なのだけど、彼女の上品さがそんなところも許してしまうようだ。この作品では、「韓国映画史上、もっとも愛らしいキャラクター」と評されたとか。わかるような気がする
監督イ・ジョンヒャンは女性、脚本も彼女自身が手がけたもの。シム・ウナが、チュニ役を演じるにあたり、「チュニは監督自身」と語っているように、監督自身のキャラクターを投影させたものらしい(インタビューより)。

イ・ソンジェはどこかで観たことあると思ったら、「氷雨」 に出演していた。ソン・スンホンとキム・ハヌルを取り合う登山家の役で、すごくインパクトがあったわけではないけど、この作品同様、オーバーなリアクションがなく、苦悩を抱える表情が淡々としていて、ちょい渋目の演技が光っていた  と思う。

舞台となった美術館&動物園は、ソウル大公園にあり、映画のとおり散策ができるそうだ。



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2 コメント

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嬉しいわ、ピクピクしてくれて・・・ (lotusruby)
2006-02-19 23:09:58
haru さん、ピクピク&TB、コマウォヨ



私はまずこの映画にアン・ソンギssi、よく出演したなぁと思いましたよ。

この作品の女性プロデューサが彼のファンで、出演を口説き落としたらしいけど。

haru さんが感想に書いているように、私も、シム・ウナが惚れるには、年齢的にバランスが・・・って気になったのだけどね。アン・ソンギじゃ、成熟しすぎてるじゃない・・・

でも、そんなアンバランスなところが、この作品のスパイスになってたりしてるのかなぁと・・・

セリフがほとんどない劇中劇でも、やっぱり存在感あって不思議な方ですよね~



また遊びに来てくださーい  
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また、反応してしまう・・。 (haru)
2006-02-18 11:25:01
lotusrubyさん、こんにちは~

このところ、lotusrubyさんの映画ネタにピクピク反応してしまいます。

これ、可愛かったですよね。

これを見た頃はアン・ソンギ氏に対して否定的だったんですけど最近好感度大なので

また、印象が違うかもしれないわ。

私の感想はTBさせていただくので良かったら読んでみてください。
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